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【恋愛】005 表の顔と裏の顔
表と裏。
人には、皆、表と裏がある。
裏の顔は、普段は見せてくれない。
逆にリアルで会って、関係が深まってきたなと感じてきたら、
さらに相手に嫌われたくないという思いから、
裏の顔は余計に表に出せなくなり、偽りの自分を演じる事になるかもしれない。
実際は、関係が深まったと錯覚しているだけで、
本来の自分を出し切れていない時点で、関係など深まっておらず、
二人の関係は、ファンタジーなのかもしれない。
本当に相手との関係を深めたいと思うのなら、
自分が寂しさを感じないようにしたいと思うのなら、
自分が不安を感じないようにしたいと思うのなら、
お互いが相手の裏の顔を理解する必要があると思う。
裏の顔こそ、その人の真実の姿であり、
そこには、人に言いたくない、人に言えない本当の姿がある。
そこには、苦しくて辛い過去が詰まっているかもしれない。
もう傷つくことができないくらい傷ついた心を感じられるかもしれない。
裏の顔を一つ一つ、ゆっくりで良いから、お互いが出し合えて、
お互いが相手の想いを受け入れられたのなら、
とても心地よい二人の時間が流れて、信頼関係が増し、
その二人の結びつきは、とても強いものになるだろう。
そのためには、お互いが相手の話しを否定せずに最後まで聞けて、
お互いが相手の過去を紐解き、お互いが相手を過去へ導ける必要があるのかもしれない。
自分を出し合える関係がどれだけ心地良いかが理解出来るはずである。
この状態になって、はじめてお互いが、お互いに甘えられるのではないだろうか。
甘えられるというのは、相手に心を委ねられることだと思うので、
このような関係になれない限り、甘えるなんて難しいのではないだろうか。
甘えられないわ、と女性はよく口にするが、そもそも自分が相手に心を開けていないことがほとんどで、
心を許せない自分に、自分自身が目を向けていないだけではないだろうか。
傷つきたくないばかりに、都合よく相手のせいにしていないだろうか。
相手が自分の言うことを聞いてくれる、というのが、相手に甘えていることにはならないだろう。
人の表の顔には、裏への顔に通じる糸が垂らされていると思っている。
だから、深く知りたいと思えた相手なら、その糸を僕は一生懸命に探す。
しかし、相手は深入りされたくないと感じたのなら、その糸を垂らしてはくれないだろう。
逆に、糸が垂されているからといって、気持ちもないのに糸をたぐりよせてしまうと、
とても気不味い関係になってしまうこともあるかもしれない。
糸をたぐりよせるからには、それなりの相手への想いがないと、
最終的に、二人は傷つくだけかもしれない。
僕は、いつも思う。
人間関係って、微妙で、難しくて、悩まされるけど、
実は、とてもシンプルなんだと思う。
それを難解にしているのは、自分自身だったりする。
そう、
頭で考えるのではなく、自分の心で感じられたことが全て。。。
それ以上でも、それ以下でもない。。。
真実は、そこにある。