【恋愛】001 執着する女
自分の心が満たされない恋愛をしていると、相手に執着するようになる。
こんな事を書いている僕も、昔、一人の女性とお付き合いをしていて、自分の心が満たされない恋愛だったために、約1年半くらい執着していた事がある。
今となっては若き日の良い想い出であり、笑える想い出でもある。
笑って語れるくらいになれたのは、彼女とお付き合いして色々な事に気が付けたからだと思っている。
今では、感謝してもしきれない気持ちでいっぱいだ。
相手に自分が執着している時というのは、実は、ありのままの相手に惹かれている訳ではない。
むしろ、そんな相手のままでは耐えられないわ!と思っているものだ。
だから、悩み苦しみ、毎日を晴れない気分で過ごす事になってしまう。
じゃ、自分は何に惹かれているのか?
それは、自分が勝手に理想化した彼を作り上げ、その理想化した彼に恋焦がれているだけなんだと思う。
いつか、愛をたくさん感じさせてくれる彼になってほしい!いや、なってくれる!
という自分の欲望が裏に隠れている。
我慢して相手に合わせ、いつか彼は変わってくれるかも。。。
そう信じている、いや、変わってくれた後の彼に恋焦がれている。
いつか、いつか。。。
もう、ここまでくると、彼に譲れないところまで譲っているし、我慢して無理して相手に合わせても変わってくれない彼に怒りさえ感じているはずだ。
これだけしてきたんだから、これだけ日にちをかけてきたんだから、このまま黙ってなんて引き下がれない、そんな気持ちが強くなっていくのかもしれない。
実は、この怒りの蓄積が執着の始まりだと思っている。
それ以外に、就職先、外見、年収等々の彼にブランドがあれば、尚更のこと執着は激化していく。
このサイクルにハマると人はなかなか抜け出せない。
自分は、これだけの事をして、これだけ彼を愛しているのよ!
と、この執着が愛だと思い始める。
ありのままの彼を受け入れられない時点で、すでにそこには愛は芽生えない。
相手に変わる事を望み始めたら、尚更、愛など芽生えるわけがない。
そう、
相手と過去は変えられない!
自分と未来は変えられる!
相手が変わる事を望むのではなく、変わるのは自分だということ学ぶ必要があるのかもしれない。
執着から脱出するための第一歩は、自分の気持ちを自分自身が認めてあげること。
彼に執着している自分、
彼に囚われの身となっている自分、
彼の言動に一喜一憂している自分、
そんな自分をバカだなと思うのではなく、全て、それでいいんだよ自分!
と自分自身が言ってあげられること。
これが自分を認め、自分を可愛がり、自分を大切にするという事なんだと思う。
素直にそう思えるようになれたら、気持ちは嫌でも変わっていく。
恋愛は、自分を大切にして、はじめて学べる事が出てくるものだ。
そして、身近な人に彼の事を話せる相手がいることもかなりのプラスになる。
執着の世界にいても何も良い事はない。
自分を大切にして、執着の世界から脱出しようぜ!!
君の前には、晴れ晴れとした本当の愛に満ちた世界があるはずだ!!
その先のステージへ行こうぜ!!