【恋愛】008 心の闇に苦しむ女
世の中、不平等、極まりない。
育ってきた環境は、誰一人として同じではない。
皆、違うからこそ平等ではない。
人生を歩んでいく上で、この育ってきた環境が、その人にどれほどの影響を与えることか。
その人の中に築きあげられた価値観、自信、愛、悲しみ、怒り、不安、等々。
これらは、育ってきた環境が大きく影響している。
子供である以上、何の選択権もなく生きていくためには、その環境に従う事しかなかったはずだ。
本当の自分を知られたら誰からも好きになってもらえない、
自分が何を求め、何がしたいのかもわからない、
自分は生きている価値などない、誰からも必要とされない、
人を好きになるってどういう事なんだろう、愛ってなんだろう、
周囲にトラブルが発生すると、自分が悪かったと思ってしまう、
こんな想いが自分の中にある女性もいるのではないだろうか。
こんな状態にさせた源は。。。
いくら頑張っても自分を認めてもらえなかった過去にある。
いくら頑張っても認めてもらえない自分。
自分の想いを話したら全てを否定され自分自身が傷ついていく。
でも、やっぱり認めてもらいたい。
そして、また頑張る。今度こそは。。。
そんな期待は、はかなくも裏切られ、さらに自分自身が傷ついていく。
これ以上、傷つけられないくらいに傷ついているのに、
認めてもらいたいという願望が消えることはない。
だから、自分の想いを封印してでも認めてもらうために、また、頑張ってしまう。
いつまでも晴れない自分の心
いつまでも満たされない自分の心
自分では一生懸命に頑張っているのに。
こんな事を繰り返していくうちに
『自分の内面に、全く自信がもてない自分』
が確立されてしまう。
自分の内面を隠し本来の自分を出せずに心に仮面を被ったまま、もう一人の自分を演じきっていく事になる。
それは、時間を共にする相手を選ぶ際にも影響を及ぼしていく。
素敵な男性が現れても自分の内面に自信が持てずに、その出会いをも自ら断ち切っていく。
一方、自分の想いを封印してまで認めてもらいたい人の価値観にあわせていく自分がいる。
これは、いつしか自分の想いとは無関係に自分の価値観として変貌を遂げていく事になる。
自分の想いや自分の経験が反映されずに自分の中に築きあげられた価値観は、
自分が認めてほしいと思っている人(自分の親が多い)の価値観と凄い似ているはずだ。
それは、自分の心を封印して築きあげられた価値観であるため、
その価値観を守るために自分の心を出せなくさせていく。
こんな状況になると、ふっと、私、一生懸命に頑張っているのに、
なぜ、私は満たされないの?
なぜ、こんなに寂しくて悲しいの?
なぜ、私は理由もなく涙が出てくるの?
私のこの涙は何?
こんな事で想い悩む事もあるだろう。
いくら頑張っても晴れない自分の心
いくら頑張っても満たされない自分の心
もう生きていくことさえも、辛くて苦しくて耐えられなくて。
求めているものはとても純粋なもの。
人から認めてもらいたい。
人から受け入れてもらいたい。
人から愛してもらいたい。
こんな状況から脱出しなくてはいけない。
自分の想いを封印したままで心満たされる日など来ない。
まず、自分の心で感じられた事は世間体や常識では悪いとされる事であっても自分自身が受け入れてあげるべきだ。
心で感じられたら事に良い悪いはない。
そう感じてしまうのだから仕方のない事だ。
自分でどうにか出来るものでもない。
そこを自分自身が否定してしまったのなら、
自分自身が裏切ってしまったのなら、
自分の心を守れる人がいなくなってしまう。
心で感じられたら事が君自身そのもの。
それが君らしさに繋がり、いつの日か君にしかない魅力になる。
今の状況から脱出するためには、自分が悪くないと実感できる事が必要なはずだ。
そう
君のせいではない。
そうさせられてしまったんだ!!
もう自分の過去は振り返りたくないのかもしれない。
でも、辛くて耐え難いかもしれないけれど振り返ろうよ、自分の過去を!!
自分が悪くないと実感する必要がある。
諦めないで自分自身を取り返さなくては。
まだ遅くはない!!
取り返して自分の人生を自分のために歩もうぜ!!
人を不幸にするもの、
そう、それは、『否定』
相手を否定する前に、
自分自身の心を否定しちゃいけない!!
自分自身の想いを否定しちゃいけない!!
自分自身を守れるのは自分自身なんだから。。。