思い出す人がいる夜は愛おしいもの

めずらしく、2日連続で晩酌をした。
明日の本番への練習もあるけど、先月までは控えていたので自分でも驚き。

秋だからか、最近は離れたご縁とか思い出す人が多々いる。
離れたくなかった人や、離れて良かった人や、結構長い間離れたくて最終的にご縁が切れた人とか。
絶対ロスにならないと思っていた人のことも、ふと振り返って「あの人ならこうしてたかもな、こういうところはできる人だったもんな」と初めて思い返したりした。

どんな人間関係にも自分の視点次第で気づきや学びがある。
だからって辛いことも良い思い出、となんでも良くとらえるのはそれなりの経験と鍛錬が必要だ。
自分に余裕がある時だからこそ、あの時できなかった感謝とか振り返りができたりするものだ。

その時はしんどいし辛いし、明日なんて無理と思うのだけど。
今日は音信不通の彼のことを夜歩きながら思い出していた。
一度振った後にも連絡をしてきて、私が家族の事情で気落ちしていた時だったから愚痴聞きでも良いからと誘ってきてくれた。
祖母のリモート面会があるから待たせる時間があるよと言っても、それでも構わないと言ってくれた。
すごく優しい人だったから、離れる時に嫌になったことを言えなかったんだろうな。普通にさようならが言えない残念な人ってだけなんだけども。

でも、たった数か月でも一緒にいられたことは、元彼ぶりに心の拠り所にさせてもらえたことはありがたいことだったなと思う。
もうＬＩＮＥの通知を気にすることはないと思っていたのに、人生分からないものだ。

ほんの少しでも、思い出して愛おしくなる時間をくれてありがとう。
離れてしまったご縁にも最近はそんな風に思う余裕が出てきたみたい。

私も誰かにとって、あの人との出会いがあって良かったと思われるような人になっていたらいいな、なれるといいな。

良い感じのほろ酔いで寝てしまおう。おやすみ。