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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その32)

8月8日

朝食を済ませて昨日のバイク屋、、、名前が読めねぇ
に向かう

11時ごろバイク屋に到着
扉が開いていたので、勝手に奥に入っていって、ガブリエルの作業場に行き挨拶
すると彼はバイク屋の主人が今日は来ていると言う
あらら
まぁそれならそれでオイルを買うから、自分で作業をさせてほしいことを頼むだけ

ちょっとしてバイク屋の主人が戻ってきたようだ
彼の名はドラゴンと言うらしい
かっこいいじゃないか
どこかの革命家?
長身スリムで話し方は柔らかく落ち着いている
挨拶をして自分の要望を伝える
ハイグレードなオイルは必要ないので、そこそこのオイルを2リッター位売ってくれと言うと彼の持っているオイルは15w40で1ℓ25レフ
値段はそんなもんだよな
その値段で買うことを決めて、オイルパンを貸してくれと言うと用意してくれた
どころかてきぱきと作業を進める
あれ?
作業は自分でやるって言ったの?伝わらなかったかな?
サクサク作業を進めて、自分が手を出す隙がない
仕方なく横で補助しながら、オイルとフィルターの交換を済ませた
しかし問題発生
オイルフィルターの蓋からの漏れが止まらない
転倒したりして、ステーが歪んだエグゾーストパイプとオイルフィルターの蓋が干渉してその部分が凹んでしまっていたのだがそのせいか納豆、きつく締めても漏れてしまうようだ
しかしドラゴンはその蓋に合うように柔らかい金属でワッシャー状の物を手早く作ってくれて、それで漏れは止まった
良かった
いろいろしてもらって、これは作業代も払わなければいけないのかなあと心配したが彼が受け取ったのがオイル代の50レフだけだった
感謝🥹
どうやら去年から続いている幸運な出会いは未だに終わっていないいようだ

そこに客が1人やってきた
体格の良い男で、手や足にタトゥーの入ったフーリガンのような風貌
職業はタトゥーアーティストらしく、手足どころか、体中タトゥーだらけだった
彼はバレンティーノ
話すと気の良い性格のようで自分のバイクを見て、インドから来たのかとしきりに感心していた
彼が乗ってきたのは、SUZUKIのアメリカンの800
SUZUKIだからマグナ?
だっけ?
最近のバイクはようわからん
彼はこの店で、もう1台のカスタムバイクを7500€掛けて作っている最中のようで、ベースはスティード

オイルとフィルターの交換が終わって残るはスピードメーターが動かない原因を見つけて部品交換と前輪のベアリング交換
今度は自分でやるから工具だけ貸してと言っても、やはりドラゴンは手伝ってくれるというかメインで作業を進めてくれる
自分がやったのは、前輪を外すことだけ
トホホ
やっぱり本職にはかなわないなぁ

ドラゴンにほとんど作業をやってもらってしまったので、時間は短く済んで14時に終わった
コーヒーを飲んで雑談をした後、バレンティーノに自分はバーを持っているから、ビールを飲みに来ないかと誘われて、しっぽ振ってついていくことに
ドラゴンに明日、出発前に挨拶をするために立ち寄るので居るかどうか尋ねたが、残念ながら明日は用事があって店にはいないと言う
なので、助けてもらったことへの感謝を伝え
別れを済ませる
店を後にし、バレンティーノと彼の店に向かった

彼の店はソフィアの市内の本当に中心部にあり、そこで生ビールをご馳走になった
彼はブルガリア人かと思っていたが、よく聞くとロシア人で、家族はロシアに住んでいて、1人だけブルガリアに住んで店をやっているらしい
仕事はタトゥー屋を経営しながら、バーはスタッフに任せているらしい
しばし歓談
彼のブルガリアでの生活や、本国ロシアの戦争の話、日本の話などを交え3時間ちかくお邪魔してしまった
ついでに店のWi-Fiを使って動画をダウンロードさせて貰う
ありがとうございました

17時を過ぎたのでそろそろお暇しよう
バレンティーノと再会を約束して別れ帰る途中に、また昨日のショッピングモールに寄って、両替と買い物
生肉売り場で気になっていた味付けのバーベキュー用の豚バラ肉とロースを買ってキャンプ地に戻る
今日もまた22時ごろまで焚き火を楽しんで就寝

今回幸運にも良いバイク屋に当たったようです
とりあえずドラゴンとガブリエルの店を紹介しておきます
Сервиз за мотоциклети Motorcycle Workshop Ilievmoto.bg ИЛИЕВ МОТО
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Promishlena zona Hladilnika, Srebarna St 28-30, 1407 Sofia, ブルガリア

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