バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その23)
8月2日
9時半出発
20分位でBllatë の国境到着
こじんまりとした国境で、入り口の横にレストランや何かのオフィスがあって確認してみると、そこが保険の代理店だった
そこでグリーンカードを作れないか確認してみたが、やはりアルバニア登録の車両でないとグリーンカードは発行できないらしい
やはり保険の条件が変わったようだ
仕方ない
10:00
タバコを一服して、意を決して出国手続きに向かう
何か言われたときの心の準備はできているが、なんとあっさりと何も言われずに、出国手続きが終わりカスタムチェックもなくそのまま行っていいようだ
何か余計な文句をつけられないうちに、マケドニア側のイミングレに向かおうとはやる心を抑えながらエンジンをかけスタートする
マケドニア側の国境のBlatoは700m離れた場所にあって、そこまでノーヘルで走り先客の出国手続きの車が1台いるだけでその後ろに着けて自分の番が来るのを待つ
自分の番が来て書類を渡し北マケドニアの入国手続きをする
係官は書類を軽くチェックした後、グリーンカードは無いのかと聞いてきたのでないと答え、マケドニア側の保険屋で保険に入るつもりだと伝えると早口で2週間で60ユーロだ、今から保険屋を呼ぶからバイクを端に寄せて待っていろと言う指示
???
ちょっと要領を得ないが、自分にとってあまり喜ばしい状況では無いに違いない
20分ほど待たされた後に、1台の乗用車が到着して自分に向かって手招きをしている
その人物のところまで行くとやはりそれは保険屋で、1枚のペラ紙の保険証書らしきものを渡してきて60€だと言う
保険証書には50€との金額が書いてあるが、+ 10€は出張代だと言う
やはり自分のような貧乏旅行者には、あまり嬉しくないシステムだった
とりあえず期間は2週間と言う
それほど滞在するつもりはないが文句を言っても始まらない
次回この辺を訪れることがある場合は、ネットで購入できるグリーンカードをあらかじめ取得してから来ることにしようと心に決める
保険証を見せて、入国手続きは完了
国境から最寄りの街 Debar は小さな湖のほとりにある街で6km 走って到着
街の中心部の両替所で余ったアルバニアレクを両替
通貨換算アプリで確認したが、両替率は悪く無い
今回、トルコのATMで10,000円を引き出すのに1500円の手数料が取られていた時は頭の血管がブチ切れそうになったが、最近キャッシングの手数料がどんどん高騰しているので、陸路で移動する旅行ならば、現地通過のあまりを気にするのではなく、ある程度まとめて引き出して国境を越えたら現地通貨同士で両替して行った方が断然割安な気がする
まぁ、国と地域にもよるけど、、、
軽く街を散策し、スーパーマーケットで物価を軽くチェック
物価はアルバニアとそれほど変わらないかな?マケドニアの方がなんか少し安く感じる
桃を買って出発
食料品も買おうかと迷ったが、キャンプする場所の近くで買えばいいだろうと思った
しかしこの時買い込んでおけばよかったと後悔することになる
今日のキャンプ、予定地はDebarから45km北東にあるMavrovo Lake
最初はDebar Lakeで止まってもいいかなと考えていたが、湖を見てみると、両岸とも高低差が激しくキャンプするスペースが見つけづらそうだったので、先へ進んでMavrovo Lake でキャンプすることにする
湖には1時間半ほどで到着
さて、マーケットを探し、食料品を買い込んで水を確保してキャンプ地探し、、、、
水場は発見して水は確保でき、湖を半周した湖の東岸にキャンプに良さそうな場所も発見出来た
が、マーケットが見つからない😥
いくつか集落はあるが、そこにあるのは、一軒二軒のレストランかホテル、ペンション
その他は地元民の民家しか見当たらない
湖を4分の3周したところでようやくスキー場の駐車場にある小さなマーケットを発見できた
湖の1番南端にあるスキー場とリゾートホテルの周辺が、この湖の中で1番賑わっている場所のようだ
マーケットで冷えた飲み物を買ってキャンプ地に戻る
ここは地元民や観光客のピクニックするための場所のようで、人が多い
でも夕方までには皆帰って静かになるだろう
まだ時間は15時で日が高いので暑い
テントを張って荷物を渡した後に湖水浴でもしようと湖岸に降りていくと、何やら既視感が
あれれ?
湖岸の水が被る高さの岩が皆白く変色している
もしかして?
去年のヴァン湖と同じ強アルカリ水質の湖なの?
、、、、、、
また、iPhoneの指紋認証ができなくなってしまったら困るので湖水浴は中止して、木陰にコットを持っていって昼寝に変更
本日の走行距離80キロ
国境越えがあったとは言え、走ってないなぁ
長距離を走れない体になってしまっているのかも?
いやいや、そもそも走る距離を稼ぐことが目的の旅じゃ無い
のんびりいいよね
走行距離は走るのに慣れたら徐々に伸びてくるだろう