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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その40)
8月15日
8時半出発
一路イスタンブール方面へ
一度スタンドで給油してルートD020を走りイスタンブール郊外のHavalimanı Istanbul Airport 横を走る
空港の周りはこんな辺鄙なところだったのか
インドからここに到着したのが1ヵ月近く前だと思うと不思議だ
もうそんなに立ってしまったんだなぁ
ひっきりなしに飛行機が着陸しているので、写真を撮ろうと思ったらちょうどいいタイミングでいつもトラックに邪魔される
イスタンブールを走り抜けるのは苦労した
市内は自動車専用道路が網の目のように整備されていて土地柄急な坂が多く、立体的な交差だらけ
立体交差に加え、いろいろ並走している道があって、ナビが使い物にならない
ジャンクションの接続に失敗して一旦下道に降りてみるが元のルートに戻ることが難しい
人口も多いので交通量も多く加えて案内標識の土地の名前もほぼほぼわからないので海峡を渡る大橋が見えているのにそこにたどり着けない
途中からナビを無視して感で走るようにしたら橋を渡ることができた
本当はイスタンブールの中心部など走りたくないのだが市内を迂回するルートは皆有料道路になっているようで、ナビでルート検索すると市内のほうに行くように指示が出る
くっそ〜
抜け目ねぇなぁトルコ人
2時間ほどかかってようやく市街地を抜け、くねくねした山道を北東へ
とりあえずŞile を目指して、そこから黒海に沿って行けるところまで行こう
Ağvaを過ぎてD020を走っていると、道端にたくさんのテントのようなものが見えて、近づくと、それらは木材やシートなどを利用して雨だけはしのげるように作った難民キャンプだった
かなりな期間、ここで使われているように見える
人影は見えないが、何台かの車はテントの横に停まっている
アフガン人のキャンプかな?
2019年にトルコを出たときに、市内観光をしていた際に公園で野宿しているアフガン人を結構見かけた
そこから少し北に上がり、17時ごろ黒海に面したビーチに出た
そこはBağırganlıという名前の村でビーチを1キロほど過ぎたところに景色の良い岩礁が見えて、一旦停車してあたりを散歩してみるとなかなか良い場所だ
さらにそこから数キロ進んだところに小さなビーチがあって、水場もあるらしいので、そこに向かおうと発車させてすぐに後輪がぐにゃぐにゃと蛇行し始めた
ありゃ〜!
パンクだ😭
ふう
毎日何かしか起こって、ネタかと思われるかもしれないが現実なんですよね
困ったもんだ
もう今日は移動できないのでここに泊まることにする
まずいかと思ったが荷物を積んだままテントを張るのに良さそうな場所まで移動
後輪を見てみると、あ〜タイヤが完全にリムから外れてしまっていて自分の持っているおもちゃのようなコンプレッサーでは空気が入れられないかもしれない
まだ日が落ちるまで時間はあるが修理を明日に持ちこそう
無理は禁物
無理をすると体調を崩したりするし長期旅行者のポリシーとして
1日にする仕事は1つ
明日できる事は今日やらない、、、だ!😤
とりあえず、直近の問題は水の確保
近くにある民家に水をもらいに行く
住民が庭にいたので声をかける
そこに居たおじさんに事情を説明して水をもらった
ついでに、冷えた水の入ったペットボトルももらえて感謝
あと、この近くでパンクを修理する店はないか調べてもらえることになった
明日の11時にまた会う約束をして別れる
野営の準備が済んで一汗かいた
一昨日あたりからシャワーを浴びたくて、どこか良い場所がないか探していたが見つからず我慢していた
最後にシャワーを浴びて体を洗ったのは4日前
テントの横にコットを置いて、沈んでいく太陽を眺めながら涼んでいると口笛か何かが聞こえる
自分が呼ばれたような気がして先程の家の方を見るとさっきのおじさんが手を振っている
なので、またその家に行ってみると夕食を一緒に食べないかと誘われた
ぜひもなし
日が落ちる前、19時からご主人アリフさんと奥さんのミヒィルバンさんと3人で夕食を取った
しばらくサンドイッチ的なものしか食べていなかったので、ミヒィルバンさんの作ったトルコの家庭料理は大変美味しかった
トルコ人は野菜を料理するのが上手で、いろんな野菜を使って作る料理は日本人にとっても嬉しい
図々しくも食後にシャワーを使わせてもらえないか尋ねると残念ながらこの別荘では浴室が使えないらしく近くのビーチでシャワーが浴びれるとの事なのでそちらに行くことにする
ビーチに行って見つけたシャワーは個室で浴びるタイプではなく、オープンタイプのシャワー
海パンを持ってきていなかったので、パンツ一丁でシャワーを浴びた
満腹になりシャワーを浴びてさっぱりした
幸せな気分で就寝
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本日の走行距離241km