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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その24)

8月3日 (その1)

明け方、寒さで目が覚める
夏らしく日中から夕方ににかけては暑いので夕食を取った後、パンイチか良くてTシャツを着てそのまま寝てしまうのも悪かったのだが内陸に入った影響か深夜から朝にかけてかなり肌寒いところまで気温が下がる
昨日泊まったMavrovo Lakeは標高1250m
にあるので、寒くなるのも納得できるが、一昨日は標高450mなのにやはり寒かった
気を抜いてると、また風邪をひきそうだ

こんにちは
生まれ変わった海外ツーリングライダーのヨシです
今日からは頑張って走るぞ!
そのためには、朝早く出発することが大事だね
湖畔でキャンプしたのに、朝露などで濡れることもなく、それほど手間もかからずに出発できる
8時半出発
昨日立ち寄った水場で冷えたうまい水を飲んで、顔やメガネなどを洗ってこれから向かうルートを地図でチェックする
ところで昨日は書かなかったのだが、昨日水を汲むためにここに立ち寄った時にピクニックに来ていた地元民の人の良そうなおじさんに小ぶりのメロンをもらった
挨拶をしてどこから来たのか聞かれたので、日本からだと言うと嬉しそうで、ビニール袋に入れたメロンを持ってきて渡してくれた
一期一会での優しさに触れると嬉しくなる
だが、そのメロンはその後のキャンプ地探しの途中で袋が破けて落としてなくしてしまった
とても残念に思っていたらその後、湖の南端までマーケット探しに行って帰ってきたときに3人組の子供たちが拾ってくれていたようで、それを渡すためにわざわざ持ってきてくれた
その子供たちは宿営場所でのテント張るのに、良いポイントを調べるため走り回っているときにすれ違った子供たちだった
自分が戻ってきたのを、バイクの音を聞いて気がついて来てくれたのだろう
ありがたい
小学校の高学年位の女の子、2人に低学年の男の子1人の3人兄弟
彼らが車に乗って帰っていくときに、大きく手を振って別れを告げた
20年以上前にコソボに行く際に通過しただけのマケドニア
特に何かイメージに残る国ではなかったが、今回出会う人たちは穏やかで親切な人たちが多く、なんとなくこの国が好きになりそうだ

湖を後にして川沿いの山岳道路を走る
顔に当たる朝の風が涼しくて気持ちが良い
山岳地帯を抜けて幹線道路A2に合流する少し手前のあたりから渋滞
これから自分が向かう北に登る車線が渋滞している
バイクの特権で止まっている車を横目に走り、渋滞の先頭まで1キロほど走ると原因は事故だった
単独の事故の様でレッカー車が大破した1台の車を積み込む作業をしている
作業は終わりかけのようでバイクぐらいなら横をすり抜けさせてもらえるかどうか前に出て、警官に行っていいかどうかゼスチャーをする
もう車を通して良いタイミングだったようで行っていいと許可が出た
逆の車線の渋滞は2キロほど続いていた

MapsMeによると幹線道路のA2は最初に通り掛かる街から有料になるようでそこから降りて、ローカル道路を走らなくてはならない
そうか
マケドニアもギリシャ方式なのか予算の厳しい貧乏ライダーには辛い国の様だ
また高速道路の脇を並走する狭い貧乏人用のオケラ街道を走らなければならない
去年走ったギリシャでは主要な都市と都市の間を直線でつなぐ有料の高速道路はとても効率よく走ることができるが、20km〜とか場所によって様々だが短いところは10kmもないような間隔で料金所が現れそのたびに距離によっての金額、0.5€〜2€払わなければならず、心臓に悪い
でも、下道で走ると向かう方向の途中に点在する小さな町や村を立ち寄りながらジグザグに進まなければならず、道も細く常に地図で確認しながら走らないといけない
時間と余計にかかる燃料費のことを考えれば、有料道路を通った方が絶対に賢いのだが旅の面白みは無くなってしまうのが悩みの種

話は変わるが数年前からお世話になっている地図アプリのMapsMeは去年から?急に有料登録をしろと、うるさく表示されるようになってしまった
ダウンロードして使うオフラインマップも無料だと制限されるようになり急に使いづらくなった
最近ネットを検索してみた情報だと、どうもMapsMeを運営している会社が韓国系企業に買収されたらしく、そのために有料化を進めているらしい
便利だったので、使えなくなると困る
何か代替えのアプリで良いものがないのかな?

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