コーカサスから中東へのバイク旅行 (その17)
2023年8月9日
あー痛い
手首が痛い
でも今日は出発だ。これ以上ここにいたら金がなくなる
この村にはATMもなければ昨日有効期限が切れたSIMカードを延長する携帯ショップもない。
朝からパッキングをしていると、昨日一緒に酒を飲んだナイジェルがやってきた
自分がキャンプしているサイトのちょっと上側のとこで、他のサイクリスト達とキャンプをしたらしい
少し話をしてまたどこかで会おうと挨拶し別れる
そんなこったろうと思った
彼と入れ違いに見覚えのある人影がこちらに向かってくる
ヤンだ
ここから氷河を見に行って、その足ででトレッキングルートを通って山越してメスティア向かうそうだ
自分もこれから氷河に向かうつもり
パッキングも終わり、氷河に向かう
その道のりは全面未舗装だが、それほど状況は悪くない
しかし左手の状況は悪い
痛みで掌だけでクラッチが切れない
なので、指をカギ状に固定して腕全体でクラッチを引っ張る
その間右も同じようにテンションをかけないとハンドルが曲がってしまうので、両手でハンドルを引っ張るような感じでクラッチを切る
舗装路でやるなら問題はないが、未舗装路で凹凸を避けながらやるのはちょっとコツがいる
最初は危なかったが少しずつ慣れて、何とかぎくしゃくしながらも走行可能
途中数カ所川渡りのポイントがあった
いつもなら、鼻歌交じりで超えられる川渡だけれども、今はちょっと戦闘力が激落してるので油断は禁物
注意して渡り何とか全てクリア
到着した氷河はやはり予想通り大して綺麗でもなく一応ノルマはこなしたと言う満足感で終わり
表面に積もった空気中のほこりや溶けて浮き出てきた汚れ等が目立ってきれいとは言い難い
夏の盛りに見る氷河なんてこんなもんです
翻ってメスティアを目指す
ウシュグリを通り過ぎそこから20キロほど工事中の埃だらけの道を走ってその後はコンクリートの舗装に変わる
結構急なアップダウンを走り抜けようやくメスティア到着 12:00
とりあえず現金を作るためにバンクオブジョージアに行き、現金を引き出す
その後SIMカードを復活させるために、周りの現地人に聞いて、ポストオフィスへ
ここメスティアでもMagtiのショップは無いようだ
ポストオフィスでトップアップしたい旨を告げ手続きをしようとするも、有効1週間でインターネット無制限の通話付きのプランしかないと言う
値段は9GEL
1週間はいいとして無制限はいらないなぁ
ちょっとMagtiのサイトを確認してもらえますか?
1ヵ月有効1 GBを5GELっていうのがあるはずなんだけど
しかし、ポストオフィスのお姉さんは無いの一点張り
契約プランて地域差があるのかしら?
とりあえず、SIMカードのトップアップを諦めて、目星をつけておいた安宿に向かう
メスティアで最安値の宿 Svan land 1泊15GEL 評価も高い
敷地内でキャンプもできて一泊10GELらしい
予約なしだけど、飛び込みで交渉して泊まることに
いろいろあって疲れているので、今日はベッドで寝たい
明日はキャンプにしよう
荷物を解いているときに話しかけてきたキャンプで止まっているドイツ人、チャリダーカップル
いろいろBikeの話をしていると、そこに同じエンフィールドのヒマラヤンのライダーが到着
彼もドイツ人で同じ宿でエンフィールド乗りに会うのは初めて
ちょっと嬉しい