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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その90)

2023/10/25  (その2)

ドライバーアリーと一緒に空港に向かう
彼はイスラム教徒なのに、お酒が好きという不届き者だ
以前は兵隊だったらしいが、そんなことを全く感じさせないほどにのんびりした雰囲気の若者
空港に行く途中で、酒屋に寄ってくれて、ビールを飲みながら空港へ向かう
彼は陽気な性格で音楽を流したり、自分で歌を歌ったりして、それは楽しい一時だった
途中でファーストフードの店にも寄ってくれて食事を済ませ、空港には17時過ぎに到着
アリーと別れてあるビルと同じように、小さな建物で航空券とパスポートをチェックされ、その後マイクロバスに乗ってターミナルへ
スレイマニアのターミナルはアルビルと違って、少しこじんまりとしていながらも綺麗で洗練されていた
前回の失敗を踏まえ、今回は失敗しないように慎重に行動しよう
到着してすぐにカスタムの職員に事情を説明し、何か問題になるかどうか確認をする
すると、イミグレーションを管轄する窓口に連れて行ってくれて、そこの職員に説明し、また別のオフィスへ
そこで、責任者らしき人とイミグレーションの職員が少し話をして、すぐに私の搭乗がOKになった
待つ間にターミナルを探検
軽食が取れるカフェがあって、値段を見てみると、空港にしては、割とリーズナブルな料金設定
free Wi-Fiが飛んでいるがスピードチェックしてみると、ほぼ使い物にならないものだった

時間まで待ち、チェックインをして、フライト 飛行時間も40分位なので飛び去ってすぐに軽食が配られる
食後のホットドリンクの配られる時間もなくすぐ着陸態勢に入って、窓から外を見ると、バグダッド近郊の街の光がもう見えている
予想以上に大きな街
着陸も無事済んでバスでターミナルへ
入国審査の列ができているが、審査のカウンターはほぼイラク人向けで、外国人向けのカウンターは2つだけ
その列に並ぶ外国人は10人に満たなく、すぐに自分の番が来てパスポートを差し出すとパスポートを確認した後、お前はそっちで待っていろと指示されそちらを見ると、入国審査の行われるホールの角のほうに十数人ほど固まって椅子に座っている集団が居た
周囲を見ても特に到着ビザVOAの発給場所を示す看板や表示等はなかったが、言われた通りここで待ってればいいのだろう
1時間近く待たされた後、担当の職員がやってきた
皆が休んでいる場所の近くにあるデスクで持っていた人たちが手続きを済ませていく
自分も到着ビザの申請用紙を記入し、最後の頃にパスポートを提出して待つ
ここもfree Wi-Fi ザあるが、スピードチェックしてみると、ダウンロードもアップロードも0 MBのゴミのようなWi-Fi

2時間待たされてビザのシールを貼られたパスポートが返却される
これでようやく本家イラクに入れるビザを手に入れることができた
でもまだ手続きは終わっていない
職員を呼び止めて、自分のオートバイ持ち込みの手続きはどこに行けばいいのか聞くと、書類をチラッとと見た後に手続きの必要はないと言う
そうなの?
確かに、中東旅行のフォーラムで旅行中チェックポストで車両の書類を検査される事は無いと言うような報告もあったり、自分が今までここに来るまでに検査された事は無い
1度だけ書類を持っているかどうか口頭で聞かれて持っていると答えて、それで済んでいる
出国も特に問題があったという旅行者の報告も見た事は無い
て事は、前回アルビルから書類を持たずに、そのまま飛んできても問題なかったわけだ
、、、なにそれ(呆)
そうスか
無駄金を使って意味のない回り道をしていたわけスか?
やってらんねーっスよ

入国審査を済ませて、アライバルホールに出る
タバコを吸うために外に出ようとして直前に気がつき、出口の横にいた職員に確認すると、やはり一旦ターミナルから外に出てしまうと、搭乗手続きが始まる時間までターミナルに戻れなくなるようだ
この手の治安のよろしくない国の空港はそうなっていて、セキュリティーの問題で自由にで入りすることができない
危ない危ない
早朝のフライト時間まで外で待ちぼうけを食うところだった
喫煙室の場所を聞いて、1本吸った後暇つぶしにターミナルの中を散歩
プラプラしているとちょっといかつい職員に声をかけたで、自分は早朝6時のフライトで待っていると言うと、それまで空港内の礼拝所で寝て待てばいいと教えてくれた
それほど広くないターミナルの探索を終えて、絨毯の敷き詰められた礼拝所へ
先にそこで休んでいた3人ほどの旅行者と一緒に仮眠をとってフライトの時間を待つ

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