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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その26)

8月4日 (その1)

昨日の夜から天気が悪く、斑らな雨雲が断続的に雨を降らせていていたがそれが朝になっても止まない
雨量は大した事もなくすぐに止む感じだった
テントを張った場所が西側に向かって開けた崖の裾だったので朝日が当たる時間も遅くなる
今日は出発が遅くなりそうだ

時間は9時を過ぎて雨は止んでいたが、テントは濡れたまま
乾くのをオートバイの整備をすることにした
昨日の投稿には書き忘れていたが、マーケットの庇の下で雨宿りをしている時に気がついたオイル漏れ
短い停車時間の間に漏れる量としてはなかなかの勢い
いつから漏れていたのだろうか?
場所は一目瞭然で、シートの下に設置されたキャッチタンクの辺りから漏れているよう
エンジンオイルのゲージを確認して見るとかなり減っている
ダニエルのキャンプ場を出発するときには、ゲージの上限いっぱいに入っていたはずなのに、今確認したら下限まで減っている
危なかった

キャッチタンクを取り外して蓋を開けてみると、中にオイルはほぼ入っていなかったが、
タンクの底に水と混ざって乳化したエンジンオイルがヘドロのように溜まっている
タンクとその周辺が派手にオイルで汚れているので走行中かなりの勢いでオイルが供給されているはずだがなんで漏れるようになったのか原因が不明だ
そういえば、去年オイルを交換したときにクランクケース右側のタイミングカバーの下にあるオイルフィルターの交換をしていなかったことを思い出した
フィルターが汚れ過ぎてオイルの循環が悪くなっていて、その反動でキャッチタンクのほうにオイルが必要以上に排出されているのかもしれない
というか2000年の頃の古いエンフィールドには設置されていないこのキャッチタンク
どういう効果のために取り付けられているのか自分は理解っていない
キャッチタンクとはクランクケース、プライマリーケース、タイミングギアカバー、更に右のサイドボックスにまでゴムをホースで繋がっている
何のために?
クランクケース内のピストンの上下動の圧力を逃す為?
オイル循環と冷却の補助?
謎が深まる🤔
とりあえず外して各部をチェックしてみたがなぜ漏れていなかったのに急に漏れだしたのか原因がわからない
仕方ないので、タンクをクリーニングしてまた組みつける
出来るだけ早いうちにオイルとオイルフィルターの交換をしよう

正午前に作業が終わり、コーヒーを沸かして少し休憩を取る
天気も良くなっていてもう雨の心配はなさそうなのでゆるゆると撤収準備を始める

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