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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その22)

8月1日

今日こそ出発するぞ
5時起きでまったりしながら、朝食を済ませてパッキング
昨日一旦パッキングしたことで、今日はかなりスムーズ
8時半に出発。準備が終わって、バイクごとカフェに移動
冷蔵庫に入れて冷やしておいてもらった昨日の残りのスイカを食べ、ネットチェックしYouTubeの動画をダウンロード
出発前に現金を作っておくために一昨日キャッシングした支払いを繰り上げ返済しようかとカード会社に電話するが、15分以上待ってもつながらないので諦める
とりあえずやる事は全部済んだのでダニエルに別れの挨拶
今まで色々と助けてもらった感謝の言葉を伝え、ハグして別れを済ませる
本当にありがとう
また、何年後かにアルバニアを訪れることがあったらまた来ます
9:50キャンプ場を後にして走り出す
ようやくというかついにというか、とうとう去年の続きを再スタートすることができた
とりあえず目標はマケドニア国境付近まで
距離はキャンプ場から120kmほど
方向的には東に向かう
アルバニアの道路は主要幹線道路こそまともだが、そこから外れると途端に道路状況が悪くなる
去年南のギリシャからキャンプ場まで走ったが、ショートカットしようとして、ローカルな道に入ったらかなり苦労した
これから走ろうとする道はどうかはわからないが、まぁ走り始めのリハビリには、ちょうど良い距離なのかもしれない
なんにせよ何もトラブルがないといいけど、、、

なんて思っていたら、トラブルはすぐ起きた
Shënkoll から幹線道路に出て、一度ティラナ方面に進むのだが、2km 進んだ川を越える陸橋の途中で ガン!ザザー!
何かと思ってバックミラーで確認すると荷物が落ちている
やっちまった😱
急いでUターンして戻って荷物を拾う
相続者が止まって落ちた荷物を拾ってくれていた
ありがとうございます😞
怒った事は一目瞭然
小さめの荷物を括りつけておいたフック付きネットが外れて荷物が落ちてしまった
去年も、このプラスチックのフックを信用してブーツをなくしたのに、懲りずに同じ失敗をしてしまった
それに、フックが外れても荷物がすぐに落ちないように、保険のゴムひもを取っ手などに通して置かなかったのもダメな点だ
落ちた。防水バックは特に表からはダメージは見受けられない
中に入っているものは大体柔らかいものだから、、、硬いの入ってたわ
バッタモンのピコグリル
後で確認しなければ
あと、今回買ってきたばかりのウォータージャグの底に近い側面のシェルが割れて破片がどっかに飛んでいる
こいつは痛い
はぁぁ
やっちゃったもんはしょうがない
やはり走り始めにはトラブルはつきものですね

その後は特に問題なく順調
山道の路面が荒れていたの以外は、問題なく、途中から道が広くきれいになって走りやすい
順調すぎて、昼過ぎには国境に着きそうな勢いだが出国を急ぐこともないだろう
国境の近くでキャンプして、明日の朝余裕を持って国境を超えた方が良い
燃料がリザーブになったので、最寄りのBulqizë のスタンドで10€分給油、5、5ℓ
念のため、ポリタンクにも5€分燃料を入れて貰う
アルバニアのガソリン価格は1ℓ  178レク=¥295
ギリシャの価格も同じだった
早くトルコまで戻らないと破産する

スタンドからちょっと走ったところで、ちょうどいいひと休みできるポイントを発見
木陰に椅子が設置してある
急いで町まで戻って冷えた飲み物を購入して戻り、そこで少し長めの休憩をとる
何かの石像が立ててあるが、歴史上の偉人だろうか?
よく見ると、道路脇に水が出ている
飲んでみると、冷えててうまい
ここから国境までもうあと20キロほどなので、途中でキャンプ地を探せるようにここで水を汲んでいこう

国境の近い所で幹線道路を外れて、川沿いに北上
途中の集落で、パンとソーセージを買い込んで、キャンプ地探し
川辺の良い場所を発見し、まだ16時前だが今日はそこで宿営を決める
初日の走行距離は、110km
久しぶりの運転にいささかぎくしゃくした感じのドライブだった
何とかヒヤリとする場面もあったが、勘は2、 3日で戻るだろうから心配はしていない
荷物を解いて、テントを立てた後、そこそこきれいに見える川で水浴び
夕方、ソーセージを茹でて、パンとチーズで夕食
パンはハンバーガーのバンズのような形だが、超巨大でずっしり重く食べてみるとジョージアで食べていた目玉の形をした塩パンと味はほぼ同じでうまい
柔らかくてもっちり、ほのかに塩味が効いていてパンだけでそのままずっと食べられそう
ただ、値段はこちらの方が3倍以上高いけどね
ジョージアのパン¥56
アルバニアのパン¥197
イスラムの国アルバニアは腐ってもヨーロッパ圏に入ってるからしょうがない
ソーセージは、量り売りで売っている少し赤黒いものを買ったらトルコでよく食べたイスラム教徒御用達の豚肉を使わないソーセージだった
牛肉と鶏肉のミックスかな?
ハーブが効いていて、味わい的にはなんちゃってサラミ
サラミと違って柔らかいけど

標高は500メートルほどで川沿いだからか日が落ちてからは気温が急に下がって少し肌寒い
明日は、国境越え
ダニエル情報だとバイクを持ち込んでから半年以上経過しているので、罰金を請求されるかもしれないが何とかうまく躱したい
そうそう、国境近くの保険屋でグリーンカードが作れないかチェックしなければ
保険屋はすんなり見つかるかな?
何やら先行き不安な感じになってきたが半年ぶり、久々のブッシュキャンプはなんか落ち着きますな〜
アルバニアの地酒ラキ飲んで寝よう

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