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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その60)

9月7日

今日はどこにも行かないで、飲んだくれたり日記をまとめたり、ウッドストーブの使い方の研究に費やしましたです
ハイ

夕方から天気が崩れて、雨が降ったりやんだり

9月8日

朝からせっせと出発準備
テントの近くの小川で煤で汚れた鍋や網などの食器を洗う
ウッドストーブの燃料に木の枝を使うと結構な煤が鍋に付着する
まるでタールのようなねっとりとした煤で冷えて乾くとガチガチに固まるので普通の食器洗い用のスポンジで洗っても落ちない
スチールたわしで洗剤をつけてゴシゴシ洗い落とす
2018年にインドのラダックを旅行した時は市場で適当に見繕ってもので、ウッドストーブを自作して使ってみた
しかしラダックに入った途端、燃料にする木がほとんどない&やっと見つけた(誰かの敷地で栽培してるなんらかの木)枯れ枝も完全に乾燥していないためか火付きが悪く、火力が上がって調理すると鍋の底や横にべっとりと粘り気のある煤がこびりつくので、洗うのが面倒
それでもキャンプした場所に水場があれば洗えるので良いとして水場がなければ、そのまま汚れた鍋をビニール袋で包んで運搬しなければならず、扱いが面倒で嫌になった
なので、結局例に到着した後廃棄して、インド人たちが使うコンパクトながらそれほど軽量ではないポンプがついてる灯油ストーブを購入してその後旅行に使っていた
その時は燃料に使った木の枝が悪くてそれだけ煤がついたのかと思っていたが、ウッドストーブで調理すれば、多かれ少なかれ同じような状況になることがわかった
勉強になります😃
という事は、これから寒い場所でのキャンプも多くなりそうなので、キャンピング、ガスのストーブだけでは無理なのでウッドストーブも状況に合わせて木の枝や角を使い分けて使っていってみよう
上手く使えばカートリッジのガスの残量を心配することも無く、燃料コストが安く低温時にも問題なく使用できるはず
でも気がつくと、なんとなく文化レベルがどんどん下がっていってるような気が、、、いや、気のせいだよね?

10時半に出発
もう1組ドイツ人、キャンパーのトビアスと奥さん?に別れの挨拶
あまりしゃべることもなかったが、彼らはこれからインドを目指すそうなので苦労はするだろうが頑張って欲しい
3泊したアラガツ山のキャンプ地を出発
今日の目的地というか、移動先はAparan Reservoir
アラガツ山の東に有るダム湖のほとりでキャンプ地から40km
途中で買い物
そろそろタバコ用のペーパーがなくなりそうなので探しているがどこにも売っていない
アルメニアはタバコが安く普通のシガレットを買っても、1箱200円から300円ほどなのでシガレットに切り替えようかどうか悩み中
湖の南端に到着
そこから時計逆回りに東側の湖畔に行こうと思ったが、ゲートが閉まっていて通れない
守衛も居る
何か通れなさそうなので西側でキャンプできそうな場所を探す
未舗装の農道を湖畔沿い走って探すが良い場所が見つからない
iOverhearderで湖の西側のキャンプポイントをチェックしてそこに行こうとするとまたゲートがあり通れない
湖の南半分はだめなようだ
自分がいる反対側の北寄りの湖畔は、ピクニック客らしき車が何台も止まっているので、北側から回って東側に行くことにする

2カ所ほど小川を川越えして走っていると、木陰でピクニックをしているらしき男たちがこいこいと手招きをしている
ん?この俺様を手招きで呼びつけるとは、ずいぶん太い奴らだが、こういう時は素直に誘いに乗る事にしている
つまんない用事だったらはっ倒すからな

何か用か?
ーまぁ座って食ってけ
む?そうか、じゃあいただくか
ーコレも飲め
ん?ウォッカか、いいな
ゴクゴグ
プハー!

ちょっと!ちょっと!おっさん何散弾銃なんか持ち出して?
ー俺らハンターだから
そ、そっか(汗)いきなり追い剥ぎに会ったかと思ったよ

そんな感じで思いもかけず昼飯をご馳走になって、彼らはまだこれから猟をすると言うのでお礼を言ってその場を去る
別れ際に余った野菜やらチーズやらを持たせてくれた
ありがとうございました
できれば次回は買い物をする前にあなた達達と出会える様おながいしやす

途中の幹線道路の水場で水を補給
国土が小コーカサス山脈で成り立っている国だと言うこともあるがアルメニアの水は相変わらずうまい
そういえば、今回訪れたバルカンの国々もだが、都市部でも大体水道水を普通にそのまま飲めるレベルだ
昔のイメージだと水道水が飲めるのは日本位で外国では沸かさないと水道の水は飲めないと言うイメージはあったが、近年浄水技術が進歩して多くの国の水道水も飲めるようになってきているのかもしれない
知らんけど

いろいろ荷物が増えながらも湖の東側に回り込み、途中から未舗装路を4kmほど走って古い朽ち果てたアルメニア正教の教会跡に到着
人気もなく2 、3日滞在するのに良さそうな場所でキャンプをここですることに決める
日曜日のこともあって、何組かピクニック客が来ていたが静かで良い場所だ
夕方、風が止んで無風になる
昨日までキャンプをしていたアラガツ山は黒い雲に覆われている
多分また雨が降っているだろう
今いる場所は標高1800メートルほどなので気温もまだ暖かい
今日は昼食も食べたので、特に腹が空いておらず、酒を飲んでつまみを食べて終わり

本日の走行距離61km

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