コーカサスから中東へのバイク旅行 (その59)
2023/9/26
今日は快晴、でもまだ風は強い
スマホをチェックしていてトゥルクテレコムのアプリで残りの通信量を確認していたら何かプレゼントマークがある
適当に押していたら国内通話250分無料のプレゼントをもらったようだ
いらね〜
そういえば、昨日は腹の調子が悪かった
水を節約するために、野菜も洗わずに調理していたのが悪かったのかな?
度重なる湖水浴で肌が白っぽくカサカサしてきた
服もそろそろ洗濯したいし、今の自分には真水がふんだんに使える場所でのキャンプが必要
と言う訳で今日は移動する
西のDiyarbakirに行くか、南東のイラン、イラクとトルコの国境が重なるHakkâri方面に向かうか迷った末にHakkâri に向かうことに決めた
Diyarbakir は住民の大半がクルド人で昔訪れたことがあるのだが、雰囲気が独特で面白かった
ぜひ今回も立ち寄れたらいいなと思っていたのだが、また別の機会にする
ただ、ここから立ち去る前にVan市内のVan砦を観光してからHakkâri に向かう
9時半に出発し、市内に入る手前のスタンドで給油
バイクのタンクの他に、予備で持ち運んでいるポリタンクにへガソリンを入れておきたかったのだが、スタンドの店員に断られ諦める
トルコではスタンドで給油する際に、IDチェックがあったり、外国人だとナンバープレートを控えられたりする
テロ対策なのか結構厳しい法律があるようだ
ただ、それを守っているのも都市部だけで、田舎のスタンドでは入れてくれたりする
ポリタンクへの給油はそちらですることにして、諦めて出発しようとすると、そこにドイツ人親子の二台のBMWが給油に入って来た
給油そっちのけで店員を待たせて少しの間談笑
ごめんね店員さん
2人にグッドラックと挨拶を交わして出発
Mapsme で位置を確認してVan砦に向かう
6分で到着
マップではどこが砦の入り口か判別できなかったが、行ってみればわかるだろうと思ったらここだと言う場所が中々見つからない
明らかに閉まっているゲートや公園の入り口らしきゲート
反対側まで回ると、モスクが立っているだけの空き地で、明らかにこちら側は入り口じゃなさそう
と言う事は、消去法で砦の東側にある公園から入場することに決め、駐車場にバイクを止めて、プロテクター類を外しブーツをサンダルに履き替えた
結構大きい砦なので結構時間がかかりそうだし、暑くなりそうだもんね
公園を突っ切って、砦の麓にたどり着くもネットフェンスが貼られていて入り口が見当たらない
その辺を歩いている。現地人にフォートの入り口はどこだと聞くと、そっちだと指さされた方向にネットフェンスが1枚外されてあるり人が通れるようになっている場所があった
怪しいなと思いつつ、そのネットの空いている場所から入ると崩れかけた砦の麓に何とか人が登っていけるようなルートがある
これはどう考えても正規の入場方法ではないなと思いながら、他にも現地の人たちはそこから入っているのでまぁいいかと思い、そのまま砦を登る
途中、どのルートが安全かをチェックしているときにクルド人親子が話しかけてきた
父親がワイセル、息子がオクタイ
片言の英語を話す親父さん、少し先の細い優しそうな感じの息子さん
別の街から観光で訪れたらしい
彼らと別に申し合わせたわけではないが、同じようなペースで登っていく
時折この崖の下に住居があるよとか見所を教えてくれたりする
どうやら気を遣ってそれとなく案内してくれているようだ
東側から入って西側にどんどん登っていく
時には、ひやっとするような場所や人の手を借りなければ超えられないよな背丈よりも高い壁を越えたり道程はなかなかハード
何か子供の頃の探検をしている時のワクワク感を思い出す
振り返るとVanの市街が一望できる景観が素晴らしい
頂上に到着して一休み
その後、親子と写真を撮影して別れた
西側の砦からは、きれいな山道がふもとまで整備されているので、その道を通って降りると来たときに見た閉鎖されたゲートの場所に出た
ゲートの横に料金所的な小屋があるが、今は使われていない
ゲートはやはり施錠されている
周りはフェンスで囲まれていて、道路に出られないので、フェンス沿いに東側に向かって歩いていくと墓地に突き当たり道路との角がフェンスがなくなっていて、そこから道路に出られるようになっている
やはり、正式の入り口は、砦の西側の閉まったゲートの場所で今は人の立ち入りを禁止にしているが観光客や地元民は気にしないで出入りしているようだ
バイクを停めた駐車場に戻り、出発の支度を整えるともう13時
砦見物に3時間も居たのか
だけど楽しかったし、いい運動になった
支度を整えてVan の町を出発
郊外のスタンドでポリタンクとバイクに給油をし、ついでに水を補充した
Van の東50kmにあるダム湖の上流の川沿いに良い場所を発見して、そこでキャンプ