コーカサスから中東へのバイク旅行 (その109)
2023/11/7
ハミットさん一家に見送られて9時に出発
ハミットさんには本当にお世話になった
また近い内に訪れることを心に誓う
天気は快晴で気温も20度ちょっとで快適
バグダッドまでは110km
途中のファルージャで、以前雨宿りさせてもらったバイク屋の横を通り過ぎるが閉まっている
もし店長がいたら挨拶しておこうと思ったが、残念
ファルージャを越え、フリーウェイ1号線との交差点をオールドファルージャウェイを選択
そちらに進む
自分のレトロなバイクは高速を走るよりもローカルな道の方が走っていて楽しいのです😀
バグダッドまでの道のりhey数カ所のチェックポストを通過したが、どうやら通達が回っているようで、チェックなしで通してもらえた
唯一、バグダッドの管轄に入るチェックポストでだけIDチェックと軽い尋問があったが、破損したパスポートとモハメッドさんに渡された通行許可を願う書類を見せるとすぐに通行を許可してもらえた
悪名高いアブグレイブ刑務所の横を通って特に問題もなく、2時間半ほどでバグダッドに到着
バグダッド市内は車の交通量が多く、所々渋滞していて宿探しに少し苦戦つつも何とか15000ディナール、10USD以下の宿を見つけることができた
宿の場所は、偶然にも日本大使館とチグリス川を挟んで北側の繁華街
タハリール広場のすぐ近くで、バイクも監視カメラが付いているホテルの正面玄関脇に停めさせてもらうことが出来た
泊まるホテルが見つかったので、日本大使館にホテルの名前と住所、電話の連絡先を知らせるメールを入れる
メールにはできるだけ早く日本大使館を訪れたい旨を伝える
できれば、明日とか
可能な限り、早く手続きを終わらせ、新しいパスポートとビザを手に入れて移動できるようにしなければならない
というのも、ここ数日イスラエルとハマスとの紛争が激化している
いつこの紛争の影響が周辺国に広がるのかも予測できない
それに昨日スレイマニアのアリーからのメールで、自分の釈放の為に動いてくれた将軍からのメッセージで、今からバグダッドを南下する旅行はやめたほうがいいと言う忠告を受けていた
来年の旅行の予定も考えて、残念だがトルコに戻ることを決めた
どのみち南に進むことにしたとしても、自分が今イラクにいることが大使館にばれている状況では、ゆっくりと観光をしながら南下するわけにもいかない
ただでさえ大使館からはパスポートの再発行ではなく、帰国のための渡航書を申請して一刻も早く日本に帰れと言われている😓
「帰国のための渡航書」は盗難、紛失、破損等で使用できるパスポートがなくなった場合に大使館から発行される日本に帰国するためだけに、一度きり使える書類の事
後で聞いたところ、日本に帰国するための航空券を購入した後に申請ができて、パスポートの再発行の手続きと並行して申請することはできない
なので、なるべく角が立たないように、パスポートの再発行をしてもらえるようにお願いしたいのだが状況が状況なので再発行を拒否されたりする可能性とか有り得る
大使館のTさん曰く、パスポートの海外での再発行には戸籍謄本か、抄本の原本が必要になっているので、日本から送ってもらわなければならないが、イラクの郵便事情は非常に悪く、日本から送った封書も1ヵ月かかったりすると言う
マジ?
パスポートの再発行には通常を1週間かかるしその後ピザの新しいものにコンバートする手続きも必要なのでかなりの日数がかかるとの事
その他にも、今のイラクの状況の認識が甘いetc南に行こうが、北に行こうがどこもかしこも危険だらけで大使館員もティクリートで殺害されていて最近キルクークのデモで etc、、、、、
むーん
何やら怖いことをたくさんおっしゃっておられたでござる
なんか現在自分はかなりやばい状況に追い詰められているんですか?
なんかそんな感じがしてきたんですけど
ちょっとドキドキしてきた
落ち着いて今後のみの振り方を考えなきゃいけない
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