コーカサスから中東へのバイク旅行 (その128)
2023/11/23
8時に目が覚める
他のみんなはまだ寝ているので、スマホをいじったりしながら時間を潰す
家の外にあるトイレに行き、ついでに外でタバコを吸っていると従兄弟のハマーが起きてきた
9時半にようやく小アリーが起きて皆んなで朝食を取り、さて出勤しようとしたら小アリーの愛車がパンクしていた
小アリーはアリーに電話で連絡し、迎えに来てもらった
そのまま店に行くのかと思ったらアリーの用事でショッピングモールの銀行に寄ってから出勤する
店に到着して、バイクを外に出した後Raadさんに連絡をとると、どうやらタイヤはあるらしいのでその店の場所を教えてもらいそこへ行こうとするとアリーがタイヤの代金は自分が払うからタイヤを買っても料金は払わなくて良いと言う
イヤイヤ、そこまで甘えるわけにはいかない
そう思いながらも言い出したら聞かないアリー
適当に相槌をうち、その店に向かう
店は、以前アリーと一緒にタイヤを買いに来た店の近くで店に着くとすでにタイヤは出して置いてくれていた
しかし、そのタイヤは自分が欲しかったサイズではなく3.00-18 だった
エンフィールドの標準タイヤでも3.25
できれば太めのタイヤが欲しかった
クルディスタンに来るまで履いていたのがインド製でw120
前回、ここスレイマニヤで買ったダメダメなイラン製のタイヤがw100
そして今見つかったタイヤが3.00なのでw80って所か
どんどん細くなってるやん
しかも、中華製
うーん困った
チューブタイヤならオフロード用のごついw110があるみたいだが、やはりチューブレスが欲しいな〜
いろいろ悩んだがさすが中華製、値段が20000ディナールと安いのでとりあえずこれで間に合わせてトルコに行ってから太いタイヤを探して履き替える事にしよう
タイヤを買って料金を支払い、近くの別の店でタイヤを交換してもらう
工賃3000ディナール
交換後の細くなったタイヤを見てあまりの頼りなさに悲しくなる
でもこれで毎回乗る前に空気を入れなければならない作業がなくなる開放感は嬉しい
アリーの店に戻る前に前回格安のエアマットを買ったバザールのアウトドアショップを訪れて中古の寝袋を手に入れた
きつく巻けばかなりコンパクトに収納できる
25000を値切って20000で購入
これで寒くなったクルディスタン、トルコ東部でのキャンプで凍える事はないだろう
あと贅沢を言えば寒さ対策に燃料用のアルコールが手に入ると良いのだが、どこで売っているのかわからない
アルコールが手に入れば、日本から持ってきているアルコールストーブを使って暖をとることができる
アリーの店でアルコールとか使ってないか聞いてみよう
店に戻って無事タイヤが交換できたことを報告
アリーに料金はいくらだったか聞かれたので値段ともう既に支払いはしたことを伝えた
すると彼はすかさず25000ディナール札を渡そうとしてきた
なので、さすがにそこまでしてもらう訳にはいかないと固辞するがこういうときのアリーの押しの強さは凄まじくこれもクルドの習慣だと諦めて、お金を受け取った
ゲストには徹底してお金を使わせないクルド流のおもてなしに降参するしかない
その後2人で昼食を食べに行き、昨日と同じようにアリーの家で1時間ちょっと談笑して小アリーの家に送って貰うがその道すがらミニマーケットに寄ってペットボトルに入ったジェル状のアルコール着火剤を2本買ってくれた
なるほど、家族でよくピクニックをしているクルディスタンではバーベキューをするときに使う着火剤はとてもポピュラーなものだろうし、キャンプの時にちょっとテントの中で暖を取るのに使えるかもしれない
ありがたい
これで出発の準備は、整った
明日は金曜日でアリー達も休日
休みのところ、申し訳ないがアリーか小アリーに店に送ってもらって店を開けてもらえば出発ができる
小アリーの家に到着するとアリーは家族と少し話をした後、自宅へ戻って行った
小アリーは明日が休日なこともあって、どこか出かけているようで、家には兄弟のハマーがいるだけで小アリーが戻ってくるまでコーヒーを出してくれたり、世話してくれた
小アリーは0時過ぎに従兄弟ハマーと一緒に帰ってきて彼らと少ししゃべった後、就寝