コーカサスから中東へのバイク旅行 (その93)
2023/10/28
今日の予定は買い物と現金の引き出し、お世話になったアリーに挨拶してスレイマニヤを出発し、キルクークの手前まで移動して前回お世話になったABGのガソリンスタンドでまたキャンプをさせてもらおう
昨日見つけたエアマットをやはり買うことにした
やはり睡眠は大事だ、と言うか趣味でも有り愛しているかもしれない
そんな大事な睡眠さんを疎かにする訳にはいかない
バザールの機能見つけたアウトドアショップで現物チェック
不良品かどうかチェックするために膨らましてもらう
ん?何か普通のエアマットと違う
なんと膨らませてみると、頭の部分が空気枕になっていた
おおっと、意表をついた形状にワクワクが止まらない
なにこれ?良いの?空気枕をドッキングさせちゃうってなんて素敵なアイデアだろう
天才か⁉︎
人でなしの私はそこで値切り交渉
なぁにぃ?これぇぇ?枕になってるじゃん
フラットなぁマットがぁ欲しかったんだけどぉ、ところでちょっと安くなんない
店主は苦笑しながら2000ディナール負けてくれた
あんがと
次はATMを探す
しかし、なかなか見つからない
さすがに北斗の拳の世界のようなバザールの通りでは見つけることが難しく、どこかのショッピングコンプレックスかデパートの建物の内部にしか無いっぽい
だったら、アリーの店に戻る途中の大通りだったら見つかると考えてそちらに向かう
しばらく走ってATMが設置されているっぽいボックスのある建物に止めてその機会をよく見てみるが、どこにもビザやらマスターやらのクレジット関係の表示がないので、ここは無理だ
ボックスの設置してある建物の中の家電量販店で近くのカードが使えるATMはどこが聞くともう少し進んだ先のほうにあると聞きそこへ向かう
そこは大きなホテルの横の銀行の入り口に設置されているATM
ホテルの前に、バイクを止めさせてもらってATMへ
ここはビザの表示があるので大丈夫そう
ところがその機械は壊れていて日本円で30,000円ほどの30万ディナール引き出したいのだが、出来たのは3万ディナール
???
さては引き出し手数料を稼ぐ仕様の機械か?
さて、どうするか考えていると、ホテルのマネージャーが出てきて事情を説明する
今日は金曜日で銀行が閉まっていて確認することができないが、電話で知り合いに聞いてくれると言う
とりあえずホテルのカフェでコーヒーでもどうですかと言われ、お言葉に甘える
ホテルのカフェで出されたエスプレッソを飲みながら、タバコを一服
戻ってきたマネージャーが知り合いに連絡を取ったが、連絡がつかないようだ
とりあえずもう一度機械を操作して引き出しを試みてみる
マネージャーに付き添ってもらって見てもらう
やはり引き出し金額はディナールで30万引き出そうとしても3万ディナールしか出てこない
でも、レシートにもちゃんと引き出された金額が3万になっているし、犯罪性のある改造された機械ではなさそう
じゃあ30万引き出そうとしたら300万の入力をすればそれで出るんじゃないのかと考え試してみると正解
300,000ディナールが出てきた
横に高級ホテルのマネージャーがいてくれたおかげで試せたが1人きりだったら試す勇気が出ない
ほんとに300万ディナール出てくる可能性もあるし😨
とにかく助かりました
ホテルのマネージャーは、小汚いオートバイ旅行者に終始丁寧な態度で接してくれて、何か困った事は無いのか聞いてくる
こういうところにイスラムの懐の深さが感じられる
彼はRAMADAホテルのマネージャーでTwana Hossain Karinさん
ありがとうございました😌
ちょっと時間が押してしまったが、アリーの店に行き、彼らに別れを告げて出発する
アリー
本当にお世話になりました
また、ここに再訪することを心に決めキルクークにむか、、、その前に毎日のように通っていた近くの酒屋を訪れ、別れの挨拶をする
もう昼も過ぎてしまっているので、郊外の屋台村のような場所で昼食
ミンチ肉を野菜と煮込んだものを挟んだロールと定番ひよこ豆のスープで満腹になって再出発
何か前に通ったことがあるような気がする道をキルクークに向かって走る
これがデジャヴってやつかぁ〜
この城壁みたいになってる岩山も見た気がするな〜
不思議な現象もあるもんだね
いやいや、そんなことよりもオートバイの調子が絶不調
主に後輪周り
トルコを走っている時から少しずつだが、確実に悪化し始まっている
加速しつつある時やパーシャルで走っている時は大丈夫だが、アクセルを戻してエンジンブレーキに切り替わる瞬間ガシャンと嫌な金属音がなる
そろそろリアスプロケットとチェーンが限界にきている
そして急坂を登坂する時などタイヤがスムーズに回っていない
タイヤの負荷が重くなったり、軽くなったりを繰り返しているので後輪のベアリングがイッてしまっているようだ
だましだまし走ってきたが、もう限界
次の街キルクークで悪いところをまとめて直す事にしよう
途中の街でメロンを買う
1キロ50円
3つほど買って、キャリアに縛りつけてお世話になったABGのガソリンスタンドへ
スタンドに到着したのは、18時ごろ
マネージャーのモハメッドが居ないのはしょうがないとして、ムハンマドも姿が見えず前回会っていなかった若者が店番をしていた
彼はホシュマンドと言う名の若者で肌の色が白く髪の毛は明るい茶髪でイラン系、、よくわからないけどたまにやけに白人のような肌が白い現地住民もちらほらいるのはアーリア系の遺伝子が強く出ている人なのかな?
そこそこ英語を話し知的な雰囲気
オートバイが好きなようで、最初こそ警戒していたが事情を話すとすぐにマネージャーのモハメットに連絡して今日のキャンプはオーケーをもらった
部屋で休んでいたムハンマドとも再会し、また今晩も泊まることを伝えメロンを渡したが、あまりうれしそうじゃなかった
聞いたら、彼はメロンは好きでは無いらしい
残念
バイク好きなホシュマンドとの話が弾む
いろいろと現地の人に聞きたいことがあったので、信頼できそうな彼になぜここでは自分のSIMカードがインターネットにつながらないのか質問したら彼が使っていたAsiaCellのSIMカードをプレゼントしてくれた
断ろうとしたが、彼が言うにはイラク人は、安く手に入れることができるらしく、ありがたくいただく
それとキルクークの良いバイク屋を教えてもらった
また、今回もシャワーを浴びさせてもらってスッキリした気分で就寝
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