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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その61)

2023/9/28

10時半遅めの出発
キャンプから25km東のイランとの国境の町Esendereに11時到着
特に緊張感が感じられない平和な国境
この国境からだったら、イランに入れたりしないかな
、、無いな
イランはアメリカに正面切って、喧嘩を売っている国
出入国の管理がゆるいわけがない
実際、アルメニアとイランの国境は、緩いアルメニア側の手続きに比べてイラン側はしっかり管理されているように感じた
職員の制服も決まった物が無いようで、たくさんの人間が無秩序に動いていて、誰が職員で誰が出入国する旅行者なのかぱっと見わからないが、ちゃんと押さえてべきツボはしっかりと押さえている
考えすぎかもしれないが、なんとなくやんわりと多くの人間に監視されているような気がした(あくまで私の感想です)

自己満足のための記念撮影をしゲートの外から中を覗き込んでいたら、出国する旅行者が来たと勘違いをされ、ゲートが開き始めたので違います見学ですと身振りで否定して慌てて退散
国境を後にしてきた道を戻る
途中川沿いの木陰で昨日チェックできなかったネットをチェックする
そんなことをしている間に正午をすぎた
Yüksekova に戻ったのは13時
肉が食いたかったので、ケバブを2本頼んでアイランも付けて130リラ ¥700
食後に散歩しながら、街の雰囲気を見る
平和だ
南に向けて出発
さて、三国国境までにするかそのl奥のイラク国境近くの町まで一気に行ってしまうか考えて、イラク国境近くのDerecikまで行くことにする
その辺で、1番大きめの町Şemdinli からDerecikに向かう交差点を曲がって、街の出口にあるスタンドで給油をしようとしたが、どうやらガソリンは品切れで給油できないままDerecikに向かう

Derecikに到着したのは18時前
道は最後まで舗装路だったが行程の3分の2がコールタールをケチって作ったような舗装で、表面がザラザラしていて、その上を車が走るたびに削り取られまるで砂が浮いているているような状態
滑りやすくてあまりスピードが出せない
その上に置くに行けば行くほど道は急勾配でアップダウンが激しいが、その分景色は素晴らしかった
標高はどんどん下がっていってDerecik では780m
走りながらでも少し暑く感じる
この時間帯でこの気温だと日中はかなり暑くなることを覚悟しなければならない
結局Derecikにたどり着くまで、途中の集落にはガソリンスタンドは見当たらなくて、途中からリザーブに切り替えて走ってきたがさすがにこの町にはスタンドがあるだろうと思いスタンドを探しながら走る
吸引もそうだが、差し迫った問題はもう日暮れ間近のこの時間で良い野営地が発見できるかどうかだ
到着するまで、Mapsme で見たところDerecikの町周辺は緑地を表す緑の色で表示されていたので少し期待していたのだが、到着してみるとどこに出しても恥ずかしくない立派な乾燥地帯だった
斜面が多く、限られた平坦な場所は地元民が既に何らかの用途に使用されていて、人目につき辛く、気付かれたとしても問題にならない場所を発見するのはかなり難しそうだ
更にすぐ近くに国境があると言う要素も、また難易度を上げる
さて、どうしようかと思っていると、やっとガソリンスタンドを発見
スタンドでダメ元でこの近くでキャンプできる良い場所はないか聞いてみる
するとスタンドの従業員が他の現地人と何やら話をして、どうやら有るような素振り
給油を終えて、場所を詳しく聞こうとするとまぁまぁとりあえずお茶でも飲まないか?とのお誘い
何やら良い予感がして、素直にスタンドの端にバイクを停めてお茶をいただくことにする
数人の現地人に質問攻めに会いながらお茶をいただく
ある程度話が落ち着いたところでキャンプできる場所を教えてくれと聞くと、このスタンドで泊まっていいよと嬉しい提案
場所を見せてもらうと、ミニマーケットも併設されているスタンドのビルディングの2階が内装工事の途中のフロアでそこで泊まっていいと言う
少しほこりっぽいがそんな事はまるで気にならない
親切に甘えさせていただくことにする
荷物も2回運んでくれて、夕食もご馳走になりシャワーも浴びさせてもらった
真水で体を洗えたのは何日ぶりだろうか?
多分、前回は、ジョージアの湖畔のキャンプの時以来だから1週間ぶり、、、ぶり?
まぁまあ、とにかく気分爽快です
何も言う事は無い
ただただ感謝の一言だ

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