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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その20)

2023年8月10日〜13日 (その3)

13日メスティア出発の朝
朝食を済ませ、パッキングしてその時キャンプ場にいた人たちに見送られ出発
キャンプ場のオーナーのおじさんも出てきてくれた
いいキャンプ場だった。また機会があったら泊まりに来ます

メスティアからバトゥミまで300km
渓谷沿いを順調に走り距離を伸ばす
途中でヘタリアとフェンダーを固定しているボルトが一個、どっかに飛んでいたので、予備のボルトで閉め直す
よく見ると、お修理したはずの左側のキャリアがまた傾いている
何度も曲がったり曲げ直したりを繰り返しているうちに強度が落ちてしまっているようだ
もう弱くなった部分は切り落として、新しいパイプを溶接して作り直すしかなさそうだ

途中、アブハジアとの国境の町ズグディディを通り過ぎ、もう気温も上がって下界に来たことを実感する
途中休憩を入れながらひたすら走って、バトゥミに近づいて道路も普通のローカル道路から自動車専用道路に変わり、周りは何もない高速のような退屈の道を走る
バトゥミの30km手前で最後の休憩を入れようと、立ち寄った集落の公園にバイクを止めて一服していると子供たちが興味深そうに、こっちを見ている
正直疲れているので放っておいて欲しいのだが、子供たちはこにちは、こにちはと言ってきて自分が日本人であることを認識してるようだ
そう。私は日本人ニーハオとかアンニョンハセヨとか言ってきたら無視したところだがかわいい子供たちだ
仲良くなって写真を撮る
後で見返してみてもかわいいじゃねーか
マジ天使

子供たちと別れて集落を出発し、バトゥミに到着
そしてここに来るまでに、SIMを復活させていなかったことを後悔する
最初に前回泊まった何もない宿に行くと誰もいない。周りの人にここの宿はまだやっているか確認したくても、Google翻訳が動かないので、周りの住民に聞くことができない
なので、市内に行き、携帯会社の店を探す
苦労して店を見つけるも移転済みで、入り口に移転先が貼ってあるの。その住所を検索しても見つからない
いろいろを店で聞いたりタクシードライバーに移転先を教えてもらったりしようとしたが、うまくいかず諦めて、バトゥミの北にあるビーチの駐車場で夕日を見ながらビールを飲む

夕陽も落ちてすっかり暗くなった。駐車場で寂しい気持ちで、心の中でドナドナを歌いながら、この気分をポエムにしてFacebookにアップしようかとそんなことを考えていたら、通り掛かったパグを連れた老人に声をかけられその駐車場のすぐ近くにあるバーの屋上でキャンプしていいことになる
昨日は忙しかったたようだが、今日は客も来ないだろうから泊まっていいらしい
捨てる神あれば拾う神あり
ありがたく、この親切を受けさせていただこう


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