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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その17)

7月27日

5時起床
後はいつもと同じパターン
朝飯の後にバイクの整備
さて、今日は大物に取り掛かるぞ
と、いうわけで、、、なんて呼んだらいいんだろ?
リアキャリア?ラゲッジキャリア?サイドキャリア?
まぁ、リアキャリアでいいか
それは置いといて、物はメイドインインディア
古いものを新しいものにただ交換するだけでは済まないのだ🤓

まず取り外し
インドを出発してから30,000キロは走っていると思うが、その間の転倒や走行中の振動による金属疲労によるクラック多数、道の横に放置されている落石に当たったり去年はトラックに追突されたりまでして、今では見るも無惨にボコボコ
鉄筋で補強を入れたりしてツギハギだらけのフランケンシュタイン状態
下手に鉄筋で補強を入れたりしたもんだから、素人が調整するのも難しい
鉄を曲げたりするのに良い道具なんて持って歩いていないからね
とりあえずお役目ご苦労様でした

キャリアを外したついでに錆だらけだったリアドラムブレーキのレバーとスプリングを交換
あと、ねじ山がダメになってしまったリヤフェンダーのフレーム、マフラー、キャリアを固定するスタットボルト両側とも交換
さて、買ってきた新しいキャリアを取り付けようと梱包を解いてみると、あら?
なんか前のキャリアと比べて華奢だなぁ
古いのと持って比べてみるとやはり少し軽いような気がする、、、
かと言う事は、肉厚が薄いと言う事ですよね?
という事は、強度がダウンすると言うことですよね?
、、、、、、大丈夫かしら?
あと、両側のキャリアをつなぎとめる、3本のパイプのボルト止めるための建て込みネジの加工がかなりお粗末な出来栄え
明らかに手抜きだろこれ
点付けで終わってんじゃねーか(怒)
これはやっちまったかもしれない
カロルバーグでもうちょっと品質の良いものを時間をかけて探すべきだった
でも、無理もないか
カロルバーグではキャリアをつけてるエンフィールドなんてほとんど置いていない
キャリアをむき出しで置いてある店なんてなかなか見かけなかったもんなぁ
大体キャリア付きバイクは、ラダックに旅行に行く為にレンタルで貸し出すバイク位だもんな

といった事情があり、連結用の3本のパイプは古いものを流用することにする
梱包を解き終わったので、とりあえずどんな塩梅か仮付けする
やはり思った通り結構加工が必要なことがわかった
片側だけで3点固定するのだが1番上の固定、サスペンションを取り付けているボルトに引っ掛けてみると、他の2カ所は全然穴の位置が合わない
ステーの長さから位置まで全く合わない
さすがインド製
インド風に取り付けろということですね?
大ハンマーとバールが必要なんですね?
それでノープロブレムだと?
最近、インドの工業製品のレベルは急速に上がっているが一般のインド人たちは、相変わらずだね
やっぱりあんたら物作りに向いてないよ

溶接もする必要があるし結構時間がかかりそうなので、今日は諦めて明日ダニエルに手を貸してもらえないか相談してみよう

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