見出し画像

バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その47)

8月23日 (その2)

国境手前30キロの見出しの良い峠でバイクを停車させ、写真撮影
タバコを吸い終わって出発すると、何か嫌な感じがする
後輪がふわふわする
すぐに停車してチェックするが間違いなく空気が甘い
なんてことだ😨
また、新たなパンクか?
コンプレッサーをメタルボックスから出して空気を入れる
しかし、いくら待っても、30psiから空気圧が上がらない
完璧にパンクしている
とりあえずこの場所はまずいので、テントが張れるような場所までだましだまし移動する
500メートルほど下ったカーブの外側に牧草地が開けていたので、そこに乗り入れた
もう17時を過ぎていたので今日はここでキャンプする以外ない
3日続けて道路際キャンプ
トホホだ
近くに民家はなく、軍のキャンプとその少し先に何のための施設かわからないが何かのプラント施設がある
荷物を下ろしているとパトカーが停車して何やらこちらに言っている
スマホを持ってパトカーの所へ行き事情説明する
乗っていた警官?は納得したようで、グッドラックと言って去っていった

テントを張って荷物を整理し終えて、次はパンク問題をどう解決するのか、現状を整理しよう
今回は稼働してまだ空気圧が残っている状態で移動し終わったので、ホイールのリムにタイヤが乗っている状態だ
一晩経てば空気は抜けているだろうが、持っているコンプレッサーでまた空気を入れて漏れている箇所を特定できればリペアキットで何とか修理できるかもしれない
ただ、その場合漏れている箇所を発見するために石鹸水をかけて確認しようと思うが、水の手持ちが心もとない
と言うわけでいつものごとく、軍のキャンプに突撃隣の晩御飯
少し図々しいような気もするが困った時は、お互い様
こういう時は、外国人特権を最大限に利用させてもらうのだ

キャンプを訪れてみると、ゲート歩哨をしている若い兵士は牧草地でキャンプの準備をしている自分に気づいていたようで、スマホで事情説明するとまあ仕方がないよね的な感じでこちらを心配してくれている
好感触
そのうち英語を話す若い兵士もやってきて彼らと会話をする
そして、ここからが本題
自分のバイクのパンクを修理したいので、この基地の水道を使わせてもらえないか聞いてみる
ただ今日はもう時間が遅いので、明日の朝タイヤを外して持ってくるのでどうだろうかと相談してみた
兵士たちは協力的で、上官にも確認をとって明日修理をこのキャンプでやらせてもらえる許可をもらった
本来ダメなんだろうけど優しい人たちでよかった
ちなみに、今テントを貼っている牧草地もミリタリーエリア内なのでダメらしいが見て見ぬふりをしてくれるようだ
チャイをご馳走になり、明日の朝8時ごろにタイヤを持ってくることを約束してテントに戻る
この辺り時々熊が出るらしいが軍の人たちと話しをしたことで昨日キャンプした所より安心感が違う

本日の走行距離149km

いいなと思ったら応援しよう!