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ミュウを本気で極めてた男が何故あ行杯で使わなかったのか

こんにちは。ポケザキカです。今回はあ行杯では僕が使用して優勝したロスト軸のギラティナの構築紹介と、何故今まであれだけ搾りかすのように擦り巻くってきたミュウを使わなかったのかの2点を解説していこうと思います。対面での有利不利や,不採用カードとかの解説は今回は割愛させて頂くのであらかじめご了承ください。
ただ全部無料で読めるのでよろしくお願いします。
後結構今回は途中、正直に思うことを色々書いたので,そこのご理解だけはして読んで頂ければと思います。

1.ギラティナの軽い構築解説について

今回あ行杯で使ったギラティナはこのような構築になってます。
全部は解説する必要もないと思うので,今回も一部カードの採用枚数や理由について解説していこうと思います。
・ギラティナV、ギラティナVSTAR


各3枚ずつの採用です。理由としては初手でのスタートはしたくないけど、ポケモンVをメインにしたデッキに対して最低でも2体は立てる必要性があったので、ロストゾーンとサイドに行く可能性を考慮して3枚ずつ採用しました。僕はこの枚数でしっくりきてます。

・ウッウ、ヤミラミ


対戦で一回使えれば十分なカード達なので両方とも一枚だけ採用しました。ただウッウに関しては2枚目を採用したかったのですが、枠の都合上1枚だけにしました。当日は1枚にしたことによる弊害は特に感じなかったのでそこまで問題ないと思います。後1おとぼけスピッドは最強のムーブ。
・輝くゲッコウガ


主にげっこうしゅりけんを打つのと隠し札でのドローで使います。
隠し札を使いまくるとエネが足りなくなる可能性があるのでご利用は計画的に。因みに水エネ2枚なのは基本エネのところで解説します。

・ガラルジグザグマ


足りない打点の調整枠での採用です。主に10.20ダメはこいつで補います。ガラルジグザグマは個人的にレギュ落ちで影響がかなりあるカードの一枚だと思ってるくらいには登場してからずっと強いですね。
・クイックボール、バトルVIPパス、ハイパーボール


このデッキでのポケモンのサーチができるグッズ枠です。クイック3枚、バトルVIPパス2枚、ハイパーボール1枚という採用をしました。理由としてやはりこのデッキはベンチをそこまで埋めなくても良いとはいえ、クロバットや博士の研究などのドローのみのカードをデッキに採用しづらいので、6枚くらいは最低でも欲しかったため、この配分にしました。ハイパーボールはギラティナVSTARを持ってきたい時に持ってこれるように一枚だけ採用したのですが、個人的にはハイパーボールがそこまで強くなかったし、アクロマとキュワワー、ゲッコウガの隠し札で基本引き込める事がほとんどだった為、ハイパーボールはクイックボールにしても良いと思います。後はバトルVIPパスは4.5枚目のクイックボールと考えて採用してましたが、このデッキはあまり初手でベンチを展開しなくても勝てるため、さすがに過剰採用だったのかなと感じたので、ここも他のカードに変えても良いと思います。

・あなぬけのひも、ポケモン入れ替え



2枚ずつの採用です。ギラティナVを3枚採用してる都合上、初手のバトル場に出してもすぐにキュワワーに入れ替えれるように少し厚めの入れ替え札を4枚採用にしました。
そしてあなぬけのひも2枚は主にキュレムなどに採用されてるエンペルトVを重くみての採用です。このデッキは初動の動きとしてキュワワーの特性に頼ってる分、特性をとめられるだけで基本キツくなりやすいので、バトル場エンペルトを回避するのを重くみて2枚採用にしました。
・普通の釣竿2枚


既存のギラティナだと普通の釣竿1枚、エネルギーリサイクル1枚だと思いますが、これだとロストゾーンに普通の釣竿を飛ばさざるを得ない時にロストさせてしまうと、トラッシュのポケモンを永遠に回収できないのが非常に弱く、またギラティナデッキはギラティナがサイド落ちしたり、ロストゾーンにギラティナを飛ばした時、盤面のギラティナを複数回使い回す可能性が非常に高いです。
そしてギラティナをちゃんと複数回使い回すのを考慮すると、普通の釣竿はどう考えても一枚で足りるわけがないと考えたため、今回は厚めの2枚採用にしました。後は僕個人として釣竿リサイクル1枚ずつよりも釣竿2枚の方がかなり使いやすくしっくりきてたのでここの採用枚数には納得してます。
・マリィ、ツツジ1枚ずつ



最近のギラティナはツツジを2枚採用して使いたい場面でちゃんと使うってのをコンセプトにしてますが,僕はここを一枚にしてもう一枚の枠にマリィを採用してます。
理由としてはやはりツツジが初手に来る事自体そもそもそこまで強くないという点,そしてギラティナデッキはネオラントVを事前に採用しやすいデッキなため,ネオラントVが山に残ってればクイックボールで簡単にサーチできるのから一枚で足りると思い,もう一枚の枠にマリィを採用しました。
マリィは基本的にミラーマッチで使います。ロストゾーンにカードを貯めるデッキは手札がどんどん増えて行く都合上、手札が強くなりがちです。
そして基本的にロストデッキは次,又は2ターン目以降に使うカードを手札に抱えておくのが基本の動きとなります。なので、めちゃくちゃマリィが刺さるんですよ。特に中途半端なターン(ロストゾーンのカードが6〜8枚辺り)でマリィを使われると溜まってた手札が全部山札下に帰るため,高確率で事故ることが多いです。
ただこの理屈だと、
「自分もマリィ使ったら事故るやん」
って思った方が多いと思いますが,基本的にマリィを使うターンでは自分はある程度手札を使い切ってからマリィを使うのでマリィがそこまで刺さらないんですよ。また手札を使い切ってからマリィを使うということはそもそも山札に残ってる手札に引き込みたくないカードは使い切ってることが多い(主にミラージュゲートで加速できる基本エネルギーなど)ので、自分はそこまでマリィが刺さらずに相手だけ事故らせて勝てる可能性が高いカードな為、僕はツツジの2枚目より強いと判断して採用しました。
その結果大会当日はめちゃくちゃマリィが強かったです。特に準決勝では自分が使ったマリィが試合を左右したと言っても過言ではないというくらいにマリィが強かったです。
・シンオウ神殿


主にアルセウスデッキのVガードエネルギーの効果をギラティナのロストインパクトで貫通させるために一枚だけ採用しました。
ギラティナデッキはそもそも雪道がそこまで刺さるデッキでないため,相手の雪道を早めに割る必要がないんですよ。なのでスタジアム0でも良いと思ったのですが,流石に雪道などスタジアムを割りたい場面は出てくる可能性がある点,そして先ほども前述したVガードエネルギーがきついことが多いため,今回枠をこじ開けて一枚だけ採用しました。
基本エネルギー草4、超4、水2
この配分の理由の一つは枠の都合上というのは大きいです。特に水エネの枚数は基本的には3枚採用がほとんどだと思います。ただ僕はそもそも水エネ3枚採用が弱いとずっと感じてました。何故ならギラティナデッキの水エネルギーってげっこうしゅりけんとネオラントのアクアリターン用でしか使えないため,ギラティナというポケモンにとってはただの無色エネルギーなんですよ。そのため,ミラージュゲートで加速すること自体がそもそも強くないエネルギーなのと,それ以上に今輝くゲッコウガの存在があまりにも強いため,マナフィが相手の盤面におかれるとそもそもしゅりけんを飛ばす選択がかなり弱くなるのもおおきいです。
そしてこれは僕がギラティナの動きを頭の中で回してた時に気づいたことがあり、それが
[そもそもしゅりけんでヒエクを2体刈り取ってる場面ってそもそもガラルジグザグマとヤミラミのロストマインで取りきれない?]という事です。

今のポケカでげっこうしゅりけんで相手のポケモンを2体飛ばす場合ほぼ確実に相手の盤面にはHP90以下のポケモンが2体いるんですよ。そして今のポケカでしゅりけんで気絶してるポケモンってキュワワーやメッソンなどのHPが60〜70のポケモンばっかなので,その場合しゅりけんで飛ばさなくても最悪ヤミラミのロストマインで2体同時気絶もねらえるラインなので、無理に水エネを3枚採用にしてしゅりけんを飛ばすことを意識した構築よりはしゅりけんを狙えればよいかぁくらいの構築にした方が強いと僕は判断して今回は2枚採用にしました。ただこの枚数だと一枚でもサイド入った瞬間そもそもしゅりけんを使いたい場面でも使えない時はあるので、そこは要検討ですね。




2.何故そもそも僕ミュウを使わなかったのか

というわけでこのノートを作ってる本質です。正直このnote、これを書きたかっただけです。

結構大会当日めちゃくちゃ色んな人から言われました。「なんでミュウじゃないんですかw」「ザキさんは絶対にミュウだと思ってました」これ僕の想像以上に言われたし,なんなら僕がミュウを使わない事を想定外だったと感じた方もいたと思います。これには結構深い訳がありました。

というのも今回僕がミュウを使わないと決めた2週間前のとあるトレリでの出来事です。
そこでは僕はトレリのポイントを少しでもちゃんと貯めるため,そして2週間後のあ行杯での構築の確認も兼ねて当然のようにミュウをつかってました。そしてそのトレリでは僕は5ー8位という順位で8ポイントトレリのポイントを貯めることができましたが、そのトレリ後,とあるツイートがTLに流れてきました。それが
「彼がきたら皆ドラピオン入れ出してて草www」と入った内容のツイートでした。(因みにですが、このツイート主のツイートとは多少内容や表現は変えております)そしてこれをみた時僕はこう思いました
「俺皆ドラピオン採用されてる中、ミュウで8位取れたの,やっぱミュウのプレイングの才能あるな。ってか,別にドラピオン採用されてても別に勝てるんだけど」

そしてこうも考えてました。

「俺がいる時点で皆ミュウ使うのバレてるって事か。あ,て事はあ行杯で俺がミュウ使わなければ相手59枚で戦う事になるから対面93人全員のドラピオン腐らせればあ行杯優勝できるじゃん。」と。


そうですポケザキカ=ミュウVMAXの使い手というレッテルが県内だとかなり根強いらしいんですよね。正直僕からすればめちゃくちゃありがたい話じゃないですか。そもそもあ行杯って県外からもある程度は強いポケカプレイヤーが来るとのことでしたが,結局は参加者の7割くらい(正直正確な値はわかりません…)は県内のポケカプレイヤーなので、普段から使うデッキバレしてる時点でそういう番外戦術を上手く使えるまたとない絶好のチャンスでした。
だってミュウVMAXといえばポケザキカって言ってくれる方が一定数いてくれるなんて願ってるくらいに気持ちが良い事言ってくれてる方がいるんですよ。本当にありがとうございます。なのでその期待にしっかり僕は裏切りたかったのでちゃんと当日はミュウ以外を使おうと心に決めました。
でもミュウを俺以外の人が誰も使わないなんて流石に思いはしませんでした。特に県外のプレイヤーはミュウを使う可能性が高いと思ってるくらいでした。
ただ僕自身、今までミュウというデッキををFレギュ以降ずっと使ってました。
環境的に多少逆風だった最近ですらミュウでどうやったら不利マッチをプレイングで捲れるか、その可能性はあるのかを色んな視点でずっと使い続け,その結果2月のシティでは僕の完全なオリジナル構築で優勝し、当時環境でのミュウの構築論にプレイヤーズセレモニーというカードを投じることに成功し、ほんの少しだけではありましたが,優勝した当日のTwitterでは話題にさせて頂きました。そして優勝後もミュウの構築に満足することなく色んな新規カードや環境を見てはずっと使い続け,群馬県内ではミュウを一番好んで使い込んでました。だからミュウの有利不利,そして構築やプレイの面では県内では1番理解がある方だと自信もって言えるくらいに努力もしてました。
だからこそ、今回のあ行杯では勝ちに行くにはずっと好んでたミュウをあえて使わない事に知り合いや身内は大分驚かれてる印象はありましたね。


そしてそのあ行杯でミュウ以外を使うとなった為、今から2週間で何使うかずっと悩んでました。そして1週間前の時に,CL横浜が行われました。そこで僕が尊敬してるチームアチャモのヨネダタクヤさんが、今回のCL横浜でロスト軸のギラティナを使ってました。そしてCL後にYouTubeにて生放送をしててそこで僕がどうしてもプレイングの面で欲しかった情報を全て喋ってくれた為、僕の中で(ギラティナで良くね?)となり、大会の前々日にポケカ仲間と少しフリーで練習して感触も良かった為、そのまま心中する事を決意しました。そしたらあ行杯で勝てました。

因みにですが、ミュウを使わないのは今回誰にも言わない予定でしたが,やっぱ誰にも言わないのはなんか面白くなくねって大会2日前に気づき,
前々日の練習に付き合ってくれたポケカ仲間にだけ教えました
僕「俺こんな理由でミュウ使うのやめてギラティナ使おうと思ってるんだよね」
彼「あぁ、別に良いんじゃね?ギラティナ強いし」
僕「皆絶対にミュウだと思ってるし,これでミュウ使わないで俺優勝してたらおもろいよね」
彼「草」
こんな感じの会話をしたと思います。

3.最後に

というわけで今回は以上になります。
いやいや、対面での有利不利とか、不採用カードとか書けよって思った方もいると思うのですが、シティリーグ がもうすぐ近いのと,この構築自体僕自身あまり納得してないのもあるため、今回はそこら辺については割愛させて頂きます。
本当わがままですみません。
ですが来月から始まるであろうシティリーグ では必ず良い結果を出したいという思いもあるため、今回はこの辺で終わりにしようと思います。
ここまで読んでくれた皆さん本当にありがとうございました。
シティリーグ 終わったら追記するかもなので今後ともよろしくお願いします。
それではまた.


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