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僕が雷撃でやったこと

雷撃お疲れさまでした~~~~~~~~~!!!!!!
一応引継ぎ資料だけどほぼオフレポみたいなとこある。

結構前から準備してたこと

BGM選定

きおすさんが「今回は雷撃やし、5世代がええな~」とぼやいていたので5世代の曲に統一する形になりました。5世代にはPWTもありますし、最強を決めるテーマに沿っていたのではないかなと思います。
また、今回は原曲だけではなく、恐れ多いながらmokiさんと抹茶バニラさんの楽曲をお借りすることになりました(交渉はきおすさんが担当)。
お二人のかっこよくて最高にかっこいい曲(語彙力)のおかげで参加者も僕もめっちゃ盛り上がってました!この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

mokiさんの演奏する曲、マジで全部カッコよくて大好きです。俺はモンハンもジョジョも好きなので選曲もドツボ。数年前に葉桜でmokiさんの金ネジキをお借りして流したことがあったのですが、こんなカッコいい曲をバックに対戦してる参加者が羨ましい。今日はお前たちが主人公や。さすがに。
当日流した曲で一番のお気に入りはBW四天王です。異論は認める。あの日流した曲は全部最高にかっこいいので。

抹茶バニラさんのライモンシティマジでオシャレで本当に好き。好き過ぎて「技術班、配信直前の昼休みが一番忙しいので気合入れるためにライモン流します!」とゴリ押した裏話があったりします。
抹茶バニラ様のジャズアレンジライモンシティには「これからすっげえ試合が見れるぞ!!!」感があって待機BGMにもぴったり。ワクワクが止まんねえよ。

配信デザインの外注

今回の配信画面のデザインはkzkさんにお願いしました。

fig1.kzk_選出画面
fig2.kzk_top4

は???カッコ良すぎんか?????
当時高校生の十六茶はkzkさんが作る動画や大会PVを見ていつか俺もこんなオシャレな動画を作れるニコニコ動画投稿者になるんや!ってなってた時期があったりしました。
「こういうデザインでの画像作成お願いします!」っていうのを一方的にお願いしただけでしたが、全部が全部100お願いしたら5000000が返ってきたみたいな感じで毎回きおすさんと一緒に「は?かっこよすぎじゃね?」「え、まだ30分しか経ってないんだけど仕事速すぎじゃね?このクオリティで?」ってキレてました。
憧れのデザイナーと一緒に仕事ができて僕は本当に幸せです。

尊敬、感謝、そして何よりもクソバカアホブラックな職場で本当にごめんなさいという気持ちしかないです。

TOPCUT算出機能付きKP集計スプレッドシートの作成

ここら辺からはあんまり読んでて面白くないと思うので気が向いたら読んで欲しいです。
KPはポケモンやってる人は大体わかると思いますが、今回はTOPCUT、つまり予選抜けしたプレイヤーがどれくらいそのポケモンを使っていたかがわかる指標をKP集計に組み込ました。
「fig3.TOPCUT集計方法」のように、予選抜けのプレイヤーにチェックをつける形で集計を行っています。
当日の操作はぽっぴさんに一任してたので俺はほとんど触ってません。

fig3.TOPCUT集計方法

集計結果は「fig4.KP集計結果」のように出力されます。

fig4.KP集計結果

そして最終的にはkzkさんのデザインにデータを乗せるとこうなります。
データをデザインに乗せるにはadobe photoshopのデータセットという機能を使うのですが、これに関しては別記事で書こうと思います。

fig5.配信用KP集計結果

ビデオカメラの導入・設定

きおすさんの家にあったビデオカメラを使いました。僕はカメラに詳しくないのであんまり書けないのですが、一応書いておきます。
まず、僕は今回初めて知ったのですが、カメラをただPCに繋ぐだけではPCにカメラの映像を取り込むことができません。キャプボを噛ませる必要があります。switchとPCを単純に繋げただけではPCに映像が取り込めなくてキャプボが必要なのと同じもんらしい。
当日オートフォーカスを切り忘れて最初演者の顔に四角のフォーカス表示が出てたので急いで手動フォーカスに切り替えた。
あとバッテリー。きおすさんから借りたカメラ用のバッテリーが2つあって、どちらも前日にマックス充電すれば大きい方は5時間、小さい方は1時間半で合計6時間くらいはもつ。

会場でどうにかして有線でネットが使えないかゴネる(迫真)

雷撃構想段階(2月くらい)
きおす「茶さん、256規模の大会、無線で配信行けますか?」
十六茶「や、冗談はよしこぽけw」
なんと板橋区文化会館、インターネットの貸出が無線しかありませんでした。無線と有線は回線の安定感が全然違います。無線で配信をするのは命綱無しでロッククライミングをするようなものです。
会場機材担当のお姉さんに色々質問したところ、無線を提供するのはポケットWi-Fiではなくちゃんとしたルーターらしく、しかもそのルーターを会場まで伸ばすことが可能とのこと。
最後にルーターに有線LANを刺してもいいか確認したところ無事勝利。
ゴネ得。

ポケットWi-Fiの手配

有線が使えるようになったとはいえ、会場に無理言って借りたものなので保険としてポケットWi-Fiを借りることにしました。
いつもお世話になっている「Wi-Fiレンタル屋さん」の最新のポケットWi-Fiを借りてみました。雷撃の1週間前にBLTというオフがありその時に試験運用を行ってみたのですが、5GHz帯の回線速度がめっちゃ良い感じでした。雷撃の会場でも上り速度で130MHzくらい出てた記憶があります。
目安としてはポケモンの配信くらいなら15MHzも出てれば余裕でできちゃいますが、配信以外にも会場で別の人が作ってくれた素材をネット経由で取得したりする用途に使ったり、参加者のQRパーティの再発行や、サブswitchを持ってきてしまったのでネットに接続できないとソフトを起動できない等で用途は多いので、絶対に余裕はあった方が良いです。

レンタル料金は2泊3日送料込み2500円くらい。めちゃやす。

データセットの設定

データセット変換スプレッドシート作成

ここだけ長いし面倒くさいので後で書きます。


前日準備系

技術班・キャスター班で必要そうな紙の印刷

ぶっちゃけスマホでも見れなくはないんだけど、シンプルにA4サイズででかいのと手書きのメモができたりで安心できる点もあるので。

  • 技術班の当日タスクシート(何時頃にはこの仕事をするとか、配置はどことか)

  • 配信BGMリスト(このタイミングでこのBGMを流す)

  • キャスター班の台本

OBS準備

各種素材の配置。
kzkさんが作ってくれた最高にかっこいい素材を配置していきます。
ここらへんはぽちぽちしただけ。

fig6.OBS準備

今回はできなかったけど、やりたかったことがあったのでメモっておきます。
前提として、マイクのフィルタには「Speex(低負荷低品質)」と「RNNoise(高品質高負荷)」の2つがあります。
結論としては、雷撃のように決勝トナメ全部配信する場合は途中でノイズ抑制の方式を切り替えるべきだと思いました。
Speexにしておくとノイズ抑制が弱いぶん観客の声や拍手を拾ってくれるので、演出の1つとして使いことができます。そのため今回は全体を通してSpeexで配信を行いました。
しかし、best64~best8までは会場でマイクを使った参加者誘導等の運営を行っているため、そのアナウンスを拾ってしまうのは配信として美しくありません。RNNoiseは参加者の声や拍手もノイズとしてカットしてしまいますが、逆に言えば実況解説の声のみを綺麗に抽出してくれます。
これを上手いタイミングで切り替えたい。

fig7.フィルタ_ノイズ抑制

StreamDeck準備

主に曲の配置。ボタンを押すとその曲が会場や配信で流れます。
理想を言うと音楽用のStreamDeckとシーン切り替え用のStreamDeckでわけるか、それを1個にまとめるべきなのですが、今までの配信の慣れというステータスを優先して今回は音楽用のStreamDeckのみとしました。

各種セクションごとに分けるのがわかりやすく使いやすいです。
可能な限り選出画面のときは右上、全部の曲を止めるボタンは右下、その間は待機BGM・・・のようにルールを決めて配置するとBGM間違って流すことが減ると思います。もちろんルールは好きに決めちゃってOK。
今回みたいに紙のBGMリストと併用するのが理想。

fig8.StreamDeck_HOME
fig9.StreamDeck_best4
fig10.StramDeck_GrandFinal


当日の動き

機材設置

朝開場までの30分と配信開始直前の1時間が地獄です。
朝開場までの30分で主要PCの設置、電源の確保、会場にBGMを流す、プロジェクターを映す、会場マイクのテスト、会場の証明の操作確認等を行います。今回は俺が初めての会場だったので会場にBGMを流す方法を知らず、会場の機材担当のお姉さんにヘルプを頼みました。めちゃくちゃ笑顔が素敵で可愛かったです。
配信開始までにキャスター席の設営、配信卓の設営、カメラの設置、キャスター用の照明の設置を行います。

雷撃は参加者が多く、強いプレイヤーが対戦する配信席(運営席)に人が集まりやすかったので、不慮の事故で参加者がカメラに当たってしまってカメラの画角が変わってしまったり、主電源が抜けてしまったりと、いつも以上に機材トラブルが多かったです。
主電源を取るところは人が集まりにくいところにすること、コードにはある程度ゆとりを持たせて仮に引っ張られてもゆとりでカバーできるようにすること、カメラの周りにバリケードを作ること。

tonamel進行補助

クリフとがメイン。
クリフとがトイレ行くときに代わりに対応したくらい。

KP集計補助

ぽっぴさんがメイン。
Excelの関数とかtonamelからマスタデータを取ってくるとかの仕組みを一緒に使いながら覚えてもらった。
KP集計以外にもフィーチャー卓の整備や会場照明操作とか色々ありがとうね。

データセット出力補助

SEKIさんがメイン。
雷撃数日前にデータセット用CSV変換シートを作成したので、一緒に使いながら覚えてもらった。

配信補助

SEKIさんがメイン。5時間の配信お疲れさま!切羽詰まって色々無茶ぶりしてごめん。
前日に伏見さんにも配信お願いしたのバカ過ぎてごめん。

機材トラブル対応

会場に流れてるBGMの調整、配信に乗っているのBGMと音声のバランス調整、有線が急に繋がらなくなる、電源が吹き飛ぶ(ついでにネットも繋がらなくなる)、カメラが傾く、配信中のプレイヤーのジョイコンが動かなくなる等のトラブルに対応しました。

配信ツイート

対戦開始前に雷撃アカウントでツイートすること。


最後らへんのは機材班の取りまとめとしてちょこちょこ補助してただけなのであんまり書くことはなかったけど、誰かがやらなきゃならないことであることには変わりないので記載しました。


最後に。技術班の後輩たちへ

さすがにちょっと疲れてしまったのでしばらくストイックなオフの運営はお休みしてのんびり過ごそうと思います。次は俺も一般参加者としてオフ参加したいなーーー!!!

そんな訳で恐らくこれを読んで仕事をすることになるであろう技術班の後輩たちへ。わかり始めているだろうけど、嬉しかったり楽しかったりすることよりも、メンタルに来ることや面倒なことの方が多い仕事です。

なんでこんな面倒なことせなアカンねんと。データセットでデザインが崩れないようにポケモンアイコン切り抜き400枚とか正気か?
なんでこんな荷物多いねんと。しかも全部高価だしクソ重いし毎回二次会の時店員さんに預かってもらうのが申し訳ない。
配信のコメントを見たら早く配信始めろだの、音量バランスが悪いだの、折角いい試合だったのにトラブルで配信が止まって萎えただののコメントばかりでコメント欄をそっ閉じしたり。

でも、なんやかんやこのクソな仕事を誇りに思ってるんですよね。
今まで絶対にできなかった技術を習得できたり、納得のいくデザインを作れたり、参加者からお前が運営にいると安心できると言われたり、お前の配信してくれる卓に映れてよかったと言われたり、一生笑って酒が飲める友人ができたり、憧れの人たちと仕事ができたり、自慢できる有能な後輩ができたり、報われる瞬間がみんなにも絶対あります。

俺の後輩たちはみんな本当に凄い技術を持ってます。俺はもっと凄いけどな!
そんな訳であんまり頑張り過ぎない程度に頑張って!

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