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鹿角CS Bo3大会を終えて

*全文無料で、投げ銭方式になっています。投げ銭頂いた分は、大会運営費用(スタッフ人件費、会場費、選手の招待費、賞品等)に充てさせていただきます。

鹿角CS 当日振り返り


2014年2月11日(日曜)@秋田県鹿角市
定員32名
ジャッジ2名(うち一名筆者)で開催された。

大会形式は予選から本戦まで全てBo3方式(JCS方式)で行った。

タイムスケジュールは以下の通り。
前日夜から雪で大変だった。
09:30-9:50 受付
09:50-9:55 マッチング発表&対戦準備
09:55-10:00 開会式
10:00-10:50 第一回戦
11:00-11:50 第二回戦
12:00-12:50 第三回戦
12:50-13:25 休憩
13:30-14:20 第四回戦
14:30-15:20 第五回戦
15:20-15:25 成績発表&中締め 告知
15:25-16:00 デッキチェック&休憩
16:00-16:50 本戦①
17:00-17:50 準決勝
18:00-18:50 決勝
だが、実際に終了したのは、19:50だった。約1時間の遅れが発生した。この遅れは、主にサドンデスの発生によるものである。
そもそもJCSのBo3方式だと、サドンデスも発生するため、50分+αでは終わらない。これは、Bo3経験者へのヒアリングから、把握していたが、実際にその通りになり、遅れが生じた。
最終的に階段も崩れず、そのまま予選が5回戦までできたこともあり、予定を1時間オーバーして、大会は終了した。
またデッキチェックが大変だった。ジャッジ案件の対応は2人でも対応できたが、デッキチェック8人分を2人で見るのは、かなり時間的に厳しかった。
選手の大切なカードを扱うから、急ぐわけにはいかない。それでも、なんとか10分遅れほどで、終えることができた。

かなりハードなスケジュールで運営したが、開始時間と大会方式とまた会場との関係で、このようなスケジュール感にならざるを得なかった。それでも、無事に終えられたのは、選手やスタッフのおかげだ。ご協力ありがとうございました。

開催経緯

さて、本題であるが、今回の鹿角CS/Bo3の大会は、どのように開催されるに至ったか、それを少しお話ししたいと思う。

まずは、私が関わった大会で、1番はじめにBo3の大会を開いたのは、2022年12月29日鹿角ラボで開催のbox争奪戦だったと思われる。
この時は、とりあえず年末だし変わったことやるか、のノリだった。ちょうどこの頃は、ジャッジの資格試験を終え、ポケカに限らず様々な大会形式について調べていた。

その次は、第二回ヒメグマ杯(2023/7/17)だ。決勝トーナメントのみ、Bo3で行われた。この頃からBo3をやりたいという選手の声をよくきくようになったと記憶している。
6月にJCSがあったことも大きいと思う。

そして、2023年12月30日鹿角ラボでBo3のbox争奪戦を開催した。この日には、鹿角CSの開催がほとんど自分の中では確定しており、すでにスタッフのお願いや会場の検討が行われていた。

これまでBo3の大会を開催してきて気付いたのは、遠方より来てくださることも多いということだ。
なぜ車で90分以上の道のりをかけて来てくれるのだろうか。考えられることや実際にお話を聞いてみたことを記しておく。

①Bo3の練習がしたい(JCSへの優先権をもっている)

チャンピオンシップシリーズ2024から、シティリーグで優勝すると、JCSへの優先権を得られるようになった。鹿角近隣の店舗でも複数回シティリーグが開催されており、JCSへのイメージは近しいものになったように思われる。実際に、筆者のまわりでもJCSへの優先権を保持している方も少なくない。しかし、Bo3の方式で大会を開いているところは、ほとんどない。

②Bo3が好き。

ポケモンカード(以下PTCG)以外のTCGでは、Bo3の大会形式で行われることも少なくない。例えば、遊戯王やシャドウバース、MTGなどがそれに挙げられる。Bo3にはBo3の良さがあり、Bo1にもBo1の良さがある。それぞれ大会の運営の方向性によって選択されるものだろう。
PTCGでは、海外の大会やJCSのDAY2では、Bo3が採用されている。

③豪雪地帯という土地柄

我々のお店にBox争奪戦等のために来てくださる方が住んでいる地域は、北東北だ。どこも豪雪地帯で、2時間以上かけて車で雪の中来てくださることも少なくない。Bo1では、ゲームロスがマッチロスを意味する。1ゲームにかかるものがかなり大きい。雪の中2時間以上運転して来たのに、1ゲームのロスが、優勝への道を完全に閉ざしてしまうのは、コストに釣り合わないと言えるかもしれない。

このような3点を踏まえ、Bo3の大会を開催した。

開催した感想

開催してよかった。これが一番の感想である。いろんな意味でよかった。対戦結果も興味深いものだった。
なにより楽しかったという声を頂けた(同時に疲れたということも数多かった)。
ただ、運営がかなり大変だったのは事実だ。ルールの参加者への周知やジャッジ間での裁定を事前に共有しておくなど、かなり入念に準備を行ったが反省すべき点も多かった。
良かった点は、勝利条件が記された紙を配布したことであった。勝利条件についての対戦中の質問が多いと思い、前日に配布することを決定した。
普段の大会なら、メモの持ち込みが禁止されているが、この配布資料は卓上に出しておくことができるとした。これは、ジャッジの負担軽減及び大会の円滑な運営を意識したのもあるが、何より大会参加者がBo3の形式に沿ってゲームプランを立て、対戦を進めてほしいと思ったからだ。
これにはある程度好評を頂いたので、今後も検討したい。

入賞デッキ

参加者に同意が得られたので、上位四名のデッキをこちらに載せて終わりたい。

ベスト4 アルヌメイサハ 
古代に対してかなり有利になりそう
ベスト4 カビゴンLO
やはりいたこのデッキ
珍しいカードとしては、「ナナミの手助け」。アルセウスフォンとのコンボも強力。
準優勝 アルギライサハ
リククラゲは、Bo3のパオを警戒したのか。S3開始直後だったからか、あまりパオは多いわけではなかった。
優勝 アルヌメロコン
へんしんスタートメタモンもいて、絶対にアルセスタートしたい意志を感じる。その執念が優勝へ導いたか。

リザがいないのも面白い結果だった。
以下には、何も情報はありませんが、購入してもらえると徳が積めます。

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