【ポケカ語】「このポケモン」はどこまでなんだろう。【その2】

前回の記事の続き。
https://note.mu/pokesaki330/n/n28d8def5f0ae

ヌケニンの特性「いのちのうつわ」がイミワカンナイと巷で話題になっている。

「このポケモンについているカードを全てトラッシュし」って書いてある。
①の文ってことにしよう。

そして、「このポケモンを「ポケモンのどうぐ」として、自分のポケモンにつける」と続く。
②の文ってことにしよう。

このヌケニン。
進化前のツチニンと、ダブル無色エネルギーと、こだわりメットがついているって状態で考えてみよう。

ツチニンは、ポケモンのカード。
多分ポケモン。

ダブル無色エネルギーは、エネルギーのカード。
ポケモンについているときは、ポケモンらしい。
ポケモンってことにしておこう。

こだわりメットは、トレーナーズのカード。
ポケモンについているときは、ポケモンらしい。
ポケモンってことにしておこう。

まずは①の文から考えよう。
ついているカードを全てトラッシュするんだって。

ぽいっ

トラッシュしたカードは、トラッシュに行くね。
トラッシュに行ったカードは、トラッシュと呼ばれる場所に置くよ。
トラッシュに置いてカードは、他のカードについている状態じゃなくなるらしいよ。

①の文はこれで終わり。

次は②の文。

「このポケモンを」って書いてあるね。
ヌケニンのカードは、「このポケモン」に含まれるよね。
さすがにここ否定しちゃったら、他に該当するものがなくなっちゃう。
そういうことにしておこう。

トラッシュに置いてあるカードは、他のカードについている状態じゃなくなるらしい。
同様に、他のカードがついている状態でもなくなるね。

ヌケニンは、トラッシュにあるね。
なにも、ついていないね。

じゃあ、ヌケニンのカードだけだね。

ヌケニンのカードを、「ポケモンのどうぐ」として、他のポケモンにつけたよ。

これでヌケニンのカードは「ポケモンのどうぐ」で、ポケモンについている「ポケモンのどうぐ」だからポケモンだね。

②の文も終わり。

後ろに続く文は、ポケモンのどうぐとしての効果だからここでは割愛するよ。

ここまではおかしくないね。

では続いて。

シロデスナ。
ワザ「さじんのあらし」の効果。

「おたがいのバトルポケモンについているカードを、すべてトラッシュする。」

バトルポケモンってのは、バトル場っていう場所にいるポケモンのことだね。
対戦するプレイヤーそれぞれに、ポケモン1匹分だけ用意されているよ。

ワザを使うことができるのはバトル場のポケモンだけ。
自分が「さじんのあらしを使います」と言ったら、自分の場のバトルポケモンは、シロデスナ。

ソウデスナ

シロデスナについているカードを、ヌケニン同様全てトラッシュしよう。

ジャッジマンですの!

ジャッジが介入してきた。
なんだなんだ。

シロデスナのワザ「さじんのあらし」では、ポケモンはトラッシュしません!

ん?ポケモンってどこまでだ?
ポケモンについていれば、エネルギーも、ポケモン。ポケモンのどうぐも、ポケモン。

何がトラッシュされるんだ?

何がトラッシュされないんだ?

どうやら、ポケモンについている「エネルギー」や「ポケモンのどうぐ」はポケモンではなく「ポケモンについているカード」らしい。

はじまりのおきての対象となる範囲は、「ポケモン」ではなく、「ポケモン」と「ポケモンについているカード」らしい。

でも「ポケモン」って書いてあるよ?

"カードゲームのテキストは狭い紙面にできるだけ情報を詰め込む必要があるため、日本語の言葉通りに受け取ってはいけない"

このポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。

日本語訳すると、こうなる。

この「ポケモン」と「このポケモンについているカード」は、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。

前回の記事(https://note.mu/pokesaki330/n/n28d8def5f0ae)の結論までたどり着いたので、今日はここまで。

また気が向いたときに続き書く。

※この記事の画像はポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトから引用しています。

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