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顔面神経麻痺9 -生活の違い-

今回は、病気になる前の生活と変わったことを記していきます。
症状の変化により生活スタイルが変わってきたので、
発症初期の生活と現在の生活に分けて記していきます。

■症状が出てから1〜2ヶ月目

食事

ご飯がうまく食べられなかったので
1ヶ月くらいは流動食中心の食生活をしていました。
よく食べていたのは ”キューピー優しい献立” シリーズです。
楽天市場や近くのドラッグストアで購入できます。
本来介護食として販売されているもので、
味付けが私好みでとっても美味しくいただいていました。

また、頬がだらっと垂れているような感じなので
頬肉が歯に近づき、食事の際噛んでしまうことが多々ありました。

舌の右側は味覚がありませんでした。
左側や奥の方は味を感じるので、食事は普通に楽しめます。

耳の後遺症

気圧の変動によって神経痛や耳鳴りがしました。
また、笑ったりすると耳に圧力がかかるのか、笑っている間だけ片耳が聞こえなくなりました。
初期の頃は特に、大きい雑音が響くように聞こえて、
電車の音や救急車のサイレンがうるさく感じました。

お風呂・歯磨き

目が閉じないので、水が入らないようにゴーグルをしてシャンプーをします。
歯磨きの際は今まで使っていたヘッドのサイズだと
頬が伸びず奥歯まで届かなかったので、
歯と頬の間が狭くても奥まで届くように、ヘッドが小さい歯ブラシに変えました。

その他

今までコンタクトでしたが、瞬きができず目が乾いてしまうので、眼鏡生活に変えました。

■症状が出てから3〜6ヶ月目

食事

初期の頃よりだいぶ顔が動くようになってきたので
頬肉を噛むことが少なくなりました。
まだ少し食べづらいですが普通の食事がとれるようになっています。

味覚はまだ完全には戻りません。
舌の右側以外は味覚を感じるので、食事は全く苦ではありません。

耳の後遺症

神経痛、耳鳴り、圧迫感は引き続き残っています。
気圧の変動がある時はとても辛いです。
大きな雑音はだいぶ響かなくなってきています。
今では普通に地下鉄も乗れます。(地下鉄、コロナになってから窓開いてるから音気になりますよね・・・)

お風呂・歯磨き

目は以前より閉じるようになったので、
ゴーグルなしでもワンチャン洗えるくらいになりました。
念のためゴーグルつけて洗うことが多いです。

頬の伸びはまだ悪いので、歯ブラシは引き続き小さめのサイズを使用しています。

その他

瞬きはまだ完全にはできませんが、メガネだと仕事がしづらいので、コンタクト生活に戻しました。
もともとドライアイだったこともあり、目薬は両目とも頻繁につけています。


3月で病気になってからちょうど半年が経過します。
最近は口元の動きが出てきて、不恰好な笑顔なら作れるようになりました。
あとおでこや鼻の動きが少しだけ出てきました。
眠る時は重力がかからないので目が完全に閉じるようになりました。

だんだんと以前の生活に戻ってきてはいますが、
まだまだ元通りとは程遠いなあと感じます。

普通の生活ってこんなに難しいんだと思うと同時に
普通の生活ってこんなに嬉しいんだなと思います。