東京は渋谷区センター街にある人気ポーカースポット「Roots」へ行ってみた
昨今の日本でのポーカー人気の勢いは留まることを知りませんよね!というわけで私も友人に誘われて始めたクチですが、いろんなポーカースポットがある中でネット検索してたら「Roots」という渋谷のセンター街にあるお店を見つけました。なんでもオープンには有名ポーカーYoutuber「世界のヨコサワ」さんが関わっているということで連日賑わっているんだとか。そう聞いていかないわけにはいかないですよね。とはいえなかなか行かなかった理由があるんです…。
まずそもそも論として私は都内いくつかのポーカースポットはそれなりに遊びに行っており、中でも同じく渋谷センター街の目と鼻の先にある「GoodGame Poker Live(通称GGPL)」には満足しておりまして。他にも渋谷ならネコカジやBLOW、池袋のイケブクロギルドや秋葉原のカジノクエスト、新宿のCasino Live Tokyo(通称CLT)、目黒のm HOLD'EMなどなど自分に合う・合わないも含め仲間内で楽しめる場所を探してきました。
そんな中Rootsを知ったわけですが…
まず驚いたのが、ネット上での評判の高さと実際のギャップです。
トーナメントの参加は完全Web予約制なのですがとにかく人気が高く、1か月前くらいからじゃないと予約が取れない!リングは飛び入りもありだけど毎日4~50人がウェイティング!などなど威勢のいいワードがTwitter等を見ていると踊っていますが、2022年9月現在普通に5日前で予約取れました。なお支払いは全てオンライン決済で、予約も事前決済、当日のフードやドリンクから果てはRe-buyまでオンライン決済となっております。この辺便利と受け取るか面倒と受け取るかは人によるのかな。私は一発目をクリアすれば便利なシステムとは思いましたが、逆に一発目の腰が重かったです。これが長らく「存在を知ってはいたが行くまでいかなかったお店」になった理由でもあります。
とにかく!空いている!テーブルは全7卓ありましたが使用されているのは4つのみでそれにしては店員さんが余っている印象。
これは憶測ですが「Webで散々混んでいるという情報を拡散した結果、取れないのが嫌なので重複して予約している人がいる」とかなのではないでしょうか?
トナメ飛んでからまだ時間余っていたのですが、20人以上がウェイティング状態ですと記載されていたのでムリだと思ったリングも、あからさまにテーブルが空いているので店員さんに聞いてみると即・参加OK、何なら友達3人と同卓もOKと、すんなり案内されました。
というわけで、Roots行ってみたいけど混んでるんでしょ?飛び入り出来ないんでしょ?という方がいらっしゃれば、当たって砕けろで聞いてみるといいかもしれません。とはいえトナメは予約制なのでアレですけど。この辺運営の予想と現実がかみ合ってないのかな?
そうは言うけど店内どうなの?うん、ポーカーはディーラー9割が男性、もっと言えばお客さんも9.9割が男性でした。口コミサイトで「女性のお客様が多い!」ってしきりにうたわれていたんですが工作員なんですかね?と疑いたくなるくらいいない!いや!もしかすると最初はいたんだけど何か店内で嫌な出来事があって他の店舗へ鞍替えしてしまったか?その答えがこの後私の中で出ます。
しばらくして、まず普通ではありえないことに気づいてしまいまして。それは「チップシャッフルするお客がほぼゼロ」ということです。どんなに初心者向けのポーカースポットでもそうそうないことです。従って店内すんげー静か。
へぇー静かなのはいいことなんじゃない?と思うでしょ?甘いです。
ヨコ〇ワキッズがうるせえ
とにかくこれを伝えたかった。オ~ルイ~ン!とデカイ声ではしゃぐ初心者!ポーカーの負け・武勇伝をバカでかい声で延々と話すガハハ親父たちの動物園…とまではいわないけれど、ともかく他店ではほぼ見られない私的な地獄絵図が広がってましてな。いや全員が全員ではないですよ。紳士的なプレイヤーさんのほうが断然多いです。けども、私が問題だとおもったのはそういう騒ぐお客さんよりも、「騒いでも止めないディーラー・店員」の方です。ポーカースポットに問われる、客目線で一番重要なのは実はここなんじゃないかと私は思っているわけです。
じゃあダメなお店なのかというとそうは思いません。店内は渋谷にしては広く清潔感があり、またフード類もお高い(ハンバーガー1650円など)とはいえ値段に見合ったハイクオリティで満足でした。ディーラーさんのレベルもそれなりに高く、払った金額分の納得と前評判、特に常連さんがなぜここに来るかという点においてはわからないことはないです。
ただ1点、あのうるさい客をなんとかできなかった店側の対応や理念が、それらを全て台無しにする可能性があると思いました。
で、なんでこうなってしまったのか一つの推測があるのですが、それは「この騒いでる常連たちが、挙ってポイントランキング上位入賞者」なんですよね…。最後にポイントランキングの話をしましょうか。
アミューズメントカジノ・ポーカーのお店で遊ぶことに対して何を求めるかということになるんですけども、Rootsのシステムがうん、笑うよ。
遊んで残ったチップを預けて、それは引き出せるとかじゃなくポイントとして数値に換算されます。
で、そのポイントの累積に応じて特別なメニューが注文できるとかテーブルを貸してくれるサービスを受けられるようになるとか、いわゆる「ソシャゲの課金で偉くなる」みたいなシステムを導入しておりまして、そのランキングが常にオンライン上のアプリで確認できる、と。客同士をそれで争わせている、というわけでございます。
これって、例えば急用で帰っても無駄にはなりませんよというふうに言えば聞こえはいいですが、要はポイントを大量にため込むにはポーカー勝たなくてもいいんですよ。何なら「エントリーしてすぐ帰ってもトップになれる」んです。それってポーカーなのか…?
どなたかのnoteで拝見した(ソースは失念、すみません)んですが「ヨコサワさんはポーカーを広めたいと口では言うが、お店でやってることは単にウチで金落とせや…にしか見えない」というご意見がありましたが、まさにこのシステムのことを言ってるんだろうなァ…と思っちゃいまして。
いやね、擁護するわけじゃないですよ?でも仮にそうじゃなくても「ポイントで特別ドリンクをオーダーできる」とは何ごとかと。ごめんなさいまったく要らないです…。
そういうところからも「私は今特別なフードを食べてますよー」という先輩風をふかして気持ちよくなってくださいね!的なものがポーカーの勝利の向こうにあるご褒美として設定されているRoots。あなたはどない思われますか?
私は正直「ポーカーを広めていくのに、それこそが一番いらないもの」だと思っております、これをゴールにしたから「お金出すから騒がせろ」みたいな人が集まった(残った)んじゃないでしょうかね?腐れた場末のバーとかにあるんですよこういう現象、禁止事項を犯す客、マナーの悪い客だけどお金を一番落とすので店側も断れない、だからまともなお客さんが離れていく。
割と一番ショックだったのは、Twitter上ではRootsの常連の中でもカーストが高いとされ教祖様くらいの勢いで崇められている(ように見えた)有名な常連が最も騒いでいたことです…というところで締めたいと思います。
結論
・ポーカープレイヤーならやはり一度は行ってみたい!行ってみていいと思うよ!
・逆にRootsしか行ったことがないプレイヤーは渋谷の他の店舗にも行ってみては?世界が変わるかも?
・どんなにポイントを貯めても、あなたがRootsをダメにしないでね