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知らないと詐欺られる?オーストラリアで車を買う前に知っておくべき基礎知識

今回はオーストラリア生活においてそもそも車は必要なのか?
どうやって購入するのか?をまとめました。
具体的な購入の流れと注意するべきことも解説していますので参考にしてみてください!(中古車を買う場合について詳しく解説しています。)


そもそも車は必要なのか

1)オーストラリアの公共交通機関は日本と比べて便利ではありません。
都市部を中心に大きい街へは電車は通っていますが、南北を繋ぐ街から街が繋がっていないのです。

電車で片道7時間。車なら1時間45分。

都市部でも車で10分、自転車でも20分で行ける所にもバスを使うとぐるっと街を一周してから南下して45分かかるなんてことも珍しくありません。
(自転車は鍵をかけても破壊されて盗まれるか、イタズラで壊されるのでおすすめしません。実体験済み。)

2)車がない場合は仕事探しもバス電車で通いやすいシティ中心部で探すことになるので求職者の多い激戦区で探すしかなくなります。

3)電車バスを使う必要がないのでCityや駅から少し離れた家賃の安い家に住めることもメリットです。

車があれば有名な観光地へも最短距離でより早く行けますし、仕事探しにおいても中心部を避けて穴場エリアのレストランやカフェ、倉庫勤務など他の求職者を避けて見つけやすいでしょう。職場への通勤も一気に楽になります。家探しも選択肢が増えるのでライフスタイルの幅が広がります。

車購入の予算はどのくらい?

わたし個人的には80万から100万円程度の車がおすすめです。
この予算感なら走行距離が15万キロ前後の車が買えるので、売る時も購入額と同じくらいの値段で売ることができますし、人気のスバルやトヨタのSUVや日本車も狙えます。Bluetoothやナビ、バックモニター付きなどのオプションがついてくるのもこのラインかと思います。

とりあえず走ればいいし、見た目や車種はなんでもいい!とりあえず安く車が欲しい!って方は20万から50万円ほどあれば購入が可能です。

どこで買うのがおすすめ?

わたしは過去2回車の購入経験がありますが、2回ともFaceBookで個人から購入していますのでわたし個人的には個人売買をおすすめします。

  1. FaceBook(個人売買)

  2. Gumtree(個人売買)

  3. 中古車ディーラー

[中古車ディーラー]
購入すれば車の整備・メンテナンスや書類の手続き、名義変更などの雑務を代行で行ってくれるので楽ですし、保証もついてくるので初期不良があれば無償で直してくれます。その分購入費用が個人売買と比べて割高です。

[個人売買]
出品数がとにかく多いので車種を選びやすく価格もピンキリで20万くらいから購入可できます。名義変更などの手続きは全て購入者自身で行う必要があります。
悪質な販売者も多く壊れているのを隠して販売している場合もあります。

基本的に何でも挑戦してみたい性格なので名義変更などの手続きも自分一人で行いましたが、理解してしまえば難しいものでもないですし、個人売買はディーラーで買うよりも価格も安く抑えられて値段交渉もできます。

お金に余裕があって面倒なことはなるべく避けたい方はディーラーでの購入が無難かと思います。

オーストラリアの車購入にあたって知っておくべき用語

車の購入手順の解説前にとても重要なRWCとREGOについて解説します。
とても重要なので車探しの際に必ず確認してください。

1)RWC(ロードワーシー)
RWCとは車の状態に問題がなく、問題なく公道を走行することが出来ることを証明する書類で車の名義変更の時に必ず必要になります。
RWCを取得する時間がないなどの理由で相場価格よりも安い金額で車を販売している出品者もいますが絶対に購入してはいけません。

RWCなしの車を買った場合、購入者自身で整備工場へ車を持ち込んで書類を取得する必要がり、修理が必要な場合は修理費を支払う必要があります。

出品時点でRWCがなくても後から取得してくれる出品者もいるので取得は可能か?を聞いてみるのは良いと思います。
大抵の場合はRWC取得費用として車の購入価格に乗せてくるとは思います。

2)REGO(レゴもしくはレジョ)
REGOは日本でいうところの自賠責保険で事故を起こした際に対人を保証するものです。REGOの期限が切れている車は法律上公道を走ってはいけない車なので購入した後に乗って帰ることができません。(警察かカメラに見つかると罰金です。)出品者にREGOの有効期限はいつまでなのかを必ず確認しましょう。

REGOの有効期限が長く残っている車ほど、更新費用を払わずに済む期間が長いことになりますのでお得です。

車の購入手順

わたしの経験を踏まえてFaccBookでの流れになりますが、ディーラーやGumtreeでもおおよよその流れは同じです。

  1. どんな車に乗りたいのか。購入予算を決める。

  2. 情報収集(MarketPlaceでCarと入力するとかなりの量が表示されます。)

  3. 出品者へメッセージを送る。

  4. 出品者と予定を合わせて試乗をする。

  5. 購入代金を支払って乗って帰る。 

メッセージは基本返信がないので複数の出品者へ連絡しましょう。
試乗は絶対にしましょう。許可をとってからアクセルをベタ踏みしたり、急ブレーキをして車の具合を確認してください。

車と鍵を受け取るまで絶対にお金を払ってはいけません。
「あなたの他にもたくさんの人がわたしの車を買いたいと言っている。頭金を払ってくれたら他の人には販売しないから頭金ちょうだい!」とか色々理由をつけてお金を騙し取ろうとする詐欺師もいますので注意しましょう。

任意保険には絶対に加入しよう

車は買って終わりではなくそれなりに維持費もかかります。
ガソリン代や整備費。REGOの更新費用などなど。
これに関しては住んでいる地域や州によって違うので一概にこの記事で解説はできませんが、保険には加入をお勧めします。

REGOは対人事故の保証のみなので、仮に他の車にぶつけたり、家の壁を壊したり物損事故に対してはカバーされません。保険に加入していないと全ての費用を自腹で支払う羽目になります。高級車にぶつけでもしたら人生終了です。

AUS Car insurance(カーインシュランス)と調べるたくさんの保険会社が表示されますので、お住まいの州の管轄の保険会社に加入しましょう。

QLD州であればRACQ。VIC州ならRACVがお勧めです。

まとめ

ここまで車購入に関する基礎知識について解説してきました。

車はあると生活が便利になるし仕事もゲットしやすい。
予算は50万あれば買える。
個人売買か車屋で購入が可能。個人的にはFaceBook推し
RWCとREGOは必ず確認する。
購入時に必ず試乗する。頭金は払う必要がないので注意!
保険に加入しないと事故を起こしたら人生終了

ここまでのまとめ

車は安い買い物ではありませんし購入までのステップもやや複雑ですが、車があるとオーストラリアの生活は格段に豊かになります。
スーパーで大量に買い込んでちょこちょこ行く手間を省けますし、自分の行きたいタイミングで海や山へ行って大自然を感じることもできます。

以上、車購入を考えている方へ向けた基礎的な解説でした!
この記事が車購入を考えている方へ少しでも参考になれば嬉しいです。

安全運転!!!!

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