
【全文無料】ピオニー型ミライドン解説
こんにちは! 初めてのnote作成になります。韓国でポケモンカードを楽しんでいるSejunと申します。
韓国にオフライン大会が戻ってきた今年初め、ポケカに復帰してからまたはまってしまいました。SVが発売された2月からこれまでずっとビーチコートミライドンを使い、WCS韓国代表決定戦優勝、世界大会TOP32を達成することができました。
今回解説するデッキはPTCGLで爆勝した(…)以外はどこかで実績を残したわけではないのですが、いろいろ調整を経て個人的には納得できるレシピだったので、最近のミライドンの一形態として参考になればと思います。
(できる限り頑張って修正しましたが、基本翻訳サイトを使っていますので、もしぎこちない文章があってもご了承いただければ幸いです!)
構築経緯
未来古代として環境が大きく変わりました。 従来使っていたビーチコートミライドンはロストやサーナイトなどトップデッキのカウンターキャッチャーを筆頭に強くなったパワーに追いつくのが難しく、新しく登場したトドロクツキは同じくたねexで戦うデッキでありながらもリザードンやミュウに良い相性を持っていました。ミライドンとしては差別化のために破格の新オプション、テツノカイナexを積極的に使う必要がありました。

それでも4エネルギーを要求するごっつあんプリファイをどのように速く安定的に準備するか課題が残っていたが、その悩みもつかの間、Limitless大会で初めて見た海外プレイヤーのデッキに一枚入ったピオニーを見て大きなインスピレーションを得て、ピオニーだけがビーチコートミライドンが追求すべき未来だと思い、既存のデッキ全面修正に入ります。 そして下記が現在使用しているレシピになります。

採用理由
3 ミライドンex
最初にぜひ出したいポケモンでありながら、パオジアン/エンテイブジンなど対面では最低2枚+場合によっては3枚目まで使えることを考慮すると安定した3枚になりました。 特性も攻撃も非常に強いカード。
2 テツノカイナex
このポケモンを100%活用するためにデッキが作られ、後1ごっつあん外れたなら運が悪いのです。
2 イキリンコex
先攻なら使用が必須ではないかもしれませんが、後攻重視のデッキなのでアクセシビリティとサイド落ちケアして2枚使います。
1-1 モココ
中後半の乱闘を安定させます。 たまにサイド落ちしたり、後1にモココがトラッシュされるなど事故は発生するが、序盤のお得だけで試合が決まるか、単にジェネレーター運で乗り切れるため最小枚数でも十分だと感じました。2枚敷くにはベンチも足りません。
1 サンダー
ミライドンのフォトンブラスターをトドロクツキ、テツノカイナ、エンテイなど230ラインに触れる重要な一枚です。ライチュウの300+10もサーナイトやミュウに有効で、特定の状況に非エクアタッカーとしても活用できます。
1 ライコウV
2エネルギーだけで効率的な攻撃ができ、森の封印石対応/俊足ドローなどのメリットを持ちます。 以前は異論なく2枚入るカードでしたが、今では相手の非エクにはテツノカイナ、たねV/exにはミライドンを使うようになり、アタッカーとしての優先度が落ちたため1枚だけ使います。
1 ライチュウV
進化体V/exを一撃で倒す高火力オプションは必要であります。ライコウと同じく森の封印石対応も重要。 序盤テツノカイナでかき混ぜてから一発爆発することで不足はなく、どうせモココを厚く使わないから、2回活用するチャンスが出にくいので1枚だけ。
1 ミュウex
逃げ0+ドロソでピオニーとの相性抜群です。わざの使用もvsギラティナなどでは常に念頭に置いています。サイド落ちしたら悲しいが、すぐ勝敗に直結する要素ではないので1枚。
1 ネオラントV
サポートが6枚しかないから適材適所に見つけるために必要です。 森の封印石対応になるのもプラス要素。 昔からビーチコートミライドンの解決師であり、使い心地最高のカード。
1 ミカルゲ
不利なミュウVMAX、最近話題のカビゴンLOを1枚で同時に対策できる素敵なカード。 また、後攻を奪われて2-2-2にされないために非エクを差し出す時、サンダーやメリープより負担が少ないのもわずかなメリットです。
4 ピオニー
後1ごっつあんを高確率で実現してくれる有能な兄貴。手札にあるととても心強いです。 他のドローサポートは使ってもエネルギーだけたっぷりになって、やりたいことはできません。
2 ボスの指令
非エクはごっつあんで取ればいいので、従来のミライドンよりボスの重要性が低く有効に使うタイミングが普通1回程度です。とにかく強力なカードなので2枚が最小値。
2 バトルVIPパス
最初に出したいポケモンが複数(ミライドン、イキリンコ、できればミュウ)あるため、バリューが高いです。 ピオニーとしても使えるから下振れケアにも適しています。
4 ハイパーボール
ネオラントとモココまで対応できる最高のボール。性能は言うまでもなく、手札を捨ててリスタートを助けるなど強い要素だけなので無条件に4枚。
1 ネストボール
最初番にミュウexが見つけられなかった時、以後ピオニーで持ってくる手段になるから1枚は必要です。
2 あな抜けの紐
単純に入れ替え効果の他にも類似ボスとして活用するタイミングが多いため2枚。一撃で倒せないポケモンを追い出してサイドを無理矢理持っていく動きが良いです。
1 入れ替えカート
3枚目の入れ替えカード。 テツノブジンのダメージ累積や、お守りで耐えた後のスイーパーKO阻止など必要な場面が出るのでモココへの対応よりは回復効果が優先されます。
3 ビーチコート
ほとんどのポケモンが逃げ1なので、いったん敷くと柔軟に動けます。 後1攻撃がとても重要で、雪道が意識されるから多めに3枚。
1 ロストスイーパー
vsミラー、トドロクツキはどうぐを消せるかで勝敗に直結します。vsカビゴンでも活躍し、雪かきの手段にもなるので、あえて使わない理由はないと思います。
2 森の封印石
やりたいことをやらせてくれます。2枚入れて純粋ドローでも引きやすくします。
1 勇気のお守り
変数を作れる直観的な一枚。
18 基本雷エネルギー
なんとピカチュウexスターターデッキより1枚多いです。
4 エレキジェネレーター
ここまで来たのに外れたなら運がないと訴える権利があります。
採用考慮/不採用カード
ペパー
ペパー軸を使おうとするとピオニーよりパワーが絶対落ちます。単純に5枚目のピオニーとして考えると悪くないかも。
これとは別に、以前の環境までとても助けていただいたカードなので感謝しています···
2枚目のミュウex
サイド落ちしたらゲームが成立しないイキリンコより優先順位が下がりました。こちらも不快ではありますが···
ヒスイのヘビーボール
楽観的にはミュウ、イキリンコ、サンダーなどすべてのサイド落ちをケアできるが、必要とする最初番にドローで引きづらいのがネック。そもそもイキリンコを除いてはそれほど致命的ではありません。VIPパスやボールを使ったがデッキにイキリンコがない経験はしたくないです···
ダブルターボエネルギー
テツノカイナに1ターンに付ければ当然いいのですが、接近性が悪くて森の封印石を必要とし、そうすると普通にジェネレーターを持ってくるのと大差ないから不採用になりました。ミュウexも役割対象のギラティナやカビゴンにダメージが減ると意味がなくなります。とにかく引くとリターンが大きく、たまにカイナ2号の準備にも役立つので試してみたいカード。かといって雷エネルギーを抜くべきか···
すごい釣り竿
個人的にずっとミライドンに釣り竿はアンチでした。 後1にモココがトラッシュされたとき以外は有効に使いにくいです。これを入れることで負ける盤面をどれだけ勝てるかどうかわかりません···
各対面コメント
相手が弱いタイミングで素早く圧倒する必要がありますし、ピオニーイキリテイクの動きが一番きれいで気持ちいいので、基本後攻を取りたいです。ほとんどの対面で後攻の方が有利です。
+また対面共通で、後1ごっつあんのために初タンデムユニットはメリープより(イキリテイク後)森の封印石に対応するVを出すことを優先すべき時もあります。
ロストバレット
かがやくゲッコウガ : 有利~微有利
かがやくリザードン : 五分
先2より後2に相手が強い攻撃をしやすいから、積極的に後攻を取ります。
ゲッコウガ系は後1ごっつあんのお返しにV/exを使うので、結局サイドレース有利です。カイオーガも大抵ターンが不足。
リザードンは相手が強い動きをしてくると厳しい。非エクのサンダーを活用することを常に念頭に置いています。 相手の2-2-2を阻止しながら、後ろで次のテツノカイナを準備します。
とにかく2ターン目にテツノカイナが倒れないと絶対勝ちます。
ロストギラティナ
先攻 : 五分~微不利
後攻 : 微有利
こちらは手札干渉がなくて、アクロマ/アビスシークが伴うと納得できるように後2ロストインパクトが飛んでくるのでなるべく後攻を取ります。先1雪道の恐怖よりもこれがもっと大変です。
ごっつあん/フォトンでサイド4枚を先取りし、後ろにライチュウかミュウがいつでもギラティナVSTARを倒す盤面を作るのが目標です。
相手が先2ロストインパクトに成功したら拍手します。 そもそも上振れギラティナに勝てるデッキは多くないですよね。
サーナイト
有利~微有利
先後攻にあまりこだわりません。 先攻だとごっつあんが少し使いやすくなったり、後攻だと相手が少し弱い動きをしやすくなる程度。 もしクレッフィが入ったと分かったら、先攻を取ります。
相手が2ターン目でテツノカイナを倒す確率は薄いので、先2/後1からごっつあんを2回使い、ライコウ/ライチュウにエネルギーをつけながら残りサイド2枚を回収します。
お守りをミュウexに付けることを意識します。サーナイト側で狙える勝ち筋として、終盤こちらのサイド一枚の時にHPの高いサーナイトexがカウンターキャッチャーでミュウを倒しながらナンジャモで止める動きを防ぐことができます。
モココは逃げられるようにエネルギーをあらかじめ付けておきます。
ガン有利に見えるが、とにかく最速ごっつあんが外れると非常に困るし、たまにあるサーナイトの上振れは最強なので適当に有利な感じ。
エンテイブジン
先攻 : 五分
後攻 : 微有利
お互いに後1攻撃ができ、2-2-2を狙うから後攻が有利です。相手が後攻を取った場合、ベンチを無理に増やさずに1ターンを耐えるのがベスト。
大ダメージを受けたらカートとお守りで、ブジンとチャーレムによる無料サイドを阻止します。
メリープはどうせすぐ気絶するので、非エクはサンダーだけ出しても大丈夫です。 普通はジェネレーターだけでもミライドン3匹(or 2匹+V)が用意できます。
だいたい非エクはかがやくリザードンだけなので、あな抜けの紐で簡単に克服できます。
パオジアン
微有利
前の環境から大きく変わったことはないですね。 攻撃準備はこちらが速いから、まず2-2-2を目指します。
ただ、月光手裏剣でモココを倒しながらカウンターキャッチャーごっつあん1+3というオプションができましたので、最初からメリープを出さないのも方法です。
低HPのV/ex2体に月光手裏剣x2を狙うこともできるので、カートとお守りを無駄にしたくないです。
ミュウVMAX
フュージョン : 微不利
雪道ターボ : 微有利
おそらく先攻を取りたい唯一の対面で、いち早くミカルゲを出してシステム停止を狙います。
停止しなければ、ライコウorミライドンで2枚、あとは紐/ボス/ライチュウなど気合でサイドを取っていきます。
テツノカイナが意外と活躍できます。パワータブレットを2つ求めながらミュウVMAXを2パンします。非エクへのごっつあんも有効。
結局構造的に不利なので、ミカルゲがいないと勝ちにくいです。雪道ターボにとってはミカルゲが災いだが、フュージョンは少し運が良ければ簡単に克服されてつまらなくなります。フュージョン限定ではドラピオンVの方が強い対策カードですが、ミカルゲはカビゴンLO対策にもなりますから、選択肢はすでに固定です。
カビゴンLO
微有利
イキリンコ、ネオラントのように縛られるポケモン多数+3枚だけの入れ替え札+手札干渉なし+資源を消耗せずエネルギーをつけるのに時間がかかるため、ロトムVで手札が増殖してしまい、ミカルゲがないとかなり不利な対面になります。
高ダメージを出すミライドンex、そしてミミッキューを突破するミュウex/サンダーが良いアタッカーになります。
イキリンコ/ネオラントが縛られるのは仕方ありませんが、相手もドローが少なくてやりたいことを毎回するのは難しいです。エリカよりはやまびこキャッチャーの要求値が高いためトラッシュしたり、できればスイーパーでロストするのがベスト。
入れ替え札/スイーパー/ボスの枚数を把握し、サイドをしっかり取れるとき適切に使用します。
リザードン
不利
最近ロトムVを軸にかなり安定感のあるデッキになり、特に雪道ジャッジのような干渉もないこのデッキではかなり不利です。 弱いスタートを狙った方がまだ勝ちやすいから、必ず後攻。
勝利プランは、お守りで相手の反撃要求値を上げて無理矢理ごっつあんを2回打ってサイドを4枚先行すること。
中後半にはピジョットexを積極的に狙います。 ピジョットを使わない形だとボスされないように祈ってサンダーで相手の2-2-2を阻止しながら110+220を見ることもできます。
とにかく2ターン目に進化しながらスイーパーような強い動きをすると負けます。
ミライドン
先攻 : 微不利
後攻 : 微有利
2-2-2を目指します。こちらは相手の非エクもごっつあんできるので後攻を取ります。後攻を取られると非エクを出します。
2-2-2レースで負けているときは、お守りやベンチ調整で相手の要求値を上げます。大概お守りと、それに対抗するスイーパーとボスをうまく活用できるかが鍵です。
トドロクツキ
先攻 : 微不利
後攻 : 微有利
ミラーと様相が似ています。誰が先に2-2-2できるかの後攻取り勝負。同様に、後攻を取られると非エクを出します。(できればミカルゲ)
古代ブーストエナジーもミラーのお守りのような感覚で対応します。カラミティストームで倒れないテツノカイナorお守りでくるいえぐるを強要するのもいいです。
連撃インテウーラ
五分
理想的に流れる連撃は厳しいので、相手の弱いスタートを狙うために後攻を取ります。ウーラオスVが出なかったり倒したりしたらほとんど勝利確定です。
そうでなければ、ごっつあんでインテorイキリンコorネオラントを一匹、ライチュウでウーラオスVMAXを一匹倒して3-3を目指します。そのためにいつでも適切なタイミングでイキリンコのきあいをいれるを使って、盤面にエネルギーを増す動きが重要です。連撃はたいていボスを使わず、ミュウとイキリンコがどちらも闘抵抗なので、そのターンに相手はサイドを取りにくいです。
ゲノムハックもキョダイレンゲキでオクタンを倒せるなど、2-1-3を狙っていくサブプランになります。きあいをいれる20+弱点しっぷうづき300で330に届かないのは残念ですが、ライチュウはサンダーで5エネルギー310にわずかに届きます。
ベンチでダブルシューター+キョダイレンゲキに倒れるのを防ぐため、お守りはイキリンコにつけます。
きれいに動きにくいデッキで、序盤の隙を攻略するとイージーウィンが取れるので体感勝率は高いです。
その他の不利対面
ガケガニマルマイン
サーフゴー
環境上位のデッキではないが、非常に不利対面です。どちらも先2からカイナを簡単に倒すことができ、ガケガニは非エク/サーフゴーはHPが高いのでサイドレースに勝てません。レイジングサーフが悪かったですね。
最後に
だいたいマッチアップが良く、相手が少しでも遅れるとテツノカイナがそのまま崩壊させることができます。サイドチェックや難しい選択肢もあまりないので、簡単で強いデッキだと思います。
しかも試合時間がとても早いからPTCGLで点数を上げる用途としても断然最高クラス。相手はこちらのデッキが分からないので、コイントス関係なくほとんど後攻を受けて気持ちよかったです。環境初期には1日2時間だけでも勝率80%以上で、3~4日でマスターからアルセウスリーグまで到達することができました。
しかしbo3大型大会用ピックとしては課題が多くなります。まず相手にデッキが把握されると後攻を取りづらくなり、何よりも環境トップのリザードンに不利なのが大マイナスになります。完全に絶望的な対面ではないけど、Robin Schulz選手の構築など安定したレシピが増えており、そしてひどい不利対面の不在(カビゴンを除く)のため、特に大型大会で多く使われるデッキタイプに負けるのは避けたいです。
また、後1ごっつあんは安定した方ですが、下振れの時に凄惨なデッキでもあります。強運までは必要ありませんが、不運に影響されやすいです。イキリテイクやピオニーが使えないと完全に止まり、エレキジェネレーターに頼るので不発になると困ります。逆転要素もなくて、不運で少し遅れると対面に関係なく勝てなくなります。
そして後1ごっつあんに成功して返されないかで多くの対面の勝敗が決まるので、後1ごっつあんがより意識される環境になるとカウンターを克服するのが難しいです。たくさん勝てるデッキには間違いないですが、大会で必ず上位入賞を目指すにはこういう問題がちょっと致命的です。
別に現実で持っているデッキがミライドンだけでピオニーとモココが間もなくレギュレーション落ちするから、新環境が来るまでは愛着で使い続けると思います。 レシピも当然改善の余地があるはず。
ここまで読んでくださってありがとうございます! 下手な日本語に画像もあまりなくて読みにくかったらごめんなさい。
今年ももうすぐ終わりますね。去年はユナイトで世界大会TOP8、今年はポケカでTOP32、また来年はどうなるかまだ誰にもわかりませんが、一つ確かな願いは韓国と日本とアジア全体のVG大会方式が改善され、みんなが地道に大会を楽しめる環境になったらいいなと思います。バイバイ!
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?