【全文無料】リザードンexの立ち回り理解
自分の思考の整理をしないとうまく動けないタイプなので、CL二週間前くらいから自分の中で頭の中でバラバラに散らかっていた思考を整理していました。
全く強いプレーヤーではないですが、弱者がただただ弱者で居続けないために必要な誰にでもできる努力の一つだと思っています。
だれかの参考になれば幸いです。
なおデッキの分布の正式データはわかりませんが、個人的にはリザを1回も踏まず、思っていたよりもかなり少ない印象を受けました。
※以下がCL京都前に思考整理として書いた内容になります
CL京都が近づいてきています。
絶賛デッキに迷子中ですが、そうも言ってらんないので、検証を始めていきます。
リザードンデッキのタイプ
リザードンデッキの種類として、現状は大きく2種類だと思います。
・ピジョット型
・ビーダル型
の2種類です。
型の理解の前にそもそもこの主役であるリザードンexのおさらいをしておくと、
・高耐久(330)
・序盤中打点
・後半高打点
という特徴があります。どこまでいってもこのデッキの主役はあくまでもリザードンexデッキだと思うので、この特徴から外れると結構議論が曖昧になるので注意が必要です。
ピジョット型のざっくりとした理解
ピジョット型の強いところは、積極的に毎ターン好きなカードを持ってくることができるので、これにより、強力にサイドプランを進めていくことができる点だと思います。
一方で、ドローソースをピジョットに依存している部分はあるので、
例えばロスギラであれば、カウンターキャッチャーでピジョットを呼ばれて、雪道+手札干渉されて、突破されるとかなりしんどいなというイメージを僕はもっています。
あとは、ロストバレットなどで見られるデヴォリューションなどを受けると、タイミングによっては、詰む可能性もあります。
リソースの管理がかなり重要です。
ビーダル型のざっくりとした理解
ビーダル型は多くの場合、エヴォリューション型とも言われており、中間進化を挟むことで、安定的に進化し、後半にかけて火力を上げながら、相手を倒していく、という流れを取ります。
こちらのデッキは、ピジョット型と比べれば、雪道には強くなります。
ただ、好きなカードを持ってくるほどの強さというのはないのと、
エヴォリューションを前提に考えると、先攻を取らされた時に、2ターン目にどう動くかはかなり考える必要があります。
リザードン側としては、できればサイドは2-2-2で進めたいものです。
このデッキのどちらが強いのかというのはなんともわかりません。
そもそもこの型の中にも、細かなカードの違いはありますし、プレイングスキルも関係するので、甲乙つけられません。
ただ、圧倒的に環境TOPであるということは間違いないと思います。
同じように、環境トップにいるギラティナVSTARとの対面で考えると、雪道対策が必須です。彼らは確実に後半1回は雪道+ツツジ+カウンターキャッチャーを仕掛けてきます。
エネがついたリザードンexとピジョットなど動きやすいポケモンだけで残すことができるかどうかなど、かなりサイドレースを意識した動きが必要になるように感じているので、一件ピジョット型は簡単なように思われるかもしれませんが、そうではないと思います。
実際ピジョット型を使われたことのある方はわかると思いますが、
想像以上に手札が細くなっていきます。
相手が事故っていれば、ボス連打で終了みたいな展開もありえますが、
それはイージーウィンなだけであって、拮抗する場面は必ずあり、
動けないポケモンを縛る、手札干渉や雪道を剥がせない瞬間が来ることは必ずあります。
これはどちらのデッキタイプでも等しく影響はありますので、リザードンデッキにおいては、手札干渉に強い山を作っていくというのが大事です。
なので、ピジョット型の戦い方として
・このターン自分は何がしたいのか、
・次のターン相手は何をしてくるのか(何が倒される可能性があるか)
・その返しに何をするのか
まで考えながらマッハサーチをしなければいけません。
もちろんビーダル型でもこの思考は必要なのですが、確定サーチであるからこそ、その思考はより強くもってないといけないと思います。
この選択が非常に難しいイメージがあります。
特に手札を考えた時に、雪道への対策はできているか、トラッシュは何がいってるか、山には何があるか、を把握しないといけないので、
デッキの60枚を言えないのであれば、握らないほうが良いなと感じます。
僕は現時点ではビーダル型のほうが相性が良いように感じています
(頭が悪いからかもしれません笑)
その点も踏まえながら、ビーダル型が良いのか、ピジョット型が良いのかを自分的にあと2週間で検証していきます。
ビーダル型の理想的状況
先攻1ターン目
リザードンデッキで忘れてはいけないのは、何を隠そう、このデッキの主人公はリザードンであるという点です。
そのため、ヒトカゲを立て続ける必要があります。
その観点から、理想的には
VIPパスを触り、ヒトカゲ2体、ビッパ1体は絶対にほしいところで、相手デッキにもよりますが、マナフィも置きたいですね。
この状態で、エネを手張りするところまでいければ御の字です。
先攻2ターン目
先攻2ターン目の場合、攻撃を始めるところまでいけるのが理想です。
一番の理想は、
・リザードンexになる
・ビーダルになる
・リザードが立つ
・サポートをうつ
・サイドを進める
というところまでいきたいです。
相手の進行次第によっては、あえてサイドを先行せずに、エヴォリューションをはさみ、攻撃せずに後ろにさらなる厚みをもたせることができてもいいでしょう。
後攻1ターン目
ビーダル型を使われる方の多くは、後攻を取られるようにも思います。
それはペパーを活用した一連の動きが強烈だからだと思います。
ヒトカゲやミュウをだし、ペパーでVIPパスとエヴォリューションにさわり、さらにヒトカゲとビッパを展開。
ワザ宣言をして、リザードとビーダルに進化。
ここまでで、概ね、次のターンからは殴れるぞ、という形ができます。
後攻2ターン目
上記の動きを受けた後、おそらくバトル場を倒された状態であるため、
ここは確実にサイドを進めたいターン。
ペパーやボスの指令から確実にサイドを進める相手を呼び出し、
その上で、リザードンex進化、次のライン育成をしてサイド進める。
という流れです。
ここまでの動きの再現性がどれほど取れるか、が一番の勝率に関わる部分だと思います。
理想的な立ち回りを考える理由
僕はプレイングスキルがあまり高くないので、相手に合わせた立ち回りがそこまで上手にできないです。
そのため、自分が2ターン目までに何をしたいのか。
それをどれだけ通せるかが自分にとって一番価値が高いです。
自分の頭で理解をできているか、それがどの程度通せるデッキリストになっているのか、を確認する作業を大会の前にはしています。
ピジョット型の理想的立ち回り
先攻1ターン目
ピジョット型は明らかに先攻を取るべきデッキだと思います。
つまり、後攻1ターン目から強引にでもサイドを取り進めるデッキ、ということだと思います。
そのため、先攻1ターン目の展開として、
ヒトカゲを2体
ポッポ1体
ロトムV(エンテイの人もいる)
を展開。
即席充電で手札をためて終了というところまでいきたい。
先攻2ターン目
先攻2ターン目のゴールとしては、攻撃を始める、ということだと思います。
そのため、リザードンexにはなれないけど、ピジョットexにはなる、という状況は個人的にはないかなと考えます。
もちろんその時の手札次第にはなりますが、
リザードンexになる
ピジョットexになる
リザードンexの次のパーツ揃える用意
雪道対策(スタジアムなりスイーパーもっておく)
を抑え、サイドを進めていくことが重要です。
僕がビーダル型を握る理由
一番の理由は、
後半にサイド2をとられる耐久値の低いポケモンを置いておきたくない
これにつきます。
上述のピジョットならではの難しさもありますが、それは練度でカバーできる話です。
特にミラーマッチやロスギラ対面で、残りサイドが2枚という状態の時に、
裏にピジョットexが残っていれば、ボスなりキャッチャーで呼び出されたら負け確です。
このような考え方からも、デッキにはネオラントも入れていますが、積極的には使わないです。ネオラントをこの後取られても大丈夫な場面かつ、こちらがかなり有利になるような場面だったり、そもそもネオラントを打たないことにはどうにもならないような場面で使用するくらい、サイド2ポケモンの残し方は慎重に考えます。
ロストギラティナ対面
ロスギラ対面で最も意識する点は、雑にサイドを取らないことだと思います。
ロスギラが古代・未来環境でもTOPである理由として、従来のデッキパワーに加えて、カウンターキャッチャーの恩恵を強く受けている点があります。
ただでさえ強いのに、カウンターキャッチャー・雪道・ツツジ、のような大技までしかけてきますので、このデッキ相手に、常に安定的に勝ちが見えるということはありません。
そのため、サイド残り4で止めておきながら、無傷のギラティナを残さないような状態。
サイド3に踏み込む時には、その後のサイドストーリーをある程度明確に持てる状態で突っ込んでいく必要があります。
特に僕は相手のロストに水エネルギーがいっているかどうかをかなり見ています。月光手裏剣が来ないとわかれば、取れる動きも変わってきますよね。
後半相手は雪道・ツツジ・カウンターキャッチャー、その後ロストマイン連打で攻めてくる可能性が高いです。
そこを考え、ジラーチを置いておき、ビーダルには炎エネルギーを1枚つけておく。山の入れ替え札の枚数も把握しておかないといけません。
これくらい準備万端にしてからツツジゾーンに突入しましょう。
雑な山札圧縮状態で、「お祈り」というのは、お祈りではなく博打です。
サーナイト対面
サーナイト対面は非常に難しいです。
弱点対面なので、exの突破は難しくありませんが、相手が非エクを押し付けてくるという点と、うまいこと場からexを消されてしまう、という点があることから弱点マッチの有利面が消されています。
特に現環境のサーナイトには確実にセイボリーとさけぶ尻尾が入っています。
サイド複数取りはありませんが、常にベンチを狭められた状態で、攻撃をしてきますので、サイドプランを考えていくのが非常に難しいです。
サーナイト対面では、雪道はありませんので、その点の注意は不要です。
ナンジャモを多様してくるタイプではあるので、手札干渉にも意識が必要です。
その上で、序盤はサイド2は先行しておきたいところです。
可能であれば、ロストシティでキルリアラインをロストに送りましょう。
このラインをどれだけ効果的に枯らしていくかが重要です。
また、後ろのアタッカー育成もとても重要です。
仮にビーダルを取られたとしても、アタッカーが先に尽きれば負けてしまいますので、そこはやむなしでいくしかないです。
相手目線で考えると、リザを倒すには常にリバーサルが必要なので、
決して要求値の低い話ではありません。
本当は、リベンジパンチもつけたいところですが、なかなかその枠は無いのが実情です。
自分の手札や相手のベンチやサイドレースの状況に応じて、サーナイトexが後ろに残っていて、場にアルカナシャインサーナイトやさけぶしっぽがエネルギーがついたままいる場合、
「どっちをどのポケモンで倒すか」は慎重に考えないといけません。
相手のバトルポケモンを倒してサイドが並ぶ場合、当然ですがリバーサルは発動しません。
現在のサーナイトの構築としては、概ね超エネルギーは10枚、リバ2枚です。
6枚アルカナシャインにサイコエンブレイスでつけて、リバーサルまでついた場合で考えると、サイド1ポケモンを取り返した場合、次はリバーサルが働きませんから240点までしかでませんし、サイコエンブレイスも使えません。
放置するという択も頭に入れておきましょう。
(時々ピーニャ欲しくなりますよね)
僕が実際取ることが多いのは、ヒートタックルでサーナイトを倒すというところです。
これでサイドは同点で、次に相手がリザードンexを倒すのはザシアン以外ないので、相当ハードルが高くなります。
そして、相手がサイドを進めてくれば、カウンターキャッチャーなりボスでサーナイトexを呼び出して、一気に逆転、手札干渉も合わせて、畳み掛けていくような動きを取ります。
さけぶしっぽも同じことです。
ビーダルを取られたりして、こいつを倒さねばとなりますが、決して焦ることはありません。相手の火力はエネ4枚分落ちています。
仮にサイドに1枚でもエネが落ちていたり、ムーンライトリバースのためにエネを使っていれば、火力が出ないことが考えられます。
さけぶしっぽを回収する手段はフトゥー博士の研究か崩スタというところでしょう。
リザードンexはベンチ攻撃を受けませんので、さけぶしっぽから狙われるリスクは低いです。
そうした観点から、あえてさけぶしっぽを放置して、サーナイトexを取る動きをしたり、キルリアを削ったりすることも考えられます。
リザードン対面
これが正直一番厄介です。
どのような盤面で残りサイド2の状況を作るかが一番大事ではないかと思います。
お互いにリザードンexをワンパンする手段を持っていません。
つまりサイド2を楽に取れないということです。
そうした観点から、うかつにネオラント、ロトム、などのサイド2ポケモンを出さないほうが良いと考えます。
エンテイについては、230なので、サイドを1枚取っている状態であればワンパンされません。(うかつにマグマの滝壺使うともったいないので注意)
エンテイで、リザexなどに一発入れられているとかなり楽になります。
イメージとしては、
・相手に1枚サイド取られる(6-5)
・エンテイでバトル場を攻撃する(×2)(4-5)
・エンテイが倒される(4-3)
・輝くリザードン+まけはちでピジョットexを取る(2-3)
並ばれた場合、先にリザードンを叩けますからね。
まで持っていければ高確率で勝ちが見えるかなというイメージです。
ピジョットを2回立てるのはかなり困難であり、ピジョット型には割りとロトムやネオラントも入っているのが最近多いので、そのあたりをうまく使いながら、どこで280を出してサイドを取るのかは慎重に考えておく必要がありますので、かなり算数大事です。
トドロクツキ対面
まだそこまで対面回数が多くないですが、そこまでの苦手意識はありません。
相手はアグロタイプが割と多いと思いますので、スピード負けしないためにも後攻選択できるかが重要ですね。
トドロクツキ対面では、ネオラント、ガラルファイヤー、ミュウexなど、サイド2ポケモンが多くいます。
僕は基本的にトドロクツキを無視して、サイドレースで大きな遅れを取らないようにしています。
相手がこちらのサイドを2取る方法は、くるいえぐるしかなくて、
それをすればのこりのHPラインは30です。
これはいつでもヒートタックルでとれます。
逆を言えば、このポケモンをリザexで攻撃するのはナンセンスだと思います。
ダメージを負ったトドロクツキはサイド1ポケモンで倒すことをできるだけ通すことが勝率上大事だと考えます。
サーフゴー対面
サーフゴー対面は結構苦手です。
330点を平気で出してくることがあります。
リザの高耐久が活かされない対戦相手ということになります。
この対面でのキーは、以下にかがリザ、エンテイで相手をワンパンするかということです。
この2枚を取られた後は、こちらはサイド3枚取られているので、270点は出ますから、サーフゴーを一撃で倒せます。
リザードンを序盤に削られるとしんどくなってくるので、基本的にサイド2-2-2で倒し切るという形で闘うのが理想的です。
ミライドン対面
ミライドン対面では、スピード負けしないで展開できるかどうかが全てです。
相手がベンチをマックスに展開している状態であれば、
ミライドン、ライコウ、ライチュウはエンテイでワンパンできます。
この時ベンチにサンダーがいれば、こちらも返しでライコウがワンパンされる可能性があるので、注意が必要です。
ごっつあんプリファイは注意が必要ですが、エヴォリューション後にバトルバを取られる分には仕方ないですし、次のターンでリザードンで取り返せるので大丈夫と割り切ったほうが良いように思います。
以前対戦した時に、お守りつきのテツノカイナをぶつけられ、
ワンパンできませんでしたが、次のターンはテツノカイナは無視して、後ろのライチュウを倒しました。
で最後はペパーからカウンターキャッチャーと封印石を持ってきて、封印石でロストスイーパーをもってきて、サイド4枚取って終了ということがありました。
これはスイーパーでも良いですし、ツールジャマーでもできなくないですね。
ブジンエンテイ
最近増えたかと思いきや、一気に数を減らしましたね。
ブジンエンテイの型だとリザにはきつい印象があるので、その点も関係あるんでしょうか。ロスギラやミュウもCLでは増えそうなので、雪道で完全停止するリスクはたしかに大きいですね。
後攻を選択しますので、基本的にヒトカゲが2枚いたら、僕は2枚とも出してしまいます。ヒトカゲ(60)とビッパであれば、両方出しますが、ヒトカゲ70であれば、判断難しいけど、出さないようにも思います。
ビッパは2枚採用なので、サイドに落ちていたら、かなりきつくなります。
エンテイなどがあれば速攻出しちゃいますが。
この対面は、そこまで難しくはないように思っています。
基本的に相手がサイド先攻してくる状況の中で、こちらは飴を使わずに進化していますので、仮にタキオンビットの連打からデヴォリューションということが置きても、100点のダメージが無い限りサイドがとられることはないです。
雑に低HPポケモンを置くことだけは避けたいですね。
マナフィなりジラーチ、ミュウなどは出した以上はサイドが取られると思ったほうが良いですし、ヨガループの対象になることも覚悟しないといけません。
サイド2取られた後は、どのポケモンでもリザexでワンパンできるため、
常にベンチを育てる意識を持っていれば、勝てない相手ではないかと。
これがピジョット型の場合はそうもいきません。
3回のタキオンビットで、ピジョットに乗せられ、
リザexをエンテイで攻撃し、次のターンにデヴォリューションなどをされると一気に盤面を崩されることもあります。
飴は4枚しかありませんので、次の2枚はリザに使うしか無いですから、そうなると結構ハードな戦いです。
先行後攻論争
ビーダル型のリザードンに限った話をすれば、僕は後攻がいいと思います。
このデッキが苦手とする相手は、アグロ系のデッキです。
ミライドン、トドロクツキなどが今の筆頭でしょうか。
これらのデッキは後攻1ターン目からの攻撃でサイドを進め、相手に盤面形成の機会を与えない点が強力でもあります。
なので、後攻を取れば動きのテンポを遅らせることができます。
初手としては、
ペパー 3
パス 3
ハイパーボール 4
ネオラント 1
タウンデパート 2
に触れていれば、どうにか展開はできますし、
ナンジャモ3に触った先の6枚でも解決しうる可能性が高いです。
ネオラントを使うのは、個人的には最終局面ではありますが、はじめの7枚がきつすぎる時は割り切っていくしかないですね。
むしろ、ネオラントを相手に取らせて火力を一気に上げるまで、考える必要もあるかもしれません。
さぁ、待っていろよ。CL京都。