【シティ優勝】空飛ぶアルギラエフィチュウ【デッキ解説・備忘録】
こんばんは。
大阪梅田を中心に活動しているチームぐれんのつばさ(@RedLotusWings)リーダーのトウム(@PokemonToumu)と申します。
よく行く店舗はトイコンプ大阪駅前第3ビル店です。
シティリーグで優勝しました。
というわけで今回は、シティ当日に使ったデッキを選択した経緯、簡単なデッキ解説、対戦がどんな感じだったか、優勝してみての感想なんかを書いていこうと思います。
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1.デッキ選択の経緯
シティリーグが今回から抽選になったため、とりあえず当選しなければと考え、関西圏で土日に開催されるもの全てに応募をしました。
その結果
なんと開幕週に当てられてしまいました。
平日は仕事があり、まともに調整できるのは前日の土曜日のみ。
というわけで、以下の観点でデッキ選択を進めました。
①自分が納得できる、かつ使ってて楽しい構築であること。
②展開に再現性があり動きが安定していること。
③プレイ中の思考にあまり時間がかからないこと。
④ワンチャン勝ってレシピが掲載される際にちょっと面白いこと。
候補としては
a)無難に強いロストギラティナ
b)耐久力+ワンパン性能を兼ね備えたパルキアキュレム
c)ハンド干渉のマリィを連発できるアルセギラチュウ
ロストギラティナについては、はなえらびやアクロマの実験、ミラージュゲートのエネの貼り方などで常に択を迫られ、練度が足りないとプレイミスする可能性が高いと考えています。また、個人的に何回まわしても『なんやこれぇ~!』という択を迫られることが多く、優柔不断な自分が使うと、特にミラーをした際などに時間切れを起こす可能性(デッキ選択の観点③)が考えられたことからナシとなりました。しっかり練習する時間があり、対面ごとに明確なゲームプランを持って進められる方はコレが1番だと思います。
パルキアキュレムについては、しっかりと1ターン目に展開でき順調にゲームを進められた時の強さはロストギラティナと並び間違いなく最強だと考えています。ただ、VIPパスやスマホロトムの枚数、博士の研究の採用有無などが最後まで詰め切れず、デッキ選択の観点①である、自分が納得できる構築にならなかったことからナシとなりました。
そして残ったアルセギラチュウ。先攻と後攻で動きの強さに大きな差があることが1番のデメリットと考えていますが、それを差し引いてもスターバースによる展開の安定、トリニティノヴァで対面に合わせたアタッカーを育てていけば良い動きの一貫性、博士の研究やマリィによる縦引きが基本のため思考時間が少ないこと、が個人的に高評価でした。
また、スターバース環境初期に散々アルセウスレックウザを擦っていたため、時間がない中でもある程度ミスがないプレイングに仕上げられることもデッキ選択の後押しに。
さらに、直近のリモート大会にてオモシロ要素で入れたエーフィVMAXが思った以上にロストデッキに刺さっていることが分かりました。
というわけで、デッキ選択の観点④である、ワンチャン勝ってレシピが掲載された際にちょっと面白い要素を含んだ『空飛ぶアルギラエフィチュウ』でいくことにしました。
2.デッキレシピと採用カードの解説
デッキレシピを見ながら、各採用カードと枚数の解説をしていきたいと思います。
[ポケモン-21]
・アルセウスVSTAR-3、アルセウスV-4
デッキの根幹。ロストリザードン等の非エク相手にはギラティナを出さずにアルセウス3体で戦いたいこともあり、スタートしたら嬉しいポケモンのためこの枚数。
・ギラティナVSTAR-2、ギラティナV-2
メインアタッカー。上記のように使わない対面もあり、使っても2体までのため、他の採用カードとのバランスも考えこの枚数。
・そらをとぶピカチュウVMAX-1、そらをとぶピカチュウV-1
サブアタッカー1。レジギガス対面、裏工作パルキア対面での使用を考えています。
・エーフィVMAX-1、エーフィV-1
サブアタッカー2。ロストデッキ対面、アルジュラ等の盤面にエネが残りやすい耐久デッキ対面での使用を考えています。
・ドラピオンV-1
サブアタッカー3。ミュウVMAX対面、アルセM2VU対面での使用を考えています。因みにこれは当日の朝8時過ぎにチームメンバーの助言でしんかのおこうを抜いて入れています。
・ビーダル-1、ビッパ-1
ツツジを使われた後のドロー用。クロバットVや博士の研究、マリィで安定してドローが出来ること、アタッカーを優先的に進化するため中々ビッパを置いて進化までする余裕がないことから、最低限の枚数にしています。実際にシティ当日ビーダルは1回しか立ちませんでした。
・かがやくサーナイト-1
ギラティナのロストインパクトでアルセウスとギラティナがワンパンされない用です。単純にVが倒されにくくなるのでアタッカーを並べ終わった後は優先的に置いていました。
・クロバットV-1、ネオラントV-1
便利ポケモン。初手にエネがない時にドロー出来るのと、キバナやボスの指令、ロスト対面でのマリィなどピンポイントで欲しいサポートがあるので、それぞれ1枚ずつ採用。
[グッズ-14]
・クイックボール-4、ハイパーボール-4
1ターン目にアルセウスに手貼り、2ターン目に進化→トリニティノヴァが出来ないととにかくキツイため、初手を安定させるボールとなんにでも触れるボールはフル投入。どちらか1枚削ることも考えましたが安定感を重視してやめました。
・あなぬけのひも-1
スターバースから持ってこれるいれかえ兼ボスの指令。1枚あるとかなり便利でした。
・ふつうのつりざお-1
そのターンの最低限の要求を満たすためにマリィではなく博士の研究を選択したり、ハイパーボールのコストで泣く泣くピン刺しのポケモンや少ないエネをトラッシュすることが多々あったため1枚採用。
・ロストスイーパー-1
頂への雪道や大きなおまもりを割る用。1枚あると安心感がありました。決勝では博士の研究で引いた7枚の中にコレがなければ雪道を割れずに負けていました。
・こだわりベルト-1
打点底上げカード。大きなおまもりやVガードエネルギーがついたポケモンをロストインパクトでワンパンしたり、トリニティノヴァを230点にすることで進化前のVポケモンを倒せたりします。
・大きなおまもり-1
かがやくサーナイトと大体同じ役割です。ロストマインの打点計算をずらすのにも使えます。
・ふうせん-1
あなぬけのひもだけだとサイド落ちした時にバトル場のポケモンが手貼りでしか逃げられなくなってしまうので1枚採用。
[サポート-9]
・マリィ-3
このデッキを選択した理由のひとつ。環境に多いロストに限らずマリィ連発で相手が止まってくれることも多いです。4積みからスタートしましたが他とのバランスも考え1枚削りました。
・博士の研究-3
最強の縦引きカード。昔は4積みでしたがマリィを打ちたい機会が昔より増えたため1枚削って3枚にしています。
・ボスの指令-2
非エクロストを重く見てセレナではなくボスの指令にしています、というのは建前で、純粋にサポートをSRで揃えたかったからです。
ただ、準決勝のロストリザードン戦はボスの指令でかがやくリザードンを倒せたのが勝因となりました。
欲を言えばもう1枚入れたいカードです。
・キバナ-1
バトル場が連続でワンパンされてエネが足りなくなった際の救済カード。これもチームメンバーからの助言で入れたカードです。当日2回勝ちに導いてくれました。
[スタジアム-2]
・崩れたスタジアム-2
頂への雪道の採用も考えましたが、相手に雪道を貼られた際に割れるカードを1枚でも多く採用したかったため、割り切って崩れたスタジアム2枚にしました。
[エネルギー-14]
・ダブルターボエネルギー-4
1ターン目に貼りたいエネかつロストインパクトでロストに送るエネにもなるためフル投入です。
・パワフル無色エネルギー-1
1ターン目にアルセウスにダブルターボエネルギーを手貼り出来ていると2ターン目にこだわりベルトと合わせてトリニティノヴァ230点が出せる点を高く評価し1枚採用しています。
・Vガードエネルギー-1
かがやくサーナイトと同じ役割です。なかなか揃えるのは難しいですが、かがやくサーナイトや大きなおまもりと合わせれば、苦手対面であるキュレムのワンパン要求値を上げることができます。
・基本超エネルギー-3、基本草エネルギー-3、基本雷エネルギー-2
既存のアルセギラチュウを参考にしました。それぞれ基本エネルギーの削れる限界だと思います。
3.シティ当日の対戦記録
覚えている範囲でザックリと書いていきます。
予選1戦目 vs ロストギラティナ 先 6-5 勝
アルセウススタート。エーフィがベンチで進化できないまま相手の残りサイドが3になってしまったため、頂への雪道を貼られてエーフィVMAXにスターレクイエムを打たれることをケアし最後まで進化させず。最後はロストインパクトで前に出てきたギラティナをワンパンして勝ち。
予選2戦目 vs ミュウVMAX 先 6-2 勝
アルセウススタート。1ターン目にダブルターボエネルギー手貼り、2ターン目にパワフル無色エネルギー+こだわりベルトのトリニティノヴァ230点-オドリドリ20点の210点でミュウVを気絶させ、ミュウVMAXが前に出てきた返しにドラピオンVでワンパンし、投了をもらって勝ち。
予選3戦目 vs アルセギラチュウ 先 6-4 勝
アルセウススタート。お相手はかがやくサーナイトが最後までサイド落ちしていたそうで、順当に前に出てきたアルセウスとギラティナをロストインパクトでワンパンしていって勝ち。最後は後続のギラティナVが2エネの状態でツツジを打たれバトル場のギラティナを気絶させられたがクイックボールを引いていたため、ネオラントVからキバナをサーチすることで無事に進化してワザを打つことが出来た。
予選4戦目 vs パルキアキュレム 先 3-6 負
ギラティナスタート。1ターン目にアルセウスが置けず、その後もクロバットVで6枚ドローしても何も触らないという大事故を起こし、順当にキュレムに破壊されて負け。
決勝トーナメント1戦目
夜にTwitterで確認してみるとどうやらアルセM2VUだったらしいです。
ドラピオンVは入れていましたが、1回も練習をしていなかった対面なので勝てたかどうかは怪しいです。運に恵まれました。
準決勝 vs ロストリザードン 先 6-2 勝
ビッパスタート。エーフィVMAXでヤミラミを完封し、マリィでハンドを流し続けました。ギラティナは出さずアルセウス2体で順調にサイドを進めて勝ち。
決勝 vs アルセヌメルゴン 後 4-2 勝
アルセウススタート。トリニティノヴァでバトル場が倒され盤面にエネがたまったタイミングでキバナからエーフィVMAXを完成させ、アイアンローリング200点をアルセウス、ギラティナ、エーフィで受け回しながら、最後は自分サイド3相手サイド4で時間切れになったため、返しのターンにボスの指令でかがやくサーナイトを呼び出しダイサイコ220点でサイドを2にすることで勝ち。
4.シティリーグで初めて優勝して
正直あんまり実感が湧いていません。じゃんけんで負けても相手が後攻を選んでくれたり、不戦勝があったりで、本当に運に恵まれていたと思います。過去にシティを優勝された方のツイートやnoteで『運が良かった』と何回も見てきましたが、それを今度は自分が心から実感しています。
また、チームメンバーの助言がなければ優勝することは出来なかったと思います。『チームぐれんのつばさ』のみんなには本当に感謝しています。そして、チームで完成させたデッキで優勝することが出来てとても嬉しいです。
5.最後に
当日に対戦して下さった方、運営、ジャッジの方もありがとうございました。また、今までに1回でも対戦してくださった全ての方に感謝いたします。その全てが力になっていると感じました。これからも『チームぐれんのつばさ』とトウムをよろしくお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
なにか質問等ありましたらお気軽にTwitter(@PokemonToumu)のDMまでお願いします。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
ばいにゃら~。
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