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PJCS2022 予選7-3完走 幕張メッセを駆け抜けたサンダースVmax ※全文無料 (おまけのみ有料)

自己紹介

はじめまして!もりこが(@pokemon_mkg)と申します。好きなポケモンはサンダースです。以後お見知り置きを。

PJCS2022では俳優の本郷奏多さんがサンダースを使用して話題になりましたね。配信卓でサンダースの勇姿を見る事ができてとても嬉しかったです。幸せな時間をありがとうございました。

実は私もPJCS2022に出場し、サンダースデッキを使用しておりました。結果は予選7勝3敗の99位です。私の実力不足でサンダースを決勝トーナメントに送り出してやれず大変悔しい思いです。ですが、最後まで走り抜いてくれたサンダースには感謝しかありません。

先日、友人からnoteを書いてみたら面白いんじゃないかと提案を受けまして、せっかくの機会と思いサンダースに関する私見などを記録したいと思います。

全国のサンダース好きやこれからデッキを組んでみたいと思っている方に読んでいただけると大変嬉しいです。

○コンテンツ
1.デッキレシピの変遷
2.ダイジンライが強いよ
3.HP300
4.採用カードの解説
5.各デッキの立ち回り
6.まとめ

1.デッキレシピの変遷

サンダースデッキを使い始めて、かれこれ半年以上になります。これまでサンダースデッキを使用してシティリーグ優勝1回、ベスト8入賞1回、そして今回のPJCS完走と、いくつかの実績を残すことができました。自身の振り返りの意味も込めて、まずは今まで試してきた構築を記録したいと思います。

○シティリーグを優勝した時の構築

シティリーグADII(2022年1月3日バトロコ高田馬場店67人)を優勝したときの構築です。

※ぎりぎりCレギュレーション環境


○PJCS2022で使用した構築

裏工作軸なので、半年経過してもベースはほとんど変わらないですね。

過去様々な組み合わせのサンダースを試したことがありますが、結局シンプルな構成が再現性高くて強いと感じます。

せっかくなので試したことのある構築を列挙しておきます。

○過去に試したことがあるサンダース


1.サンダース・ドラパルトVmax

Cレギュレーション環境

デデンネGXやオドリドリGXを駆使して回していました。最初のサンダース構築です。

2.サンダース・スイクンV

※Cレギュレーション環境

裏工作からメロンやキバナを使えるため途切れることなく技を打つことができます。当時はスイクンが最強の時代でした。サイドプラン3-2-1で取られることが大きなデメリットです。雪道を貼ると「しゅんそく」出来なくなるのも悲しい点です。エレメンタルバッジなしでサンダースを起動できるため、今流行りのターボ型は一考の余地があるかもしれません、、?

3.サンダース・ドリームボール

※Cレギュレーション環境

ゲンガーVmaxが流行していたとき、ドリームボールヨノワールが決まると一撃エネルギーを無力化できて強かったです。アルセウスフォンが出たので、今後ドリームボールでワンチャンあるかも⁇

4.サンダース・ピッピ(小さく指をふる)

連撃ウーラオスに「しっぷう突き」の痛みをご理解いただきたく使用していました。実際はツインエネルギー、ルミナスメイズの森、ピッピを用意する要求が高く、コイントスの壁もあるため難しかったです。

5.サンダース・一撃マスタード

事故率高めですが、マスタードを使用する瞬間は言葉で言い表せないほどの高揚感を味わうことができます。

6.アルセウス・サンダース

とにかくアルセウスが強かったですね。スターバースでボスの指令、こだわりベルトを持ってきてトリニティノヴァで。エネルギーの付け先考えます(これ相棒コケコの方が強くな...)。

7.サンダース・エルフーンVstar

ミノマダムが大流行したときに作成しました。最新弾でメタモン(特性:いきなりへんげ)、ヤドラン(技:たそがれのひらめき)が登場したので、マッドパーティ、ゾロアークバレットが流行したらワンチャンあるかもしれません。


2.ダイジンライが強いよ


サンダースはとにかく「ダイジンライが強い」です。要求エネとダメージ効率でダイジンライに勝るものはありません。

今のポケカ環境サイドを6枚取りきるためにざっと700〜900ダメージ必要です。

例) Vstar HP280×2+非V HP100×2=760
     Vmax HP330×1+Vstar HP280×2=890

ダイジンライ1回につき200ダメージと考えれば、クイックシューターと合わせて約4〜5回ダイジンライを宣言できれば勝利できます※

※マナフィ「特性「なみのヴェール」が置かれている間は打点が半減するので考慮する必要があります。

クリーチャーズ井上様
贅沢は言いませんので、マナフィだけの特性を消す事ができる、かがやくサンダースの登場をお願いいたします🤲

3.HP300

これはサンダースVmaxのHPです。へ〜パルキアVstarより高いじゃんなどと思わないでください。サンダースはVmaxしています。「V」が「max」しております。サイド3枚です。

このHPでサイド3枚取られるのは普通に厳しいです。サンダースVmax2体合わせてHP600です。Vstarメインのデッキと対面するなら、HPハンデ-200〜-300を背負っているような感覚になります。

しかし、強敵を倒したときの達成感は格別です。これからもサンダースで力戦奮闘する所存です。

4.採用カードの解説


それでは、PJCSで使用した構築の採用枚数と採用理由を解説します。

まず、サンダースデッキは2ターン目にダイジンライを宣言できるかどうかで勝敗が決すると言っても過言ではありません(打てないと負ける確率↑↑↑)。本構築は2ターン目から毎ターン安定してダイジンライを宣言することに主眼を置いています。

○ポケモン 20枚


1.サンダースVmax 3枚
必ず2体以上立てます。3枚の採用です。

2.サンダースV 4枚
スタート確率を高めるため4枚の採用です。

3.インテレオン(特性:クイックシューター) 2枚
サンダースの相棒です。2体立てる事ができれば1ターンで1匹に140ダメージ乗せられるようになり、Vstarを2パンできるようになります。技「たきのぼり」はミルタンクを突破するときに活躍します。大体初手に来てクイックボールのコストになるか、後攻1ターン目の博士の研究に巻き込まれます。

4.インテレオン(特性:うらこうさく) 1枚
トレーナーズを2枚もサーチできるチートポケモンです。サイド落ちしなかった時の安心感は半端じゃない。「ボスの司令&キャンセルコロン」or「モミ&エネルギー転送」or「頂きへの雪道&ツツジ」など逆転に繋がる起爆剤になります。まあ、大体初手に来てクイックボールの・・(以下略)。

5.ジメレオン(特性:うらこうさく) 4枚
デッキのエンジンです。4枚の採用が丸いです。2枚サイドに落ちると厳しい戦いが待っています。

6.メッソン(れんげき) 4枚
エンジンの燃料です。後攻1ターン目に技「どんどんよぶ」で4匹集合するとハッピーな気分になります。4枚の採用です。

7.ガラルジグザグマ (かんしゃくヘッド)1枚
2ターン目から相手のベンチにダイジンライを打ち込むために必要な1枚です。ですが、現環境はほとんどのプレイヤーがマナフィを採用しているため、2ターン目からベンチにダメージを与えられる可能性は低いです。回収ネットで使い回すこともできますので強気の1枚採用にしました(4戦目のミュウ相手にサイド落ちして泣きました)。

8.モルペコ (いちゃもん) 1枚
相手の意表を突く1枚です。技を1つしか持っていないポケモンに対して「いちゃもん」を打つ事で入れ替えを要求できます。逃げエネを切らせたり状況によっては1ターン貰える可能性があります。主にパルキア、ヌメルゴン、ガラルマタドガス対面で使用します。むやみにベンチに置くとパルキアの打点を上げたり、メッソンやジグザグマを置けなくなる可能性があるため展開するタイミングに注意します。直前までジグザグマ2枚目にするか迷っていた枠です。

○グッズ 18枚

9.クイックボール 4枚
初手に来て欲しいカードランキング不動の第1位です(独自集計)。4枚採用によりサンダース、メッソン、ジグザグマを4枚追加したような感覚になります。1ターン目にサンダースとメッソンを展開することは最重要事項のため、初手に全振りするならバトルVIPパスの採用もありかなと思ったり思わなかったり。

10.しんかのおこう 4枚
サンダースVmax、インテレオン、ジメレオンにアクセスできる最強カードです。1試合で3枚は使います。4枚の採用が丸いです。

11.レベルボール 3枚
メッソン、ジメレオン、ジグザグマ、モルペコにアクセスできる最強カードです。枠の都合で3枚の採用です。

12.回収ネット 2枚
インテレオン、ジメレオン、ジグザグマを使い回すことができます。バトル場のポケモンを回収することでポケモン入れ替えの役割も果たします。最低限2枚の採用です。

13.キャンセルコロン 1枚
ボスの司令と合わせてマナフィを取りに行きます。快適なベンチ狙撃生活を取り戻しましょう。ガラルマタドガスの特性「かがくへんかガス」、ジュラルドンVmaxの特性「まてんろう」、ミルタンクの特性「ミラクルボディ」を突破する時に役立つことがあります。

14.エネルギー転送 1枚
裏工作からエネルギーにアクセスできます。最低限1枚は必要です。

15.エレメンタルバッジ 3枚
1エネでダイジンライを宣言できるようになる地上最強のグッズ(どうぐ)です。マリガンで相手に見られるとデッキがバレます。必ず2枚使うためサイド落ちを考慮して3枚の採用です。

○サポート 12枚

16.博士の研究 3枚
カードゲーム史上最強のドローカードです。初手で握っていると「この試合もらったな」という優越感を得られます。裏工作型とはいえ、エネルギー、ポケモン、スタジアムなど欲しいパーツが複数ある時は縦引きするしかありません。1試合で2枚使うことが多く、サイド落ちを考慮して3枚の採用です。

17.マリィ 3枚
「雪道マリィ」声に出して読みたい日本語ランキング第1位です(独自集計)。実は妨害目的よりも、インテレオン、モミ、ボスの司令、ツツジなど博士の研究で切りたくないカードが手札に集まってしまった場合に使うことが多いです。

18.セイボリー 2枚
ギガギガふんふんに容易くFnFnされてしまうとサンダースの低HPは持ちません。PJCS直前にレジギガスがやばいとの情報を聞きつけて急遽2枚採用しました(マッチしませんでした)。パルキア対面でも刺さります。ドロー枚数が少ないのでダイジンライを宣言するためのパーツが足りていない場合は博士の研究を優先します。マリィや博士の研究と異なり手札を維持したまま縦引きできる点は強いです。

19.ボスの司令 2枚
エネがついていないポケモンを呼び出し、ダイジンライを積み重ねるタンクにします。ネオラントVやスターミーVを引っ張ると弱点一撃で倒すことができます。

20.モミ 1枚
使うと相手が「うわぁ」って言います。最高の瞬間です。進化ポケモン全員のHPを回復できる点がバグってます。サイド落ちしてほしくないカードランキング第1位です(独自集計)。2回も使えるほど余裕がないため1枚の採用です。

21.ツツジ 1枚
このデッキは「雪道ツツジ」から試合が始まると言っても過言ではないです。ボスの司令を同時に使うことが出来ないため、モルペコを挟みながらクイックシューターで打点調整を行ったり、サンダースVmaxを育て直すなど、逆転の可能性を探ります。

○スタジアム  3枚


22.頂きへの雪道 3枚

(サンダース一族に伝わる詩)

雪道を背景に、
ワンパン恐れず任侠立ち。

強敵を前にして、
1歩も引かずにダイジンライ。

とうにモミは使い果たし、
されど倒れぬ任侠立ち。

男一代サンダース、
まさに痺れる任侠(おとこ)立ち。

突然失礼いたしました。
刃牙にハマっている今日この頃です。
このデッキのコンセプトです。
枠の都合で3枚の採用です。

○エネルギー 7枚


23.スピード雷エネルギー 4枚
エネルギーでありながらドローソース。
手張りしてるのに手札が増えます。
4枚の採用です。

24.基本雷エネルギー 3枚
経験上2枚以下だと回りません。
最低限の3枚採用です。

○採用候補

1.うねりの扇
どうせパルキアしか当たらないだろうな〜と安直な考えでPJCS直前にセイボリーと差し替えたカードです。ミュウ対策として1枚は入れておくべきだったと反省しています。

2.トイキャッチャー
「クイックシューターでマナフィ2点、トイキャッチャーマナフィ前でキャンセルコロン使います。」最高ですね。もともと1枚入れていましたが、大会直前にセイボリーと差し替えました。博士の研究やツツジ後でも使用できるため大逆転につながる1枚です。

3.ツールスクラッパー
ミュウやゾロアークに着いているこだわりベルトを破壊することでサンダースがワンパンされにくくなります。枠があれば入れたい1枚です。

4.フェザーボール
コストなしでサンダースの上下をサーチできます。メッソンとジグザグマに触れないのがネックです。枠があれば入れたいですね。

5.ばつぐんグラス
対パルキア用の秘密兵器です。実際のところ1匹のサンダースに2エネ貼るのはなかなか難しかったりします。経験上あってもなくても勝てるときは勝てるし負ける時は負けると感じます。大事な事は毎ターンダイジンライを宣言できるかどうかです。

6.エモンガ
逃げエネ0で1エネ30ダメージ。弱点でメッソンを倒せるだけでなく、コイントス次第で麻痺も狙える魅力的なポケモンです。個人的には確実に効果があるモルペコを優先しました。


以上、PJCSで使用したデッキと採用候補の解説でした。構築は環境を読みながら日々アップデートすることが重要と思います。

ちなみに6月29日時点では、PJCSの構築からマリィ1枚out→うねりの扇1枚in にしています。

5.各対面の立ち回り


各対面の解説の前に、サンダースデッキの基本的な動き方をざっくりと示します。

●先行1ターン目の目標
・サンダース1対以上置く※
・メッソン2体以上置く。
・雪道を貼る
・サンダースに手張りする

※基本はサンダースをバトル場におきます。ミュウ対面では後攻1ターン目のメロディアスエコーを警戒してジグザグマかモルペコを前に出します。

※新弾のソルルナミュウツーも後攻から殴ってきますのでメッソンを前に出すかは要検討です。

●後攻1ターン目の目標
・サンダース2体以上置く。
・メッソン2体以上置く※
・雪道を貼る
・サンダースorメッソンに手張りして技を打つ

※メッソンの技「どんどんよぶ」を使う場面
例)メッソンスタート、手札はクイボ、サンダースなし。エネルギー、博士の研究orマリィがある場合。こんなときはメッソンに手貼りしてからドローサポートを使用します。

●2ターン目以降の目標
・ダイジンライを宣言する。
以上

ざっくりとこんな感じです。実際は目標通りに展開できない場合が多いため、相手の動きに合わせながら裏工作で柔軟に対応することになります。

各対面の解説ですが、サンダースは長期戦が土俵ですので毎ターンの動きを詳細に書こうと思うと想定されるケースが多すぎて書ききれません。各対面のポイントを3つに絞って記載したいと思います。

また、各対面でダイジンライを何回宣言したら勝利できるかの目安を⚡️ダイジンライカウンター⚡️として記載します。

○対パルキア

●解説
基本はパルキア2体+非V2体倒すプランです。弱点をとっているのに全く有利じゃございません。サンダースは1エネ手張りで技打てる?彼らは実質0エネで理不尽な技を連発します。

ポイント1. ボスの指令&キャンセルコロンを狙う
必ずマナフィを置かれますので、前のパルキアに200ダメージ載せ、頃合いを見てボスの指令&キャンセルコロンを使い、マナフィとパルキアの両取りを決めると勝ちやすいです。

ポイント2. セイボリーでベンチを破壊する
パルキアにメッソンを大量展開されたままでは苦しいです。セイボリーを使うと若干動きを鈍らせる事ができます。

ポイント3.ベンチの出し方
実はベンチをフル展開してもそれだけでは問題になりません。パルキアの技「あくうのうねり」は最大火力の260+ベルトでも290となりサンダースは倒れません。クイックシューターを使われるとワンパンされてしまいますが、雑にセイボリー打っていると相手はクイックシューターを立てている余裕がなくなる可能性があります。また、早々にサンダースVmaxを倒して貰えると相手の山が出来上がってない内にツツジを即起動できます。1体目が倒されるまでは強気に展開して勝負するのもありかと思っています。ベンチを絞るなら3体がいいと思います。ワンパン要求をほどよく高く設定出来るので。

※ベンチ3体にするとワンパンするために「ベルト+ダンデ+クイックシューターorやまびこホーン」が必要になります。


⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 目安4〜5回

○対ミュウVmax


●解説
上振れたミュウに勝てるデッキはございません。「雪道ツツジ」で捲りを狙うのが基本です。うねりの扇を入れると戦いやすくなります。基本プランは「オドリドリ1体、メロエッタ1体、ゲノセクト2体」または、「ミュウVmax1体、メロエッタ1体、ゲノセクト1体」の取り方です。

ポイント1. 雪道の貼り方
4投しているなら雑に使えますが、3枚しか入れていないため、マリィやツツジと同時に使うように意識します。

ポイント2.ジグザグマの使い方
速攻でメロエッタに載せましょう。あとでフュージョンエネをつけられるとオドリドリの特性「ねっけつレッスン」によりボスの司令ダイジンライで倒せなくなります。

ポイント3.ボスの指令のタイミング
対ミュウではボスの使い方が重要です。
むやみに使うとゲノセクトに逃げられて無駄打ちになります。基本は雪道ツツジで相手の手札を減らした次のターンから使います。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 目安3〜4回

○対アルセウスジュラルドン

●解説
高耐久で苦手な対面です。サンダースがワンパンされることはないのでこちらもモミで応戦します。基本プランはアルセウス2体、ジュラルドン1体です。

ポイント1.雪道マリィ&ツツジ
1ターンでもいいので相手の手札を事故らせる事ができれば勝ちやすくなります。何度も狙いましょう。

ポイント2.モルペコを押し付ける
アルセウスとジュラルドンは技を1つしか持っていません。ベンチのアタッカーが育っていない状況で技「いちゃもん」を使うとほぼ確定でターンをもらえます。ターンを稼げている間にクイックシューターでダメージ調整しながら逆転を狙う事が出来ます。

ポイント3. サンダースVmaxを3体立てる
耐久相手には総力戦です。ダイジンライを毎ターン打ち続けるために3体で戦いましょう。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
  目安6回以上

○対アルセウス裏工作

●解説
お守りが付くとサンダースよりHPが高くなるため悲しい気持ちになります。好きなカード2枚持ってこれるうえに手張り2回(ダブルターボ)で後続に3エネ加速しながら約200打点を連打してくる理不尽モンスターです。チェレンによる耐久、マナフィを釣竿で複数回使われるなど非常に厳しい対面です。基本プランはアルセウス2体、非V2体です。

ポイント1.とにかくメッソンを破壊する
アルセウスよりもメッソンを狩ることが重要です。相手のエンジン(裏工作)が止まれば逆転のチャンスが訪れます。

ポイント2.クイックシューターを2体立てる
クイックシューターのインテレオンが2体立つと、お守りが付いていないアルセウスVstarを2パン出来るようになります。最速で立てられるように意識します。

ポイント3.サンダースVmaxを3体立てる

この対面も総力戦です。耐久されてもめげずにダイジンライを打ち続けましょう。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 目安5回以上

○対ゾロアークVstar

●解説
1エネ手張りでサンダースは吹き飛びます。一撃ゲンガーを見なくなったと思ったらさらに強いのが出てきました。めちゃくちゃ厳しい対面ですが、モルペコと雪道ツツジを上手く使えると勝負になります。また、うねりの扇を入れると戦いやすくなります。基本プランはゾロアークVstar1体、クロバットV1体、非V2体です。

ポイント1.モミとセイボリーは使いません
この対面では不要なカードです。クイックボールのコストにしましょう。マリィ、ツツジ、ボスの司令の使い方が重要です。

ポイント2.Vstarはダイジンライ2回で倒す
自らダメカンを背負うデッキのため、Vstarをダイジンライ2回で落としたいところです。クイックシューターやモルペコの「いちゃもん」で調整しましょう。

ポイント3.雪道マリィを連打
相手の回り方をよく見て、タイミングを見計らったなら元気よく「雪道マリィィ‼︎ 」を宣言しましょう。あとは相手の手札が弱くなるようお祈りです。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 目安4〜5回

○対ドガスダイナダイケンキ

●解説
ベルト付きフルパワードレッドエンドでサンダースは吹き飛びます。雪道マリィ、雪道ツツジで応戦しましょう。基本プランはムゲンダイナVmax1体、クロバットV1体、非V1体です。

ポイント1.速攻勝負です。
相手のデッキにマナフィは入っていません。ムゲンダイナが保証します。雪道張ってガンガン殴りましょう。エネがついたムゲンダイナを優先して狙うと勝ちやすいです。

ポイント2.雪道を張り替えるタイミング
雪道を張るとムゲンゾーンが閉じますので相手はベンチにいるポケモンをトラッシュします。ダメージをおったポケモンをトラッシュされるともったいないので気をつけましょう。

ポイント3. 1ターン目からジグザグマ
ムゲンダイナやダイケンキでスタートされたらとりあえずジグザグマでダメカンを乗っけておきます。後からマタドガスを出されてもベンチ狙撃できますので。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 目安3〜4回

○対ハピナスミルタンク

●解説
厳しい対面です。サイドを取るとか取られるとか、そういう次元ではありません。精神力vs精神力の戦いです。心が折れた方が負けます。攻めの姿勢を崩してはいけません。基本プランはハピナスV2体、ミルタンク2体です。

ポイント1.とにかくダイジンライ
何度も回復されて心が折れそうになりますが、
とにかくハピナスを攻め続けましょう。
当然、サンダース3体の総力戦です。

ポイント2.必殺のキャンセルコロン
1回だけですがダイジンライで前のミルタンクを飛ばせます。2体目はクイックシューターインテレオンで倒すしかありません。頑張るしかない。

ポイント3.モルペコ大活躍
ハピナスもミルタンクも技を1つしか持っていないため「いちゃもん」が刺さります。使えそうな状況(ベンチが育ってないなど)では、選択肢として頭に入れておきましょう。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 3回以上

○対フーパファイヤー系統

●解説
唯一の有利対面と言えるかもしれません。
序盤〜中盤はワンパンされる恐れがないため、
ガンガン攻めていきます。

ポイント1.メッソン狩りの真骨頂
相手盤面にはメッソンしかいないといっても過言ではありません。気持ちよくメッソンを倒していきましょう。マナフィを置かれるならセイボリーを連打します。

ポイント2.クイックシューターが強力
レスキューキャリーやクララでマナフィを何度も立ててくる可能性があります。クイックシューターインテレオンが2体立つなら毎ターン40ダメージを与えて2ターンでマナフィを倒しましょう。

ポイント3.ガラルファイヤーに注意
特性じゃあくチャージでいきなり高打点を出してきます。サイドを5枚取ってしまうとベルトを付けてワンパンされますので残り2枚は同時に取るようにしましょう。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 3〜4回

○対レジギガス

●解説 
PJCS優勝おめでとうございます!心の底からびっくりしました。レジギガスとレジロックは非Vですがサンダースを1撃で粉砕してきます。恐ろしい対面ではありますが落ち着いて対処すれば勝機はあります。

ポイント1.セイボリー+ダイジンライで壊滅
レジギガス相手にはセイボリーを必ず2回使います。クイックシューター2回+ダイジンライを決めると1ターンで最大4体のレジを破壊できるため、すぐに復帰されず押し切れる可能性が高いです。当然マナフィもいませんので、ガンガン殴り倒しましょう。

ポイント2.相手のトラッシュに注目
今どのレジを倒すべきかを考えるため、見えている情報を活用します。トラッシュに落ちているレジを優先して倒すのがベターです。

ポイント3.モルペコが大活躍
クイックシューターを2体立てるまでの時間稼ぎとして前線に立ってもらいます。レジ系はHPが少し高いため「いちゃもん」と「スパーク」で相手にダメカンを撒いておくと後々に活かすことができます。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 4回以上

○対サンダースVmax

●解説
激熱すぎる対面ですね。まずは出会いに感謝しましょう。経験上、雷タイプのポケモンを使う人とは必ず仲良くなれます。

ちなみに私が毎週のように通っている下北沢ドラマ(@dorama_p9_yugi)というお店には、優秀なサンダース使いが何人も集結しています。本郷奏多さん、ぜひ来店をお待ちしています‼︎⚡️

ポイント1.みんなでダイジンライ!
先殴りすると勝ちやすいです。

ポイント2.モミで回復するぞ!
モミを使うタイミングが勝負を分けます。

ポイント3.勝っても負けても楽しいね
他は特にありません。楽しみましょう!

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
 3回以上

○対ギラティナVstar(ロストギミック)

●解説
ギラティナは悠々とサンダースをワンパンしてきます。非常におそろしいモンスターです。対ゾロアークのようにモルペコを間に挟むなど戦い方を少し工夫することで勝負になります。基本プランは「非V2体、ギラティナ1体、クロバット(ネオラント)1体」or 「非V4体、ギラティナ1体」です。

ポイント1.システムポケモンを殲滅する
サンダースの強みはシステムポケモンを狩り尽くすことにあります。相手ベンチのキュワワー、ゲッコウガ、ヤレユータンを全て召し上がりましょう。

ポイント2.要所で雪道マリィ
ギラティナデッキはゲッコウガ、クロバット、ネオラントなどを採用しているため雪道が非常に刺さります。また、裏工作軸ではないデッキタイプは手札にカードを溜め込む傾向がありますので、タイミングを見計らってマリィを狙いましょう。特にギラティナの「アビスシーク」を使われた返しで雪道マリィを決めると爽快です。

ポイント3.モルペコ大活躍
経験上、ギラティナVstarに対して「いちゃもん」を放つと、間違いなく対戦相手は発狂します。最高の瞬間ですね👍
以下、気持ち良すぎる勝ち方を提示します。

1回目の攻撃
ダイジンライでキュワワー2体を倒してサイドを2枚取る。

2回目の攻撃
ダイジンライでギラティナとクロバットに100ダメージ乗せておく。

3回目の攻撃
モルペコの「いちゃもん」でギラティナに20ダメージ乗せる。合わせてクイックシューターで20〜40ダメージを乗せておく(最終的にギラティナの残りHPを140〜120にする)。

4回目の攻撃
ダイジンライ+クイックシューターでギラティナとクロバットを落としてサイド4枚取りあざす。

以上、マナフィがいなければこのような形で綺麗にサイド6枚を取ることができます。この勝ち方について、巷では「サンダース流奥義 転蓮華」と呼ばれております。(嘘です。刃牙にはまっております。)

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
目安3回+いちゃもん1

○対ギラティナVstar(アルセウス軸)

ギラティナとありますが、8割くらいアルセウスです。チェレンを使われると完全にアルセウス単を感じます。もはやボスの司令で縛られるのを嫌ってギラティナ出てこないまであります。今主流の型はビーダル型でしょうか?落ち着いて対処できれば勝負することができます。基本プランは非V2体、ギラティナ1体、アルセウス1体です。

ポイント1.やはりシステムポケモンを狙う
サンダースデッキの醍醐味です。雪道マリィ、雪道ツツジを強く通すためにもビーダルは早々に狩り尽くしましょう。

ポイント2.ボスの司令の使い方
アルセウス系統との戦い方の1つとして、次の番に技を打たれない、逃げることが難しいポケモンをボスの司令で呼び出してダイジンライの試行回数を増やすパターンがあります。この対面では、エネがついてないギラティナ、かがやくサーナイト、風船が付いてないビーダルなど、逃げエネ2のポケモンが豊富です。タイミングを見計らって狙うことが出来ると勝ちやすいです。

ポイント3.総力戦
高耐久の対面ですので、サンダース3体で戦うことも視野に入れておきましょう。Vstar主体のデッキに対しては早々にクイックシューターを立てることを意識します。また、モルペコの「いちゃもん」も活用しながら、状況に応じて勝利プランを考えることが重要です。

⚡️ダイジンライカウンター⚡️
目安5回以上

以上

まとめ

いかがでしたでしょうか。
サンダースをたっぷり盛り込んだつもりですが、今後も要望あれば適宜追加していきたいと思います。

最近は新弾が出るたびにサンダースはもう無理だ、、と嘆いていますが、各対面の要所を押さえてプレイングしたりリストを調整することで、どんなデッキでも戦っていけるのがポケカの楽しいところだと思っています。私は今後もサンダースを使い続けます。

本記事が日頃サンダースVmaxデッキを愛用している人や、これから使ってみたいと思う人の参考になるなら幸いです。

本記事は全文無料です。サンダースを使う人、使わない人も楽しんでいただけたなら嬉しいです。

ではまた!

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