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イカサマとカードゲームの付き合い方と対処法
まず断言しましょう。
イカサマはなくなりません。
イカサマについて
不正行為やイカサマといった行為は、カードゲームに限らず、どの競技でも避けられない問題です。特にカードゲームのような頭脳戦では、運や戦略に加え、倫理観がプレイヤー間で大きな役割を果たします。
しかし残念ながら、イカサマやルール違反を完全に根絶することは非常に困難です。人を殴ってはいけない、というルールが1日でも守られたことはあったでしょうか。ありません。
この記事では、その前提のもとでどのように対処すべきか、自分の視点を変えることで問題に対処する方法を探ります。
まず、イカサマがなくならない理由を考えると、それは競技の性質や人間の心理に起因します。たとえば、運が大きく左右するカードゲームにおいて、デッキの配置やドローが悪いといった理由で不正を行う人もいます。彼らの行為は許されることではありませんが、その心理を理解することは重要です。負けたくない、勝ちたいという強い欲望が倫理観を超えてしまうことがあります。
また、イカサマを防ぐためにどんなシステムを導入しても、完全に防ぐことはできません。たとえば、全ての卓にジャッジを配置することは現実的ではなく、たとえ配信卓であっても不正行為を監視するには限界があります。また、オンライン対戦でもプレイヤーが本当に誰であるか、正しい操作をしているかを保証することは難しいでしょう。結局、完全な監視システムを作ることは理想にすぎず、非現実的です。
何を変えるべきなのか
それならば、何を変えるべきでしょうか?
その答えは「自分」です。イカサマをする人間が一定数存在するという事実を認識し、それに対して冷静に対処することが重要です。
まず、自分ができることとして、対戦中に不正行為を見つけた際には、冷静に指摘する方法があります。例えば「手札の枚数が合わないようですが」とか「トラッシュに使ったカードが見当たりません」といった形で、穏やかに相手に確認を促すことができます。このような指摘は相手にプレッシャーを与え、再度不正行為を試みるのを防ぐ効果があります。
さらに、大会などで不正行為を目撃した場合には、ジャッジを呼び、冷静に事実を報告することが重要です。このとき、感情を交えずに事実だけを伝えることが大切です。ジャッジはその情報をもとに判断を下すので、自分が結果に過度な期待を持つ必要はありません。また、ジャッジの判定に納得がいかない場合には、ヘッドジャッジを呼ぶという選択肢があることを知っておいた方が良いです。
少し話がそれますが、昨今「不正は悪」「叩く」という、俗にいう私刑が先行し、頭ごなしに批判、中傷をした結果、ただの水掛け論になり、側から見たらイカサマをした側が被害者のような構図になっていることも少なくありません。
その結果、会話できないヤベェ奴はどっちなんだ?という本来の議題から逸れて、そもそもの告発の審議すら揺らいでしまっています。
つまり、現場でも冷静に対応する必要があり、後からXで感情的暴れるのは最も良くない対応ということです。
最も大切なのは、不正をする人間が悪いという事実を理解しながらも、自分が変わる必要があるという考え方です。
イカサマを防ぐために他人を変えることはほぼ不可能です。しかし、自分自身が不正行為を見極め、冷静に対処することで、混乱やストレスを最小限に抑えることができます。
世界からいじめをなくすのは不可能ですが、いじめが起きた時、発見した時、耳にした時の気持ちの姿勢や対処方法を身につけておく必要がある。ということです。
繰り返しますが、イカサマや不正行為は、競技の場において避けられない現実ですが、それに対して自分自身がどのように向き合うかが大きな違いを生みます。変えられない相手に対して過剰に期待せず、自分の行動を改善することで、より健全な競技環境を築いていけるのです。ポケモンカードに限らず、自分以外の全ては自分ではないので変えることが不可能なことを理解しましょう。
イカサマの種類と対処法を知っておこう
カードゲームにおけるイカサマにはさまざまな種類があります。以下に代表的なイカサマの種類をいくつか挙げます。
1. デッキ操作
積み込み: プレイヤーがあらかじめデッキの順番を操作し、良いカードを引けるようにする行為です。これには対戦前のシャッフル中に特定のカードを上部に置いたり、シャッフルが不十分な状態で対戦を始めることが含まれます。
これは、常に中央でカットするのではなく、カット不要そのまま、自分も横入れのファローシャッフルをする。など、対戦の中でやり方を変えましょう。
不正なシャッフル: シャッフルのふりをしながらデッキのカード順を操作し、有利なカードが引けるようにすることです。特に、ファローシャッフルなどでカードを意図的に特定の位置に戻すことが挙げられます。
これも同じくシャッフルをしっかりとこちらがすることで解決することができます。しっかりと相手のデッキをシャッフルしましょう。
・シャッフルしながらデッキを見る:対戦中、相手のデッキを横入れなどでシャッフルする時、対戦前の段階で相手のデッキを把握することや、相手に引いてほしくないカードを下に送ることが可能です。これは、これまでの手法とは違い、相手が最後にシャッフルするため防ぎにくく、「自分のデッキを相手がカットする時に仲を見ようとしていないか」を見ておく必要があります。
2. カードの引き方に関する不正
ドロー操作: 自分のターンで規定以上のカードを引く、または他のプレイヤーに気づかれないようにカードを手札に加える行為です。
手札の枚数をこまめに確認するようにしましょう、主にポケモンカードでは、相手ターン中に何か行動を起こすことが不可能なカードゲームのため、
自分の手札に集中しがちな自分のターンに何かを手札に加えたりする可能性が高いです。工夫としては、相手のターンの終了時に相手の手札枚数をしっかりと把握しておきましょう。
3. 手札に関する不正
手札の水増し: 不正にカードを手札に加え、手札の枚数を増やす行為です。相手が手札の枚数を正確に把握していない場合、気づかれにくい手口です。
こちらも、相手の手札枚数をこまめに確認し、複数ドローなどをしていないか確認しましょう。
隠し手札: 手札の一部を見えない場所(膝の上や机の下)に隠し、ゲーム中に不正に利用することです。
手札を机の下に隠すなどした時にはその瞬間に指摘、ジャッジを呼びましょう。
ちなみにこれは、無意識に手札を腿の上に移動させる癖のある人もいますので、自分がそういうことをしていないかチェックしましょう。
余談ですが、CLでそれを指摘して、モヤモヤしたまま対戦をしたくなかったのでジャッジを読んだら、なぜか胸ポケットは下のポケットなどを確認してもないのに、何も彼は持っていません。そんなことで呼ぶなというふうになんならジャッジに自分が詰められました。なんでやねん。あのメガネ許さんから(ヘッドジャッジ呼ばなかった自分も悪い。)
4. 場やトラッシュの不正操作
不正なエネルギーやサポートの使用:1ターンに一度のエネルギーやサポートの複数回使用。これは一般でも間違えがちなので、覚えておくしかないです。
トラッシュの操作: トラッシュしたカードを手札に戻す、またはトラッシュに置かれたカードを確認し、その情報を不正に利用する行為です。
基本的には手札枚数が増えるため、手札の枚数をこまめに確認すること、トラッシュにあるはずのカードがないかなどを確認。都度確認するのは難しいと思うので、博士の研究で何を捨てたか、ハイパーボールのコストは何か、を確認するようにしましょう。
5. タイムに関する不正
遅延行為: 故意に長考を繰り返し、相手の時間を消耗させることで有利になる行為です。特に制限時間が設定されている試合では、遅延が大きな問題となります。
使いすぎていると感じたら、早めでお願いします。など、急かすようにしましょう。これは悩んでいるのであれば仕方がなく、悪意のない場合ももちろんありますが、お互いのために指摘するのは悪いことではないため、確認しましょう。
6. 不正なコミュニケーションや合図
相手との不正なコミュニケーション: チーム戦などで、他のプレイヤーと不正な方法でコミュニケーションを取ることです。合図を送ったり、ジェスチャーで情報を伝えることが該当します。
外部からの助言やサポート: 観戦者や仲間からの助言を受け、それをプレイに反映させることも不正行為とされます。
7. カードの物理的な操作
マーキングカード: カードの角や裏面に小さな印をつけ、特定のカードを見分けられるようにすることです。これにより、プレイヤーはデッキの中から特定のカードを引き当てやすくなります。
対戦前の段階で明らかにカードが汚い場合などはジャッジを読んで確認してもらいましょう。そこに規則性があるかないか、また、角が折れていないか、さりげなく確認できると良いですね、最もシンプルで効果的なイカサマであるため、注意しましょう。
カードの改造: カードの裏面や縁を意図的に曲げたり、傷をつけることで、そのカードを他のカードから識別可能にする行為です。
8. ゲーム進行の誤魔化し
ルールの誤解を装う: 故意にルールの誤解を装い、自分に有利な状況を作り出す行為です。特に複雑なルールのゲームでは、相手が指摘しにくいルール違反を利用して得点やアドバンテージを取ることがあります。
相手のミスを故意に指摘しない: 相手がルールを誤っていることに気づいても、故意に指摘せず、そのまま自分に有利な状況を保つことです。
こればかりは、自分にプレイミスをしないようにする。また、相手にもしっかりと確認をとるようにしましょう。
最後に
これらのイカサマ行為はどれも競技精神に反するものであり、厳しく取り締まるべきです。が、この世からなくなることはありません。
自分でできる範囲での対策や姿勢、知識を持っておくのが何よりも近道であることを伝える記事でした。後からXで晒したり喧嘩をしたり、私刑をあたえることは本来の姿勢ではなく、また、結果的に昨日のジャッジの裁定を覆すことはできません。また、私刑が行き過ぎると、謝ること、認めることの方が不利という風潮になり、ダンマリが増えてしまいます。
匿名投稿のスプレッドシートは持っての他、その言い訳は、投稿されてもやらなきゃいいだけという言い草ですが、現状、言い得状態であり、そのレッテルを貼られた時点で立つ背がないのに、なんの責任を持てるのか。
最も怖いのは正義の盾を剣にして振りかざす人間です。
グレーな状態、認めた人に関して、寛容になれとはいいませんが、必要以上の追求、誹謗中傷などには気をつけましょう。
イカサマの話題が続くのはとても面白くないので、一刻も早く、ホゲータのHPまた80かよ。という話題で持ちきりになりますように。
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