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【ポケカ投資#4】ポケカの価格下落で泣いている全ポケカ投資家を救いたい!というお話し。

皆さんこんにちは。
Pokemania(ポケマニア)と申します。
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2023年6月のポケカ超高騰はやはりバブルだったようで2023年8月現在、価格は大幅下落しておりダメージを負ったポケカ投資は多数いると思われます。Twitter(現:X)でも阿鼻叫喚が見て取れますがこれはポケカ投資家のうちの氷山の一角でしょう。さんざん高騰を煽ってきたインフルエンサーを気取った自称・ポケカ投資家(笑)は今はすごい静かになっていますし、フォロワーに向けた買い煽りは明らかに失敗だったのにもかかわらず謝罪や弁明は一切なく、「いずれ価格は戻る」という何の根拠もないおそらく個人の希望も多分に含んだTweetをするしかない状況に陥っています。
はっきり言っておきますが下落したポケカ価値は2023年6月頃の価格帯にはしばらくは戻らないと思いますよ。もうポケカ市場から資金が抜けているのは明白なので、「このカードは人気だから戻る」とか、「このカードは希少プロモだから高騰する」というミクロ視点でTweetしている人は何もわかっていないのを自己アピールしているだけです。恥ずかしいのでやめましょう。ミクロではなくもっと広く先を見た視点で考えれば分かることで、「ポケカ市場から資金が抜けている」ことをまずは自認し、つまり今後価格が上がるのであれば、あなたの言うように特定のカードだけが価格高騰するのではなく、ポケカ市場規模で資金流入してから初めて特定のカード価格が順々に上がっていく、というサイクルを理解しましょうよ、自称・ポケカ投資の皆さん。「そんなことはない!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、10年以上いろんな投資を行ってきた私の経験値のほうがあなた方よりも遥かに上です。

そんなポケカ投資家たちを救いたい!

救済の方法はあります。

その前にまず、私は今回のポケカ価格の急下落では一切のダメージを負っていません。というか、私のコレクション達はこの下落期間中にもかかわらず更に価値が上がっています。また、いままで執筆してきた【ポケカ投資#1,#2,#3】の記事の通り投資活動されてきた方はおめでとうございます。私と同じく一切のノーダメージどころか利益拡大中と思います。このままストックしておきましょう!価格下落タームの中「ポケカの価値が上がるわけがない」と思われる方がいるかもしれませんが、あるんですよ、唯一市場価値が上がったポケカのカテゴリーが。これも後述します。

また、「損をした」という事実があなたの投資においてどのような立ち位置であるかを理解する必要があります。過去の記事にも記載していますが、価値の下落率と上昇率はイコールにはならないということを必ず理解しましょう。数学と経済の理念です。

【例題】
2023年6月9日のPSA10 がんばリーリエの市場価値は900万円でした。しかし現在は220万円ですので、下落率は75.6%になります。
・900万円 × (1-0.756)= 220万円

さて、220万円に値下がりしたPSA10 がんばリーリエが2023/6月の900万円の価値に戻るには、今から何%の上昇が必要でしょうか?

左が6/9で900万円、右が8/28で220万円

この問いに下落率と同じ75.6%上昇すれば元通り!と考えている人は考えを改めてください。正解は409%です。つまり、今から約4倍の値上がりが必要ということです。驚きました?
×:220万円 × 1.756 = 386万円(←遠く及ばず)
〇:220万円 × 4.09 = 900万円

このように、市場価値が75.6%下落すると、取り戻すのに4倍(400%)の価格上昇が必要なります。このことからわかるのは、下落の損失が出ると取り戻すのに下落幅以上の価値上昇が必要になってしまうこと、下落幅が大きければ大きいほど取り戻す上昇幅が大きくなってしまうこと、そしてその期間は下落期間の数倍の期間を要する可能性が高いことです。
「前も220万円から900万円にすぐたどり着いた!」という情弱意見が出てきそうですが、重要なのは「900万円の価値がついたものが220万円に下落した」ことですので「こんなカードに900万円の価値はないですよ」という市場心理が働きます。よって単純なつり上げでの220万円→900万円とは印象が違いますし、2度目のつり上げは1回目よりもはるかに難易度が高いです。「そんなことはない!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、10年以上いろんな投資を行ってきた私の経験値のほうがあなた方よりも遥かに上です(2回目)。いい加減マインドを改めましょう。

さて、損しているポケカ投資家を救う方法は2パターンあります。

その1:ポケカをすべて売却して「ポケカ投資」をやめる。

「救済の手段ではない!」という声が聞こえてきそうですが、立派な救済です。そもそも今損をしている方は「いずれ価格が戻るかもしれない」と希望だけが心のよりどころと思いますが、「もっと価値が落ちる可能性」はなぜ考えないのかが不思議です。この考え方があれば7月中の下落途中に結果として今よりも高値で売り抜けできていたはずですので、今もなお投資用のポケカを売り抜けることができずに塩漬けして希望だけを理由にホールドしている方ははっきり言って投資の才能は有りません。ですので、そういう方向けの救済が「売却」、つまり今すぐに現金化してしまうことです。もう一度言いますが、「なぜ今よりも価値が下がる可能性を考えないのですか?」

その2:「ポケカ投機」から「投資」への切り替え

その1に納得できない方は意識を変えるしかありません。具体的な手順は後述しますが、今のポケカ投資で大損している方が行っている行動は、「ポケカ投資」ではなく「ポケカ投機」です。まずこれを自認しないと始まりません。難易度は圧倒的に「投機」のほうが高いですので、投機→投資に手法を変えるだけで救われる方は大勢いると思います。「投機でも勝ったことがある」、という意見もありますがそれはあなたの実力ではなくポケカ市場への膨大な資金流入の流れに身を任せただけですので、あなたが選んだカードが優れていたのではなく、おおよそどのようなカードを選んでいても利益は有ったのであなたの実力ではありません。売り抜けできていない時点であなたに投資・投機の実力や才能はありません。まずはそれを自認してください。

  • 投資:様々な資産に分散して長期保有して利益を狙う手法。

  • 投機:資産先の成長性や中長期的な利益には着目せず、短期的な価格の値動きにフォーカスして利益を狙う手法。

さて、「ポケカ投機」から「投資」への切り替え手順です。

  1. 生活防衛費を貯金する(独身一人暮らしで300万円を目安)

  2. 証券口座を開設する(SBI証券、楽天証券、松井証券)

  3. iDeCoを満額投資する

  4. 積み立てNISAを満額投資する

  5. 上記の余剰資金でポケカ投資を行う。

目先の利益ではなく、将来的な資産拡大を目指すのが投資です。
そのためお気づきかもしれませんが、「ポケカ投機」から「ポケカ投資」への切り替えでなく、「ポケカ投機」から「投資(ポケカに限らない)」への切り替えが救済方法になります。ポケカに全力ベットしている方が非常に多い印象を受けますのでまずは自己防衛(生活防衛費の確保、iDeCoとNISAの活用)をしっかりすることが先決と思います。

  • ×:「ポケカ投機」→「ポケカ投資」へ切り替え

  • 〇:「ポケカ投機」→「投資」へ切り替え

また、手順5でポケカ投資を組み込んでいるように、今後もポケモンカードへの資金投入は「アリ」と考えています。「はっきり言っておきますが下落したポケカ価値は2023年6月頃の価格帯にはしばらくは戻らない」とは言いましたが永遠に戻らないとは言っておりません。いずれはポケカ市場への資金流入はあると思いますが、勘違いしないでほしいのは「投機勢」の期待する短期タームでの価格上昇ではなく、あくまで長期タームでの資金流入に期待しましょう、ということを言っています。そのためにはまずは生活防衛費やiDeCo/NISAへの資金投入が先決なのは自明であり、ポケカ投資は選択肢の一つにするのが賢明ということです。

これらの準備が整ってから初めて、ポケカの投資対象を考えてみましょう。

投資対象とすべきポケモンカードについて

まず、投資はできる限り損をしない対象に資金投入することは先述の通りです。よって、価値の乱高下が激しい新弾への資金投入や女の子カードへの資金投入は愚策です。絶対にやめましょう。
何度も言いますが、投資はできるだけ損をしない対象がベストアンサーであることにマインドを切り替えましょう。そうすると、自ずと先述した「この下落ターム中でも価値が上昇したポケカ」が見えてくるはずです。

それは、ポケモンカード「旧裏」になります。
正確には、旧裏を筆頭とした廃盤のポケモンカードになります。

ポケモンカードのセレクトショップ最大手の「magi」が、ポケカ下落中の8/15に旧裏PSA10買取表を公表し、私は「このタイミングでの旧裏買取のリリースは超重要。さらにこの買取表はすぐに上方修正される(ポケカ投資#3より)」とし、翌日8/16にすぐに買取価格が上昇しました。【ポケカ投資#1】で述べた通り、旧裏は基本的に価値が下がらないのでポケカ界隈の価値が急落している最中でも旧裏の買取価格はどこのカードショップやネット(メルカリ/ヤフオク等)でも底堅さを示したことが重要で、それを受けてmagiが8/15から買い取り強化したのは実に合理的な一連の流れになっています。

要は、「投資は損をしないことが重要」ということと、「ポケカ界隈が価値下落しても値下がりしない旧裏」は非常に相性がよく、ここまで読んでくださった方であれば旧裏(=旧裏を筆頭とした廃盤のポケモンカード)の投資対象としての魅力は分かってくれると思います。
そんな方は、まずは以下の【ポケカ投資#1】を参照ください。

もちろん注意点はあって、旧裏や廃盤ポケカであればなんでもOKというわけではありません。この詳細は【ポケカ投資#3】を参照してください。また、投資すべき旧裏の一覧もまとめておりますので、【ポケカ投資#2】を参照してください。以下にリンクを張っておきます。

最後に

ポケカ投資をした方は少なくとも行動を起こした方なので何もしない方よりも素晴らしいと思います。そこは胸を張っていいでしょう。大事なことは、今回損をしてしまった方は、そこからどういう学びを受け取って今後にどう活かすかが重要ですので、その一助になるよう記事を執筆したつもりです。

pokemania

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