2/1~2/14

「PUI PUI モルカー」というストップモーションアニメが流行っている。毎週火曜朝になるとtwitterのトレンドに必ず上がってくるほどの熱量で盛り上がっている。

どうせ子供向けのアニメ何だろうとそっぽ向いていた私もさすがに世の流れに乗って視聴するのだが、しっかりハマった。流行ってる作品は、面白いから流行ってるのだなぁ。

面白いという言葉は色々な意味を含有していて、私の伝えたい意思が薄まって伝わりそうなので、少し補足的に乾燥を述べる。

まず、第一に”優しさ”の濃度が段違いに濃かった。コロナで鬱屈とした日本に差す一筋の光だと思うほどに優しい。フェルトで作られたモルカー達の居る日常がとても輝かしく見えた。街の景色もパステルカラーで、女児の夢をのぞき見してるような、多幸感の荒波に飲まれたかのような、ふわふわとした健康なトリップができた。

キャラクターたちの愛くるしい一挙手一投足にただ癒された。というのも、私が元より猫アレルギーを持ちながらも毎日猫と遊ぶほど、癒されジャンキーだからかもしれない。目の痒さ、蛇口を捻ったかのように流れ出る鼻水に耐えなくても、その可愛さを享受できるというならば是非もない。

次に、以外と飛び道具な内容。ただ愛らしいモルカー達がプイプイと歩いているだけではない。ゾンビや機械でできたサメなんかが出てくるほどの自由度の高さ。これには友人のサメ映画、もといB級映画ハンターも賛辞を送っていた。

つまるところ、この世に溢れる車が出演するストーリーにモルカーを代入して、ユーモアを振りかけたような作品なのだ。当然、レースもするし、ラブロマンスもあった。我々はモルカーを通じて、車でなくモルカーが存在する世界のストーリーラインを体験しているのだ。


長々と駄文を書き連ねたけれど、最終的に何が言いたいかと言うと、

面白いものを突っぱねて観ないのは無価値なプライド

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