【使用者全員完走】CL愛知エクストラ Best16&Best64 次元の超越!オーロットヨノワール
こんにちはNobuです。お久しぶりです。
今回は、CL愛知エクストラで使用した、
"オーロット&ヨノワール (以下オロヨノ)"を使用したデッキを書きました。
前々回の三神チャーレムの記事において自分の自己紹介をさせていただいておりますので、よければそちらも見ていただければ幸いです。
今回は身内にこのデッキを託し、予選7-1,6-2,5-3と使用者全員が完走しました。また内2人はベスト16、ベスト64と入賞することが出来ました。
自己紹介
まだまだ自分の事を知らない方々も多いと思うので、自己紹介させていただきます。
Nobuといいます。自分はちょうど去年の今頃にポケカを始め、よく高田馬場や秋葉原でプレイしています。公認大会の成績は、
・CL東京 エクストラ 36位
・CL愛知 エクストラ ベスト16
こんな感じでエクストラを始めたのはCL東京なので、まだまだひよっこエクストラ民ということで理解が浅いかもしれません。認識の間違い等ありましたら教えていただけたら幸いです。
今大会の環境について
今大会(CL愛知エクストラ)では、ソードシールド〜BWまでのレギュレーションのカードを使うというとても膨大なカードプールからデッキを選ばなければいけませんでした。相当苦しい状況でシラミ潰しに全てのカードに目を通して今大会の環境を考えていきました。そこで、まず非常に問題だと考えた新カードをいくつか紹介したいと思います。
・カビゴンVmax
非常に危険なカードで、環境を一変しかねないと考えました。ゾロアーク系統に雑に入れてもムキムキパッドで390耐久になり、スカイフィールドでキョダイフォールの打点が300まで跳ね上がります。また、忍者ごっこから簡単にカビゴンV→カビゴンVmaxと重ねる事が出来るため、3つ以上エネルギーのついたポケモンを育てることが可能などのデッキにも入ってしまう(出張してしまう)事が起きてしまいます。これによりサンダー&ファイヤー&フリーザーGX +アルセウス&ディアルガ&パルキアGX +レシラム&ゼクロムGX(以下三神三鳥レシゼク )系のデッキは厳しい環境になったと言えます。白レックの再来とも言えるカード、今大会筆頭の優勝候補デッキになると考えました。また、このカードのせいで全てデッキ候補が没にされ死ぬほど辛かったです。
・クイックボール
現行スタンではお馴染みのカード。エクストラではこのカードからカプ・テテフGXやシェイミEXが平気で飛んできます。
前スタン環境をやっていた人なら誰でも分かると思いますが、ハイボテテフが強かったのにも関わらずハンドコストが1つ減ってしまったため、自分のやりたい事が出来ないターンが1ターンでも出来てしまうと、相手の速度も尋常なく早いために間に合わなくなってしまうという現象が起きてしまいます。
また、ぞうしょくタマタマを使用する事により1枚から強力な特性をもつポケモンを持ってくるという宇宙に等しい事をやってのけてしまいます。
ハイパーボールもエクストラでは使えるのでほぼシェイミ、デデンネ、テテフを使うデッキはハイボ4クイボ4の構築になると断定していいほど安定度が桁違いになってくると考えました。
**・イシヘンジンVMAX **
シンプルなテキストだからこその強みがあり、禁止改定がなくトロピカルビーチが使えるためおそらくトロピカルビーチ+レジロックと言われる(以下ビーチロック)と言われるデッキに採用されると考えました。ビーチロックによく採用されるゲンシグラードンEXと比べ、Ωバリア(トレーナーズの効果受けない)はないものの3エネ200の技を持ち、HPが330もあるこのポケモンは育ってしまえばゲームプランが崩壊するデッキすら存在すると考えました。また、前述したカビゴンVMAXに対して弱点が取れているため環境に適しているカードでもあるので一考すべきものだと捉えました。
・マリィ
可愛い、ただやる事は凶悪。エリートトレーナーにも負けない効果を持ち、相手の必要カードを山の下に戻すという強力なカードです。デッキ次第ではこのカードを4投したものを握るだろうと判断しました。また、ただの5ドローとしても評価が高く、言ってしまえば自分の山を5枚進めるカードとしての採用も有り得ると考えました。現状相手の手札に触れる手段が少ないエクストラではとても強く使えるサポートであると思います。
・チラチーノ
エクストラ環境では根強く人気のあるゾロアークGXと同じ特性を持っているチラチーノ。
ナギ、レベルボールから簡単に並べる事ができ、ゾロアークGXと比べてアタッカーにはなりにくいが、取られるサイドが1枚で済むと言う破格の性能を持ったカード。前述したカビゴンVMAXを使うデッキやラッタ(いかりのまえば)を使うデッキに入ると考えました。
新カードを考慮して予想したTier表がこちらです。
Tier1 カビゴンVMAX系、三神三鳥レシゼク
Tier2 ほろネク、サナニンフ、ゾロアークGX系統(ラッタ、ルガルガン、ゲロゲ)よるのこうしん、ミュウミュウ系
Tier3 三神系(チャーレム等々)、ビーチロック、ザシアン系
ここからわかる通り、スタンより今回はエクストラの方が蓋を開けてみたら環境が固まっており、勝ちやすい環境だったのかもしれません。
デッキ選択について
今大会はカビゴンVMAXを簡単に処理できる札があるのか、その他のデッキに対しても勝てるプランがある程度あり、他のデッキのデッキパワーに押し負けないかどうかが最大の課題となっていました。まずこの課題をクリアするためにはLO系統、ハンデス系統が一番主力であると考えました。ここで私個人としてLO系統を組む上で恐らく必要となるトロピカルビーチを所持しておらず、周りにも所持者が居なかったためハンデス系を中心に考えました。
9月に遡ります。ちょうどエクストラバトルの日で盛り上がっていた頃にオロヨノミロカロスというアーキタイプを思いつきました。エクストラバトルの日の大会結果からも存在することが判明し、かなり暴れていたので恐らくこのアーキタイプは強いのではと考え詰め始めました。
ですが、やはり序盤のハンデスの成功率にかなりムラがあり課題点も多かったのが現実でした。
シティリーグのS1東京ベイに一度、知り合いにプロトタイプとなったアズサを使ってベンチに並べるタイプのデッキを渡して戦っていただきましたが、結果は3-2(ポイント圏外)と中々奮わず個人的にはこのデッキはボツにする予定でした。しかし、クイックボールの登場によりタマタマ(ぞうしょく)+クイックボールのシステムを使えば安定度が上がるのではと考え、ボール多投型の超越オロヨノにシフトしこのデッキをCL愛知で使うと決めました。
以上が無料部分の公開となります。この記事は
・2~3月のエクストラバトルに勝って優勝したい方
・シティリーグエクストラに出場するが環境が全くわからない方やデッキが決まらない方
・オロヨノを使ったエクストラのデッキに興味のある方
・純粋にどんなデッキなのか気になる方
におすすめです。買って後悔させないように一生懸命書いたので購入してくださると嬉しいです。
1.デッキレシピと採用カードの解説
今回のCL愛知で使ったレシピはこちらになります。
それぞれ採用理由から解説します。
【ポケモン:21】
・オーロット&ヨノワール 2枚
メインアタッカーであり、このデッキの主役。最低限1体立てばいいのでサイド落ちを考慮し2枚の採用。
・ゲンガー&ミミッキュ 2枚
基本は後1ホラーハウスGXを序盤に使い、相手の動きを無理矢理止めると言うのがメインの使い方です。ミラー戦や終盤の詰めのポルターガイストは結構火力が出るのでしっかり狙っていけば充分アタッカーとしても機能するので狙っていきたいです。
序盤に使わないといけないためこちらもサイド落ち等を考慮しての2枚採用。
・ミロカロス-ヒンバス 2-2
ミロカロスはエナジーグレイス、ヒンバスはもぐるの特性を持ったものを採用。ミロカロスは今回のデッキのコンセプトであるハンデスのギミックにおいて最重要ポジションを担っていますが、ギリギリまで切り詰めた結果、枠の関係で2枚が限界でした。ヒンバスのもぐるは環境に一定数存在する三神三鳥レシゼクのスカイレジェンドGXで取られにくいのもgood。
・ダストダス-ヤブクロン 2-2
ダストダスはダストオキシンの特性を持ったもの、ヤブクロンは何でもいいです。こちらも最後の自陣の盤面を固めるために使用します。やっぱり特性を止めるカードはいつの時代も強いんです。
・メタモン◇(プリズムスター)1枚
進化ラインが2ラインあるため安定して進化させるための採用。しかし、最優先でこのカードを立ててしまうと不意のサイレントラボ、オカルトマニアでただの置物になってしまうので出すタイミングは慎重に考えたいです。
・シェイミEX 4枚
今回のハンデスは完成させるために要求札がかなり必要なので4投しました。クイボと相性がいいのでこのカードはさらに強くなったという印象です。
・デデンネGX 2枚
シェイミ等で引いたカードで手札が詰まり、動けなるシーンを解消するためのカード。手札で解決できないタイミングで切るのでこのカードも慎重に使いたいです。ゲーム中に1回しか使わないため2枚の採用。
・カプテテフGX 1枚
ボール系からワンダータッチの動きでサポートの触りを良くするために採用。バトルサーチャーが無いときにこのカードからエリートトレーナーを持ってきて打つような場面が要所要所ではあるが、あると便利なセーフティーの役割が大きい。ほぼお守りの為1枚。
・タマタマ(ぞうしょく)1枚
バトルコンプレッサーでトラッシュしておけば、コストで手札をトラッシュするクイボ等のカードやパソコン通信で必要札を切る弱い行為を解消出来るため採用。1枚あれば充分でした。
【グッズ:21】
・バトルコンプレッサー 2枚
トラッシュに山札から好きなカード3枚を落とすカード。このカードがあるとエナジーグレイス用のエネルギーの確保やタマタマを落とす事で小回りが利くようになる。1枚だと不安だったので2枚の採用。
・バトルサーチャー 4枚
このデッキはガンガントラッシュにカードを送っていくため、サポートがトラッシュに溜まりやすくエリートトレーナーからのハンデスの成功率をぐっと上げたいため、4枚の採用。
・かるいし 3枚
主に逃げエネの重いポケモンが多いのと、純粋にこのデッキにおける逃げるためにエネルギーを切るという行為自体がかなり弱いため採用。また、ダストダスで蓋をする時にも使います。4枚にするか最後まで迷ったが3枚になりました。
・クイックボール 4枚
シェイミ、テテフ、デデンネに必ず触れないとゲームが始まらない為4枚採用です。
・ハイパーボール 4枚
クイックと同理由で4枚採用。こちらはミロカロスやダストダスにも触れる事ができるため、あまり雑に切りたくないカードです。
・ポケモン通信 3枚
過剰な気もしましたが、どうしてもデデンネ等で手札を全て捨てないといけない時に山札にミロカロスやダストダスを返しながらヒンバスやヤブクロンを立てたいため採用。試合中とても便利に使えました。
・レスキュータンカ 1枚
デデンネ、プラターヌ等で進化先が落ちてしまうと進化ラインが立たずに試合が始まらないため採用。個人的にはキーパーソンだったと思います。
・パソコン通信 1枚
やっぱりグッズでレッドの挑戦を使えるのは強いです。
・スカイフィールド 4枚
ベンチにドローする特性を持つポケモンを沢山並べたいため採用。絶対に4枚無いと回した時に後悔します。
【サポート:6枚】
・エリートトレーナー 2枚
ハンデスを決める為のカード、1枚目はトラッシュに2枚目は山札にあると便利な為2枚。
・ザオボー 1枚
対サナニンフやダブドラの付いた三神、サイレントラボ等に対して使うカード。元は改造ハンマーとフィールドブロアーを1枚ずつ採用していましたが、その役割はザオボー1枚で賄えると判断し1枚採用。使い勝手のいいカードでした。
・グズマ 1枚
ゲームセットを決めに行く為のカード。トラッシュにあると安心する。枠の関係上1枚
・プラターヌ博士 1枚
先行を取った場合に先行1ターン目にポケモンが上手く並ばない場合、2ターン目から並べたい為に使うカード。また終盤の詰めの手札リフレッシュにも使う。抜いてもいいかもしれませんが、あると非常に便利なカードでもありこのカード入れてからは抜く事を非常に躊躇いました。
・N 1枚
お馴染みのハンド干渉カード。一体目のオロヨノが倒されたターンの返しに使うとエリートトレーナーより酷いハンデスをする事ができます。また、後1で最悪ゲンミミをアタッカーとして起用する際にも使います。1枚あれば基本サーチャーから打つので1枚で問題ありません。
・基本超エネルギー 7枚
ホラーハウスを打つための1枚と、オロヨノを2体準備できたことを考えての7枚。サイド落ちも考えて非常に良い配分だと思っています。
2.不採用カードとその解説
・スタジアムナビ
スカイフィールドを持ってこれる5枚のスタジアムではあるのですが、枠が無くなり仕方なく諦めました。ですが、スカイフィールドを死ぬほど引けない方は入れてください。スタジアムには一生困りません。
・トレーナーズポスト
某サークルではこちらを入れてる方が多かったです。入れると非常に安定感が上がりハンデスし易くなります。使い得なカードですがこちらも枠がなく採用を見送りました。ただ自分的には評価が高いので是非入れて回してみてほしいです
・アローラベトベトン(かがくのちから)
たねポケモンの特性を止める事が出来るカード。こちらは道具なしでも機能するが、オクタン、シルヴァディ、ゾロアーク等の進化ポケモンでハンド補充できるカードに対応できないのが難点でした。またゾロアークやオクタンは現に環境にいるので、そこから捲られたくないため不採用。
・ウソッキー(みちをふさぐ)
前日まで採用を悩みに悩んだカード。ベンチ枠を抑えることによりカビゴンやミラーに強く出れる。ただ今回は安定性を重視した為、不採用となりました。ミラーマッチが増えるのであれば、先1や後手のスタートにこのカードを出し一方的なゲーム展開を狙いたいです。
3.基本的な回し方
基本の回し方についてお話しします。このデッキは先行時と後攻時でやる事が少しだけ変わるので、それぞれ分けて述べていきます。まずはそれぞれ共通してやる事から話します。
先行も後攻どちらも目標のベンチは
ヤブクロン,ヒンバス,ゲンミミ,オロヨノ
をそれぞれ1体ずつ置きながら、トラッシュに超エネルギーを3枚とエリートトレーナーがある事がベストです。
考え方としては、手札にボール系のカードが2枚ある場合は1枚をシェイミに使い、残りの1枚を手札に残しながらセットアップするのが安全かつ簡単に回ります。
しかし、手札に次に繋がるカードがない場合やほぼシェイミにじんかけ(人生がかかっている)の場合はデデンネを使って1枚でも多く解決札を引きに行きます。そうすると大抵の事はどうにかなる事が多く、そのまま並べていきます。
・先行の場合
まず、上記の動きをしっかりし目標のベンチとトラッシュを作り番を返します。可能な限り山札を掘り進め、なるべく山札を圧縮してください。
その後2つの分岐があります。それは後1オカルトマニアを打たれるかどうかです。オカルトマニアを打たれた場合は、特性が全て止まってしまう為、ミロカロスもシェイミも使えないのでバトル場のポケモンを逃しつつゲンミミのホラーハウスGXで返していきます。その後はダストダスにかるいし、ミロカロスのエナジーグレイスにより超エネルギーを3枚つけオロヨノを起動させながら、特性ロックしながらエリートトレーナー+ナイトウォッチャーで相手のハンドを1枚にします。
・後攻の場合
後攻も狙うベンチのポケモンたちは変わりませんが、サポートが使えるためプラターヌ博士等を使いながら展開もできる事を頭に入れて回していきましょう。
その後、前のポケモンにかるいしをつけてホラーハウスGXを打ち、その次のターンからは先述の動き(エナジーグレイス+エリートトレーナー+オロヨノ+ダストオキシン)をし、完膚なきまでにハンドを無くしていきましょう。
ここで問題になるのが、先1のウソッキー(みちをふさぐ)になります。もし相手が先行1ターン目にみちをふさぐウソッキーを出してきた場合、対面にもよりますがしっかりと余裕ができるまでポケモン(ヒンバス、ヤブクロン)を置いて番を返すか4枠のベンチで無理矢理回します。
無理矢理回す時は本当に上振れるケースが多いので、しっかり自分の手札を作りながらベンチを作るといいです。
4.それぞれのマッチ相性とプレイング
vsレシゼク三鳥 6:4 有利
レシゼク三鳥側は後1スカイレジェンドしか序盤は勝ち目が無いため、シェイミは2体で抑えましょう。
ハンド0とロックが決まったらザオボーでひたすらダブルドラゴンエネルギーをロストへ送り続ける事でほぼ勝てます。
結構急ぎがちな山でもあるので、山札を圧縮できないターンがあれば少しでもあればほぼ勝てるかなぁと練習時には感じていました。
相手がもし動きをわかっている場合、後一アルティメットレイを打ってくるので、前にエネルギーをつけてザオボーのケアをしてきた場合はペイルムーン、そうでない場合はザオボーで対処していきましょう。
vs よるのこうしん 6:4 有利
ギミックとしてはさるぢえジムメダルジラーチプリズムスターのギミックがありますが、それはダストオキシンで止まるため怖くありません。
またトラッシュにこうしんのポケモンがたまらない為打点も出ません。こちらが大体は勝てます。ただドローソースが多めのため、トップ解決は有ると思うので二体目のオロヨノをしっかりと作りたいです。
vs モクナシバナ 5:5 五分
そもそもこの山は事故るので自分的にはCLに持ってくる人ほぼいないと思ってましたが、そこそこ居ましたね。後1スーパーグロウからラフレシアが立つと非常に面倒なので、マッチアップが分かり次第手札にミロカロス、エリトレを準備して先行は返しましょう。するとほぼ負けません。逆にこれが出来なかったら負けです、割り切りましょう。
vs レッドパーフェクション 7:3 有利
巷では超高速パーフェクションと言われています。
超高速パーフェクションのスピードよりもこちらのスピードの方が早いので負けません。
ダストオキシンとハンデス決まったら相手は回すカードがないので決まれば勝ちなマッチアップはため、イージーウィン出来ると思います。また超弱点でもあるのでサクッとアタッカーがバトル場から消えていくので安心感がすごいです。
vs ゾロアーク 5:5 五分or 4.5:5.5 微不利
こちらがいつも通りの動きさえできてしまえば勝てるのですが、アクロマから引かれて動かされ、ゾロアークのライオットビートで弱点を突かれ、オロヨノがどんどん倒されてしまう事は多々ありました。
最初の番にドローソースがトラッシュへ落とされてしまった場合、覚悟してください。
ちなみに後手をこちらが取った場合は、かなり楽な試合運びになる事が多いので対面がわかっていたら後手を取りたい試合です。
vs サナニンフ 7:3 有利
ワンダーエネルギーをザオボーで割りながらペイルムーンを打つだけで相手は苦しいです。
またナイトウォッチャーを連打されながら特性も止まるのでさいはいやフェアリートランスが使えず、こちらについていけずに負けていく事が多いです。
ですが、妖精の歌からベンチのサナニンフにエネルギーを貯めながらミラクルマジカルGXを打たれてしまうと逆にこちらの手札がなくなる為、エネルギーがたくさんついたサナニンフにしっかりとペイルムーンGXを打ち込みたいです。
またこのマッチは最悪ゲンミミで戦っても勝てます。
vs ビーチレジロック 7:3 有利
トロピカルビーチをスカイフィールドで割りながらハンデスするだけで勝てます。天地がひっくり返っても負けません。ただ面倒なのはトップでトロピカルビーチに引っかかるカードを引かれた場合、大変なことになる為しっかりビーチを割る事とハンデスする事のできる手札に調節していきましょう。
vs ウルトラネクロズマ 5.5:4.5 微有利
先行ラボの回答があれば勝てます。逆に無ければ負けなみたいなこともあります。
ただ、こちらがペースを掴めばそもそもエネルギーに触れられないため技すら打たれません。
しかし、万が一技を打たれてしまうとエネルギーがなくなっていくのでエネリソースの管理はしっかりしていきたいです。また終盤の滅亡の光GXのケアとしてあまりベンチに進化前を置きっぱなしにはしたくないです。
vsヤミラミLO 4:6 不利
しっかりと立ち回りをすれば本来勝てるマッチアップなのですが、トロピカルビーチを割り切れなかったり、かるいし等の入れ替えリソースに甘えるとこちらの勝ちの目がほぼ無くなります。最速でハンデスを決めてそこから引かれなければほぼ勝てますが、先行で人形やロボが大量に並ぶと厳しいです。
vs ゲッコウガ&ゾロアーク 4.5:5.5 微不利
ピーピーマックスにやダークライGXの特性よりエネルギーをつけられ、簡単にワンパンまで届かれてしまうためやはり少し分が悪いです。
こちらが先行を取れればまだいいですが、後手だとGXをホラーハウスに切るしかないのでなかなか捲るのが厳しくなります。手札と特性を止めてペイルムーンを狙いましょう、そうすれば幾分かはマシになります。
vs ミラー(オロヨノゲンミミミロカロス)
先行時 6:4 有利 後攻時 4:6不利
相手の型にもよりますが、先行を取った場合は相手のホラーハウスGXをホラーハウスGXで返せるようにしっかりゲンミミに手張りをして返しながらベンチを準備しましょう。
そうすると基本的には勝てます。
後攻時は、もし相手にベンチを並べる事を阻害するカードや特性を止めるカードを使われている場合、それを解消する事がベストですが、ゲンミミに手張りをし、ベンチを準備できればベストです。
また、ゲンミミに手張りさえできれば次に超エネルギーを貼りながらホラーハウスGXの追加効果ありである程度手札を回復することができます。
すると相手がサイドを進めていた場合エリートトレーナーが使えないためハンドをめちゃくちゃにされる事もなく動く事ができます。
5.CL当日のマッチアップと対戦レポート
今回はベスト16となったNobu(@nb3_poX)のレポートについて書きました。
1回戦 チラチーノカビゴン 先行6-1
先行を取り、スカイフィールドからシェイミを展開しつつしっかりとベンチにヤブクロンヒンバス、ゲンミミを置き番を返す。
相手は後1でハンドがあまり良くないためククイからチラーミィ1体を置いて番を返す。
こちら2ターン目はシェイミからドローしていったが、あまり手札が良くなかったため追加効果ありのホラーハウスGXを打ち番を返す。
その後相手は何も出来ず、3ターン目にダストダスとエリートトレーナーからナイトウォッチャーを決め、そのまま何も相手が出来ず勝ち。
終わった後に話を聞いたがカビゴンが入っていました。
2回戦 レッドパーフェクション 先行6-1
じゃんけん負けで先行。いつもと同じようにスカイフィールドからヤブクロン、ヒンバスを置き、相手がミュウミュウとわかったのでオロヨノに手張りをして番を返した。
後1にグレキャ+ターボストライクによりシェイミを取られるが、エリートトレーナー+ダストオキシン+ナイトウォッチャーが決まりミュウミュウが倒れそのままゲームセットに持ち込んだ。
3回戦 よるのこうしん 後手6-3
恐らくデッキ共有をしていたエクストラの強者でした。
後手でベンチにヤブクロン、ヒンバスを置きつつホラーハウスGXで番を返し、相手に何もさせない状況を作り上げたが、その後山札に3枚あったかるいしが引けずお祈り状態になり、エリートトレーナー→ナイトウォッチャーで番を返すもクイボデデンネで返され少しだけ焦る。
ですが、その後もう一度エリートトレーナーからナイトウォッチャーをダストダス込みで成功し巻き返した。かなり危ない試合だった。
4回戦 ザシアンザマゼンタドータクン 後6-2
じゃんけんに負けて後攻。ザマゼンタスタートをされ恐らくザシアンバレットだろうと考える。
先行でウソッキーを出されたので、こちらは相手に複数枚同時に取るカードが恐らくないと判断してバトル場とベンチをヤブクロン、メタモン、ヒンバスをそれぞれ置き番を返す。
するとしっかり前のポケモンを叩いてサイドを取りに来たため、空いたベンチにオロヨノを出しミロカロスからエネルギーをつけ、ダストオキシン+エリートトレーナー+ナイトウォッチャーで一方的な試合を押し付けた。そのままハンデスをし、何もさせずに勝ち。
5回戦 レッドパーフェクション 先行6-1
2回戦目とほぼ同じ動きをしたら即投了をいただいた。恐らく当たったら負けで割り切っていたのかなと感じた。
6回戦 オーロットヨノワール 後攻 6-5
初めてミラーに当たった。先行を取られてしまい、相手のデッキにはがまんのかべの特性を持つソーナンスとインベイジョンの特性を持ったネクロズマあかつきのつばさが入っていたため、先行でバトル場ソーナンスで返されてしまう。
相当苦しかったが、ハイボからテテフを展開しグズマでソーナンスをベンチに下げ、無理矢理展開していった。
しかしホラーハウスGXで返す事が出来ず、相手にハンドを先行2ターン目にに枯らされてしまう。
しかしトップで引いた超エネルギーからホラーハウスGXを追加効果ありで打ち、ハンドを補充。
その後ポルターガイストで相手のオーロットヨノワールに250点を乗せ番を返した。
するとペイルムーンGXでゲンミミのエネルギーを剥がしてくるが、軽石で逃がし相手のベンチにはアローラベトベトンしか特性を止めるポケモンが立っていなかったため、エナジーグレイスからエネルギーをつけ特性をダストオキシンで止めながらナイトウォッチャー+エリートトレーナーでハンデス仕返す事に成功。
そのまま勝つ事が出来た。かなり運が絡んだプレーもあったのでここは負けたのかもなぁと思いました。
7回戦 三神ゲッコウガ&ゾロアーク 先行6-5
じゃんけんに負け先行。スタートからゲコゾロだと判断できた。
スカイフィールドから順調に並べて番を返すと相手はピーピーマックスからエネルギーをつけ、ゲコゾロの準備を進めながらダークライをトラッシュし、特性リザレクションを使いベンチに2回出し番を返してきたので、次のターンに特性ロック+ハンデスを決め、2パンしゲコゾロを倒した。
しかしフィールドブロアーによりダストダスの軽石を剥がされながらベンチで準備していたゲコゾロでバトル場のオロヨノが倒されたため、エナジーグレイスからサイドを取らせてポルターガイストでバトル場のゲコゾロを倒すプランに変更した。
ダークパッチをうまく使えておらず、手札に溜まっているのがわかっていたというのもありポルターガイストを使うと400点が出て前のゲコゾロを倒すことに成功しゲームセットまで持ち込んだ。
8回戦 ヤミラミLO 後4-2 LO負け
いつも通りの展開を後1に決めホラーハウスGXまで決めることができたが、スカイフィールドを貼るとトロピカルビーチに貼り返され、また貼り返すと貼り返されを繰り返し、最終的にスタジアムを貼り返す事が出来ずに裏のシェイミを縛られてしまいジュジュべ&ハチクマンによりLOされてしまった。
スカイフィールドの管理や入れ替えリソースの管理をもう少ししっかりすれば勝てた試合なのかもなぁと終わった後に感じました。
予選 7-1 3位通過
決勝トナメ
決勝トナメはヤブクロンのデッキ登録ミスにより出場できず、1没となってしまいました。本当に悔しい限りです。
6.改良案と次回以降の環境予想
改良案について
トレーナーズポストがやはり少し欲しいなと思うタイミングが多かったので入れた方が良かったのかなぁと言った印象でした。またベスト8の方のソーナンス(がまんのかべ)+ネクロズマあかつきのつばさ(インベイジョン)のギミックは入れるとより三神三鳥レシゼク等に強く出れる為欲しいなと感じました。
次環境予想について
オーロットヨノワールのミラーが増えそうかなぁというのとオーロットヨノワールに勝てるゲコゾロ等が増えるのかなって思いました。公式サイトにも載っていますが今回の大会(2020CL愛知)ではTop8の半分をこのアーキタイプが占めたことから次のシティリーグやエクストラバトルの日では増えるのかなと思います。先行でがまんのかべのソーナンスやみちをふさぐウソッキーでしっかり蓋のできるデッキであればある程度はこのデッキに勝算がある為、うまく使えるデッキを思いつけたら勝てるのかなって思います。
7.終わりに
今回のCLでは沢山の人にお世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。
今回のデッキはとても自信があるのでエクストラ初心者からベテランの方まで全員にオススメできる山です。
少し難しい点もあるとは思いますが、しっかり回す事が出来れば負けるアーキタイプはほぼ存在しないと思いますので、是非参考にしてください。
次はS3のシティリーグかCL京都の後にお会いしましょう。
ここまでのご愛読、本当にありがとうございました。
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