見出し画像

「勝率」から考える大会で大事な「臨み方」と「継続力」について。【ポケカめいそう記】

⚠️注意⚠️
・この記事は「言葉の強い表現」を用います。
・カジュアルにポケカを楽しんでいる人を否定するものではありません。
・暗に誰かに向けたものでも決してありません。
・自戒の記事になります。

こんにちは。
福岡でポケモンカードをしている「ひど」です。

今回は「大会を出るに当たって大事な考え方があるよね」という話を書いていきます。


「勝率」について

競技プレイヤーとして活動していると、公式大会や自主大会でトーナメントに上がりたいという目標が出てくると思います。

そこで、あなたは「どのくらいの確率でトナメに上がれるか」を知っていますか?

計算は苦手なので簡単なプログラムを書いて、それぞれの勝率で100万回試行した結果の表を作ってみました。
行はプレイヤーの勝率、列は予選結果です。
セルは予選結果の確率のパーセントです。
(数値がおかしかったらゴメンナサイ)

【シティリーグ】
5-1からトーナメント

これを見るとシティーリーグは勝率60%以上は無いとトナメに上がることが難しい事がわかります。

【CL】
7-2からday2(3負でドロップなので5-4とかは存在しません。)

CLでは勝率75%くらいないと、安定してday2に行けない事がわかります。

この表から2つの大事な考え方があると考えました。

大会への「臨み方」

僕の個人的な勝率は55~60%くらいだと思っていて、
「くろいまなざし杯」や「むしのしらせ杯」のような自主大会では大体6回戦あるので、概ねトナメに上がれる確率は高くて約20%です。
大体5回の大会に1回トナメに上がれる計算です。

残りの80%、5回の大会に4回はトナメに上がれない訳で
「トナメに上がれないのが当たり前」
な訳でもあります。

ということは、トナメに上がるのを期待して大会に参加するのは、そもそも間違っているということです。
「トナメ」に行けなくて確率的に当たり前、4-2や3-3で萎えるのはお門違いなのです。
勝率が75%を超えるようになってきて、ようやくトナメに上がれなくて悔しがる事が出来ると言えるでしょう。

勝率が高まっていない状態で出る大会は「練習」と認識しなければならず、
「トナメの目が無くなったからドロップ」は勝率が高いプレイヤーにのみ許された選択であり、勝率の低いプレイヤーは自身の勝率の低さと向き合わなければなりません。

CLは更に過酷です。
近くのCLであればマシなのですが、勝率が低い状態で出場する遠方のCLはコスパが最悪になる場合が大半です。
(当然観光としての意味合い、友達との交流や賑やかなポケカ体験としてのCL遠征を否定している訳では決してありません、コレは競技として向き合った時の辛い可能性の話です。)
プロモやday2を目標にしていたのに何も得られず、掛けた時間とお金を考えると酷く喪失感を感じてしまいます。

なので自身の勝率を顧みて「大会で何を得るのを目標にするのか」「大会に出場する意味はあるのか」を考えることが上級プレイヤーになるために必要だと思いました。

「継続力」について

競技プレイヤーとしての一番の敗北とは
「完全に燃え尽きて大会に出なくなること」
でしょう。

大会に出場するも結果が伴わず、萎えてポケカを辞めてしまう…
これだけは絶対に避けなければなりません。

まず上で書いたように勝率が低い場合は、勝率を上げる下積みを経験しなければなりません。
しかし勝率を上げたとしても、ある程度伸びると頭打ちになります。

さらにポケモンカードゲームは環境の変動がカードプール由来とメタゲーム由来の両方で激しく、環境理解度や対面経験値がリセットされがちで、1つの環境の解を求めるハードルが高いカードゲームです。

ポーカーで有名な「世界のヨコサワ」のいつかの動画で
有名なプロポーカーであるライアン・リースは、大会で大事なのは
「辛抱強く我慢すること(patient)」
と語っています。

凄い大会で優勝したプレイヤーも、耐え続けてテーブルに座り続けた先にしか勝利は無いと考えている訳です。

どれだけ勝率を高めても下振れはあります。
相手の上振れに踏み潰されることもあります。

そんな「運の要素」を最大化するには、試行回数を増やすしかありません。

自身が狙えると思った大会の少なくても半分はトナメに上がれません。
更に優勝はもっと難しい。
諦めずに勝率を高める練習をし、大会に出続ける事こそが競技プレイヤーとして試される部分でしょう。

まとめ

・勝率が低いとトナメに上がれなくて当たり前、顧みて練習せよ。
・勝率が高くても勝ちきれなくて当たり前、諦めず挑戦せよ。
振り返ってみると、一見矛盾しているような2つの考えですね…

でもどちらも正しく、ポケカを競技として向き合う時には大事な考え方だと思っています。

良い感じに長く、楽しく、たまに勝てるポケカを続けていきたいものです。

それでは次回までサヨナラ……!