【デッキ構築/ポケモンカード】ギミックデッキを考察する④
こちらの続きです。
前回はギミックとアタッカーを立てる構築にしました。ここからは実践のように、手札を補充させて戦い続けられるように組み立てていきます。
システムポケモンの採用
システムポケモンと言えば、ビーダルやかがやくゲッコウガ、ピジョットなどが挙げられます。
手札を増やすのが手段で、目的は有効札を引いてくることです。
今回のゲンガーマニューラギミックは一度成立させると相手の足止めが容易なため、特性ではなく技で手札を増やす、かつギミックの邪魔にならなさそうなポケモンを採用します。
ピィ
逃げエネ技エネ共に0です。それでいて最大7枚まで手札を補充出来ます。ギミック成立のためにハイパーボールを多用するため、ピィは序盤の要になります。
他の候補
【ピジョットex】
回してみるとわかるように、ふしぎなアメが割とあまりがちです。そこでピジョットexを入れて対応力をあげるのも良いでしょう。
【ヒスイドレディアV/VSTAR】
またメインアタッカーがワナイダーexのみのため、ヒスイドレディアVで序盤の手札を支えながら、終盤はヒスイドレディアVSTARでアタッカーを足す動きもよいでしょう。
ヒスイドレディアV/VSTARを採用する場合、VSTARパワーで草エネルギーや草ポケモンの調達が容易になるため、デッキ構築の自由度が増します。
メインギミックが錆びつかない程度のプランB
マニューラで弱いたねポケモンをバトル場に固定し、その間にベンチをべしべし弱らせていく……といったプランBも投入します。
どんなに強力な技を持っていようがバトル場に出てこられなきゃ意味がありません。そして環境トップのデッキにはエネルギーが最小限しか入っていないことが多いため、小物を逃がすためにエネを使うのすら致命傷です。
サイド2枚ポケモンを狙撃するシェイミ
逃げエネが0、草エネルギー1枚でベンチのサイド2枚ポケモンに60ダメージを与えることができます。
ワナイダーexの出せるダメージは以下のようになります。
90→120→150→【180→210】→240→……
ワナイダーexは2匹並べることが多い為、【 カッコ内 】のダメージが平均して出ます。シェイミでHP240~270までの打ち漏らしを取ることができます。
システムポケモンを取るチオンジェンex
逃げエネが重たいし、技も3エネ要求、序盤は全く動けないためあまり入れたいカードではありませんが、他のプレイヤーが使っていないカードほど使いたくなる天邪鬼体質のため入れています。
サイド2枚進行でベンチのビーダルを狙撃できます。4枚進行でロトムVなどたねのVポケモンを蹴散らせます。
上記に挙げた2匹はマナフィで止まるので過信は禁物ですが、各1枚ずつは入れてもデッキの歯車が錆びつくことはないでしょう。
ナタネの活気
チオンジェンexを入れるなら必須のカードです。また、チオンジェンexを使わないバトルでもワナイダーexを1ターンで起動させることができるので、今回のギミックと相性のいいカードになります。
エネルギー加速の対象がベンチのポケモンのみの制限はありますが、特性『ナイトゲート』ゲンガーがいるため無視していいレベルの制限です。
実際にできたものがこちら
まだまだ調整段階ではありますが、いったんギミックデッキの考察はこの記事で終わりとなります。
個人的にジニアは2枚もいらないかな……と思いますし、ペパーも2枚でよさそうです。
今回の記事で触れた、ピィではなくヒスイドレディアV/VSTAR軸のデッキも作ってみたいですね。