2022年 オタク楽曲10選
こんにちは。たっぷです。
2022年もそろそろ終わりですね。
年に1回しか更新されないnoteの更新時期がやってまいりました。
この時期恒例の年間楽曲まとめをやっていきます。
過去アーカイブは本記事の最後にまとめて掲載します。
レギュレーションは以下の通りとします。
・2022年に入ってからフル音源が発売/配信されたもの
*ただし、昨年度記事の執筆開始時(2021年12月29日)~2021年12月31日にフル音源が発売/配信されたものも選曲可能とする
・コンテンツ、アーティストの被りなし
それでは今年の楽曲10選をご紹介します。
*並びは1から順に個人的に好みな楽曲順
2022年 楽曲10選 -楽曲紹介-
-1:はじまりのセツナ / 蠟梅学園中等部1年3組
作詞:杉山 勝彦
作曲:杉山 勝彦
編曲:杉山 勝彦
テレビアニメ「明日ちゃんのセーラー服」のOPより「はじまりのセツナ」。
2022年のアニソンを語る上で間違いなく外すことのできない1曲でしょう。
「明日ちゃんのセーラー服」は2022年1月に放送が開始されたアニメですが、2022年の初頭からとんでもない楽曲が出てきたなと衝撃を受けました。
OPサイズでも十分に凄い楽曲なのですが、フルが発売されて聴いてみると期待値を十二分に超える完成度で、フルを聴いた時点で2022年の楽曲でこれを超える楽曲は出てこないなと確信して、現に2022年で一番良かった楽曲としてこの記事を執筆しています。
歌詞の内容に触れると「時間が止まれば良いのになって思うよ」という入りから凄い。アニメを観た方はご存知かもしれませんが、この作品は主人公の明日小路(あけびこみち/明日ちゃん)を中心とした女子中学校に通うクラスメイトとの関わりを描いた青春群像劇です。明日ちゃんにとってこの学校での生活は毎日がキラキラとしていて、それを曲冒頭のワンフレーズで表現しているのだから驚きです。
この入りから後半の以下の歌詞で、今が続いてほしい(=時間が止まれば良い)と思いながらも思春期特有の"大人になりたい"気持ちを感じながら素敵な"今"を生きていく姿を表現しているのがとても良いですよね。
そんな素敵な楽曲で彩られたアニメ本編の出来も本当に凄いので、未視聴の方はぜひ観てみてください。
ちなみにSpotifyによると配信開始から11月30日まで445回も聴いていたらしい。
-2:純情革命 / AiRBLUE Flower(六石 陽菜(CV:内山 悠里菜)、鷹取 舞花(CV:稗田 寧々)、鹿野 志穂(CV:守屋 亨香)、月居ほのか(CV:緒方 佑奈))
作詞:稲葉 エミ
作曲:eba
編曲:eba
次世代声優育成ゲーム「CUE!」のゲーム内ユニット「AiRBLUE Flower」による楽曲で、ゲーム内アニメの「教導支配」のテーマ曲という位置づけの楽曲です。
テレビアニメの中でも劇中歌としてサビのワンフレーズだけ流れていてその一瞬だけでもこの曲は良いと直感したのですが、実際に試聴が開始されフルが発売されて段階を踏んで期待値が高まっていきました。
イントロで一発で惹きつける良い意味で気持ち悪い音作り、歌詞のフレーズの五感の良さとそれを引き立たせるメロディライン、全ての完成度が高く、作詞:稲葉エミ×作編曲:ebaは最強ということを改めて感じた楽曲です。
個人的には2番の以下の部分で1番とは違う変調が入るところもかなり好きです。
「CUE!」はCUE! 4th Party「Forever Friends」を以ってコンテンツとしての展開は終了となりましたが、4th Partyでも披露されず亡霊曲となってしまったのが実に惜しいところです。
-3:MY song / 角巻わため
作詞:田淵 智也
作曲:堀江 晶太
編曲:堀江 晶太
ホロライブ所属のVtuber 角巻わためさんの2nd アルバム「わためのうた vol.2」より「My Song」。
発売日は2021年12月30日ですが、ご都合レギュレーションのためノミネート。
今年はVtuber楽曲も積極的に掘っていくぞと思いながら年初に漁っていた中で出会った一曲です。
落ち着いたイントロから転調してサビで最高潮を迎える構成と、それを支える角巻わためさんのノビのある歌唱力が合わさって力強い曲となっています。
ところで角巻わためさんの歌い方、どことなく田所あずささんに似ていませんか?
-4:花の塔 / さユり
作詞:さユり
作曲:さユり
編曲:宮田“レフティ”リョウ
テレビアニメ「リコリス・リコイル」のEDよりさユりさんの「花の塔」。
2022年のアニメのOPシーンを彩った楽曲が「はじまりのセツナ」だとすればEDをシーンを彩ったのは間違いなくこの楽曲でしょう。
オリジナルアニメーション特有の先の見えない話の引きの中で流れ出す「デデッ デデッ …」のイントロが素晴らしく、終わり(の楽曲)が良ければ全てヨシ!を体現したような楽曲です。
あまりにも好きすぎて さユり TOUR 2022 "酸欠衝動" 東京公演 に参加して無事回収することが出来ました。
ただ原曲から若干キーを下げた状態での歌唱だったのでそこだけが残念。
-5:シュワシュワ / Three∞Loop(海凪 ひより(CV:久住 琳)、海凪 小春(日岡 なつみ)、吉永 恋(嶺内 ともみ))
作詞:杏沙子、石崎 光
作曲:杏沙子、石崎 光
編曲:伊賀 拓郎
テレビアニメ「スローループ」のEDよりThree∞Loopの「シュワシュワ」。
やっぱり伊賀拓郎さんに日常アニメの曲のアレンジをやらせたら右に出るものはいないなというくらいスローループらしい優しさの溢れる、聴いていて心が落ち着く曲です。
釣りという共通の趣味を通じて「ひよりと小春(=家族)」、「ひよりと恋(=幼馴染)」、「小春と恋(=友達)」としてそれぞれの関係性を深めていくわけですが、それぞれの関係性の到達点が歌詞の冒頭に込められているのかなと思います。
嶺内ともみさんの声優廃業により、実質的にThree∞Loopとしてこの曲が披露する機会が二度となくなってしまったことが本当に悲しいですね。
嶺内ともみさんの演じる吉永 恋さんは間違いなく2022年ナンバーワン本質女性キャラです。
-6:箱庭の幸福 / 田所あずさ
作詞:大木 貢祐
作曲:神田 ジョン
編曲:神田 ジョン
テレビアニメ「リアデイルの大地にて」より田所あずささんの「箱庭の幸福」。
「リアデイルの大地にて」の澄んだ空気感のあるメロディがとても心地よい一曲です。
タイトルの「箱庭の幸福」の通り、歌詞全体で「幸せとは何か」を問いかけており、最終的には一人で幸せになるのは難しいから「あの子」という存在が必要という結論で締めくくっているメッセージ性のある歌詞もとても好きです。
歳を重ねるとこういう落ち着いたメロディが段々と好きになってきますね…
-7:パレオトピア / 水瀬いのり
作詞:栁舘周平
作曲:栁舘周平
水瀬いのりさんの4thアルバム「glow」より「パレオトピア」。
ライブの終盤にこの曲が流れてきたら全てがきっちりと締まってくれるようなそんな曲です。
イントロの静かな入りからサビに渡っての駆け上がるような壮大感のある曲調が印象的な一曲ですが、水瀬いのりさんが歌う、こういう壮大感のある曲が大好きなんですよね。
イメージ的には「Innocent Flower」とかを聴いている時の感覚に近いかもしれない。
全体的にクオリティが高いアルバムで「僕らだけの鼓動」とかもかなり好きなのですが、一番聴いてる楽曲として「パレオトピア」を選びました。
-8:Believe like Singing. / ヒーラーガールズ
作詞:松井 洋平
作曲:高橋 諒
編曲:高橋 諒
テレビアニメ「ヒーラー・ガール」のEDよりヒーラーガールズの「Believe like Singing. 」。
何かをきっかけに一歩を踏み出す人に寄り添ったメッセージが込められている楽曲で、ヒーリングアニメーションの名の通り、心の根本的なのところから優しく癒してくれるような楽曲です。
「ヒーラーガールズ」は全員表現力が豊かで、特にこの曲のラスサビの気持ちのこもった歌い方はとても心に響きます。
コーラスユニットという性質上、絶対に生歌唱で聴きたい一曲なのですが、ヒーラーガールズもHealer Girls The Last Live 『Believe like Singing.』を以って解散となってしまい、もう生で聴く機会がないのが残念でなりません。
-9:鬼ヤバッ! / おにぱんず
作詞:辻村 有記
作曲:辻村 有記
編曲:辻村 有記、伊藤 賢
テレビアニメ「おにぱん!」の主題歌よりおにぱんず!の「鬼ヤバッ!」。
「おにぱん!」はテレ東朝の子供向け番組「おはスタ」内で放送されるショートアニメですが、アニメのクオリティも主題歌も子供だけではなく大人も楽しめるものとなっています。
もう一つの主題歌の「おにパパパン!パン!」も良い曲なので、どちらを選ぶかは議論が分かれるところですが、個人的には色々な転調と変調が楽しめる「鬼ヤバッ!」の方が好みです。
これらの曲を歌う「おにぱんず!」はアニメの中でも主人公の3人を演じているのですが、3人全員が15歳前後と若く、1話では不慣れな演技だったのが最終話ではしっかりとキャラを演じていて、そんな成長を感じながらも観れるのが「おにぱん!」の良いところです。
-10:未だ、青い / 湊 あくあ
作詞:じん
作曲:じん
編曲:じん
ホロライブ所属のVtuber 湊あくあさんのゲーム「あくありうむ。」主題歌より「未だ、青い」。
Vtuber楽曲から2曲目のノミネート。
疾走感がありつつも透明感のある曲調と、それを表現する湊あくあさんの歌声が素敵な一曲です。
この曲が良かったのでチラッと配信を見たことがあるのですが、歌唱力が高い(もちろん上手いのですが…)というよりは湊あくあとして歌うことが上手いんだろうなと感じました。
余談ですが、「My song」といい「未だ、あおい」といい、Vtuber × ボカロPの組み合わせがかなり好きなことに気づき始めました。
ボーカロイドとVtuber、インターネット発の文化として似て非なる部分があるのかもしれませんね。
以上、今年の10選でした。
来年も良い楽曲に巡り会えますように。