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※仮公開【第1回】タッグマッチex!!【70名大会環境調査】

2023年4月5日(土)より、CL2023宮城が開催されます。その1週間前の3月26日(日)に、公認自主イベント『タッグマッチex!!』を開催しました。
総勢70名というシティリーグを超える規模での開催になり、参加者の皆さまには色々とご不便をおかけしました(ぼっち運営故に;;)。
さて、ここまでの規模になると対戦結果にもある程度の信頼性があると判断しましたので、集計したデータをプレイヤーの皆さんへ共有をしたいと思います。

早速今回のデッキ分布を見ていきましょう。

デッキ使用率

全体デッキ分布

第1回タッグマッチex!!(70名)

最も使用者が多かったのは19名(27.1%)で【ロストバレット】。3番手の【ロストギラティナ】と合わせると29名(41.4%)となり、ロスト構築だけでなんと4割を超える結果に。抜群の安定感と対応力が長く評価され、様々な対策が取られる現環境でもなおトップシェアとなった。
次点で多かったのは【ルギアVSTAR】の12名(17.1%)で、うち9名がいちげき軸の構築。
続いて10名(14.3%)の【サーナイトex】。うち《ミュウツーV-UNION》を採用している型は3名。
意外にも【ミュウVMAX】は5名(7.1%)のみとなり、【ミライドンex】は更に下回る4名(5.7%)となった。

ロストバレット 内訳

ロストバレット内訳(19名)

最も使用者が多かった【ロストバレット】は、その拡張性の高さから様々なカードやポケモンが採用され多様な型が存在する。

現環境の特徴が色濃く表れていると感じたのはこの部分。
《かがやくリザードン》が7名(36.8%)と最も多く、続いて《カイオーガ》が6名(31.6%)、ザマゼンタ型が4名(21.1%)と、高いダメージを期待できる3つの型が9割近くを占めた。そして、以前まで主流だった《ウッウ》《ヤミラミ》《かがやくゲッコウガ》が中心となる型は僅か2名(10.5%)という結果になった。

ロストバレットのドラピオン事情

【ロストバレット】19名のうち、13名(68.4%)が《ドラピオンV》を採用。反面、《カイオーガ》を軸とした【ロストバレット】では採用されず。これは《カイオーガ》による攻撃で《ゲノセクトV》2体=サイド4枚を1度に取ることができ、わざわざポケモンVを取られるリスクを冒す必要がないからと推測される。
ただし【ロストギラティナ】をはじめ、他のデッキタイプには超高確率で採用されている(本大会でも7割超)ため、【ミュウVMAX】【サーナイトex】使いは依然として警戒する必要がある。

環境デッキの勝率

今回の記事では、現環境最も使用者が多い【ロストバレット】を中心に、【ルギアVSTAR】【ロストギラティナ】【サーナイトex】【ミュウVMAX】【ミライドンex】の6デッキを『環境デッキ』とし、それぞれの勝率を分析していく。
※【アルセウスギラティナ】は、今回使用者2名のため統計上の信頼性が低いと判断。

【ロストバレット】

使用者:19名(27.1%)
戦 績:91戦 46勝 45敗
勝 率:50.5%

【ルギアVSTAR】

使用者:12名(17.1%)
戦 績:58戦 23勝 35敗
勝 率:39.7%

【ロストギラティナ】

使用者:10名(14.3%)
戦 績:47戦 27勝 20敗
勝 率:57.4%

【サーナイトex】

使用者:10名(48.9%)
戦 績:47戦 23勝 24敗
勝 率:48.9%

【ミュウVMAX】

使用者:5名(7.1%)
戦 績:25戦 15勝 10敗
勝 率:60.0%

【ミライドンex】

使用者:4名(5.7%)
戦 績:20戦 7勝 13敗
勝 率:35.0%

環境デッキによる対ロストバレット

環境の中心である【ロストバレット】に対するその他主流デッキの戦績に注目しながら、所見を述べる。(※当たり前のこと並べてるだけなのでデータの部分だけ見てね)

【ルギアVSTAR】

戦 績:17戦 8勝 9敗
勝 率:47.1%
いちげきの型が主流の現環境において、HP230の《バンギラスV》やHP130の《イシヘンジン》は《ウッウ》や《ヤミラミ》からの110・120ダメージを耐えることができ、以前までは比較的有利なマッチアップ。しかし昨今のロストバレットは《かがやくリザードン》を中心とした高火力編成が目立ち、高いHPで攻撃を耐えて反撃できる優位性が失われつつある。

【ロストギラティナ】

戦 績:17戦 11勝 6敗
勝 率:64.7%
ロストバレットの対応力とギラティナの火力を両立できる最強(当社比)デッキ。個人的な話だが、拡張パック「ロストアビス」発売当初から【ロストバレット】を使用し続けている私も対【ロストギラティナ】戦が最も苦手である。私のCL完走を阻んだ憎き相手であり、越えられない壁。助けて。

【サーナイトex】

戦 績:15戦 6勝 11敗
勝 率:40.0%
《サーナイト》HP140《エルレイド》HP160《サーナイトex》HP310と、盤面には【ロストバレット】で倒しにくい高HPが並ぶため、「《ラルトス》《キルリア》を守りきれるか」「育ち切る前に倒せるか」の戦いになる。ミラージュゲートで無理やり《ドラピオンV》を動かしてくる可能性も高いため注意が必要。《クレッフィ》を採用している場合は【サーナイトex】に大きく有利な展開になるが、今回は不採用の構築が多く戦績も負け越しとなった。

【ミュウVMAX】

戦 績:5戦 3勝 2敗
勝 率:60.0%
ロストが溜め込んだ手札を《ジャッジマン》《ツツジ》でひたすら流し続け、止まったら勝ち!効かなかったら負け!という良くも悪くも手札干渉次第な組み合わせ。基本的には【ミュウVMAX】側がロックや阻害をしかけ続ける必要があり、ロスト側が一度でも《ドラピオンV》を通すことができれば形勢は傾くため【ロストバレット】側に有利なことが多い印象。

【ミライドンex】

戦 績:5戦 4勝 1敗
勝 率:80.0%
【ロストバレット】に対しては《レジエレキV》がめっぽう強く、攻撃しながら《クレッフィ》をバトル場に出せる《スイッチボルト》、受けるダメージを-100する《ライトニングウォール》を使い分け戦うことができる。【ロストバレット】の強みを封殺できるムーブにより驚異の勝率8割を記録。ただしロスト側も《ガラルサンダーV》+《空の封印石》で逆転を狙ってくるので油断は禁物。

さいごに

今回のCL2023宮城で使用されるデッキは、前回のCL2023愛知と比べてもそこまで大きく変わることはないと思います。
ただし、《ジェットエネルギー》や《ルミナスエネルギー》が登場したことで、【ルギアVSTAR】の構築に変化が生まれたり、【レジギガス】デッキが再び上位に顔を出したりと、環境が激変はしなくともピリッとした刺激が生まれました。それはそれで『トリプレットビート』も、強化拡張パックとしての役割を全うできているのかな、とも思います。

今回の記事については、もっと見やすく画像マシマシアブラカラメでお送りしたかったのですが、流石にCL宮城に間に合わないのは意味がないと思い一旦公開に至りました。この土日にゆっくりと更新していきます。また見に来てね。
※環境6デッキそれぞれの勝率や特定カードの採用数等データを深掘りして更新していこうと思うので、欲しい情報があればリクエストしてください。

それでは、また次回。

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