7/10シティリーグ(埼玉)
・はじめに
1ヵ月弱の期間、ポケカから離れていたので環境考察やプレイングで甘い部分があるかもしれません。略称もいくつかありますがその点も含めてご了承ください。
1.会場選択
人数の規模は32人、64人のシティリーグが大半ですがいくつかの会場で48人、64人より大きい規模、その他と多々あります。
この中だと48人規模が最もトーナメント進出期待値が高いと判断し、本会場を選択しました。
以下、理由です。
条件 : "階段崩れや両者負けがない"と仮定した場合
・32人規模
4戦で予選終了
4-0⇨2人
3-1⇨8人
(以下略)
∴3-1で2人予選落ち
・64人規模
5戦で予選終了
5-0⇨2人
4-1⇨10人
(以下略)
∴4-1で4人予選落ち
・48人規模
5戦で予選終了
5-0⇨2人
4-1⇨7人
(以下略)
∴4-1で1人予選落ち
65人以上の規模だと16人トーナメント進出なので理論上1番期待値は高いが、当日欠席者の人数次第で64人以下になると急激に期待値が下がるので選択リスクが高い。
申し込んだ方全員参加することが理想ではあるが、急用等でそれは稀であり大体の会場で5〜10人程は欠席していることを考慮する。その場合48人規模だと当日40前後となる。状況次第では4-1までトーナメント進出確定となり、オポネントによる予選敗退を回避できる。
以上が埼玉のシティリーグKCCで出場した理由です。
※最終的に参加人数は36人で途中階段崩れもあり4回戦で終了。
KCCのシティリーグはだいたいこんな感じになるという情報はいただいていましたがその通りでした。
2.デッキ選択
・ジムバトルの3〜5戦
・シティリーグの予選4,5戦+トーナメント3,4戦
・CLやJCSのような予選10戦+トーナメント4〜6戦
それぞれ大会形式によって求められる戦い方が変わります。
例えば、『回りやすさは不安定だが、回ったときは強い』のようなデッキはジムバトルでの優勝は狙えるがCLやJCSような何回戦もする形式には不向き。
逆に『パワーが少し落ちるが安定感があり、再現性をとりやすい』のようなデッキはCLやJCS向きだが短期戦のジムバトルには不向き。
シティリーグはその中間のためどのようなタイプが良いのか?ここは各人考え方があると思います。
あくまで主観ですが、『明確に不利な相手は割り切り、中途半端なメタカードは採用しないことでデッキパワーを維持し、勝てる相手にはしっかり勝つ』が重要であると考えています。
〜7/8の環境は『黒馬』『ゲンガー』『ムゲンダイナ』『悪パーフェクション』『インテレオン(連撃)』が目立つ活躍をしていました。1)
これらのデッキに対するアプローチとしてレックウザやジュラルドンが挙げられるが、新弾発売日の翌日のため入手の都合上そこまで多くはない。
それでも一定数はいるだろうと想定して現環境に組み込み
tier1
黒馬、ゲンガー、レックウザ、連撃ウーラオス
tier2
ジュラルドン、白馬、悪パーフェクション、インテレオン(連撃)
tier3
三神、連撃テンタクル、ビクティニ
と仮定した。
前述通り、レックウザやジュラルドンはカードの準備が間に合うか不確定のため候補としては挙がったが断念しました。
その他で環境に対してトータル勝率6〜8割取れそうなデッキタイプとして連撃ウーラオスを軸に3パターンのデッキ考察しました。
①ガラルファイヤーVとニンフィアVを組み合わせた闘・悪・超の贅沢型
②ガラルファイヤーVとだけ組み合わせた闘・悪型
③従来の連撃ウーラオス / クイックシューターインテレオンにチャーレムVを加えた型
①は安定性が低い点とメタが刺さらない相手にパワーが出ないという点で見送り。
②はプレイヤーがデッキのポテンシャルを最大限に活かしきれていないなと感じたため見送り。
③の型はターンスキップという今までにウーラオスVができない戦術をとれるようになったため新たな可能性を感じ、考察しました。
3.デッキレシピとコンセプト
・序盤
メッソンを他展開しつつ、しっぷうづきやキョダイレンゲキで負荷をかけていく。
・中盤
インテレオンを立てることを優先にデッキを回し、ダメージを調整する。
・終盤
クイックシューターを絡めつつHP調整してヨガループ。得られた追加ターンでリセットスタンプを絡めつつ、しっぷうづきで残りのサイドを取りに行く。
4.採用・不採用カードの理由
4.1採用カード
★ウーラオスV-Vmax 4-3
チャーレムVでスタートしたくはないのでそのスタート率を下げるためにもVは4枚。
★チャーレムV 1
デッキのコンセプト。キョダイレンゲキケアで出てくるミュウをクイックシューター×2とヨガループで取ることでもう1ターンもらえる。ミュウを出さないならキョダイレンゲキが通るのでいずれにせよ強い動きを可能にする1枚。
★メッソン-ジメレオン-インテレオン 4-4-3
クイックシューターを早急に2体進化させたいのでうらこうさくインテレオンは採用せず全てクイックシューターインテレオン。
★ミュウ 1
メタカードは相手次第で腐るので極力避けたいが、ミラーマッチに必須のため採用。
★ジラーチGX 1
ミュウ同様腐ることが大半だが、黒馬系統をはじめ超タイプが環境に比較的多いことから必須。
♦︎クイックボール 4
1ターン目に必ずウーラオスVを出したいので4枚。
♦︎レベルボール 3
インテレオンを早く立てるためにはいかに早くジメレオンを立てられるか、ジメレオンを早く立てるためにはいかに早くメッソンを置けるか。4枚欲しいがウーラオスVを持ってくることができない点もあり3で妥協。
♦︎しんかのおこう 3
2ターン目のウーラオスVmax、ジメレオン
3ターン目のインテレオンの展開
とにかく万能。
♦︎ポケモン通信 2
序盤使わないチャーレムVやジラーチGX、インテレオンを山に戻し、博士の研究巻き込みを防止するため。
♦ポケモンいれかえ-あなぬけのヒモ 2-1
基本的にバトル場のポケモンに負荷をかけていきたいのでポケモンいれかえのほうが優先度が高いが、あなぬけのヒモのほうが有効な場面もあるのでうらこうさくで持ってくることができる点でも1枚採用。
♦リセットスタンプ 1
序盤中盤にくると腐るが、終盤ヨガループを組み合わせて捲りを狙う際必要となるので採用。
♦隠密フード 1
チャーレムVの記述にもある通り、ミラーマッチしたときにミュウがクイックシューター×2を受けてヨガループされることを防ぐため必須。
♦Uターンボード 1
ツールスクラッパーの採用率が低いので風船でもよいが、ウーラオスとチャーレム以外逃げ1のため。
■博士の研究 4
オクタンがいない分いかに連撃エネルギーを引けるかが重要なので4枚。
■マリィ 2
後攻1ターン目のジメレオンや2ターン目のインテレオンを山に温存するため。メッソンさえいればよほどのことがない限り5枚+トップで壊滅的な事故はない。
■ボスの指令 3
黒馬戦やミラーマッチで裏にダメージを負って裏に逃げたVMAXを処理するのに必要。博士の研究での巻き込みがあるので2では足りない。
▲みずのとう 2
1枚では足りなさを感じ、しっぷうづきを滑らかにするためにも2枚採用。
●連撃エネルギー-ストーン闘-基本闘 4-3-3
連撃エネルギーはチャーレムV含め1試合に3枚は使うので博士巻き込みケアで4枚。
闘エネルギーを6枚採用すると決め比率を模索し、4-2 , 3-3 , 2-4と試したが4-2だとジュラルドンVMAXを突破できなく2-4だとミラーマッチで不利に傾くため中間の3-3。
4.2不採用カード
・デデンネGX・クロバットV
ベンチに置く枠がない。ミラーマッチで負け筋となる。ゲンガーVMAXのパニックフィアーやガラルサンダーVのとうそうほんのうを避けたい。もし三神とマッチした場合2体目のウーラオスVが出せなくなったりもありメリット < デメリットのため不採用。
・ナゲツケサル
あなぬけのヒモ→キョダイレンゲキによりVMAX系統の相手に強くなるが調整してチャーレムVで捲るコンセプトのため不採用。
・ふつうのつりざお
ジメレオンやインテレオン、ジラーチGXを回収したい場面もあるが限定的すぎるので不採用。
・ツールスクラッパー
リボンバッチやおまもり割りたい場面があるのでどこか削ってでも採用したい1枚。
・くろおび
61枚構築が許されるのであれば採用したいカード。ただ相手次第では先行することも多々あるため見送り。
・望遠スコープ
ナゲツケサル同様
・頂への雪道
ジラーチGX以外被害を受けないので採用は可能だが、みずのとうの優先度が高く不採用。
・マオスイレン・モミ
使い時に使えれば強いカードだが、必要になるときはジメレオン、インテレオンになっていてうらこうさくができず持ってくることができない。序盤にくると絶望的に腐るので不採用。
5.各デッキに対するプレイング
最近離れていたこともあり正解かどうかもわからないのでざっくりとした動きの説明となります。
・vs黒馬
2ターン目までにジラーチGXを置き、しっぷうづきで負荷をかけていく。インテレオンを立てる速度は遅くて良いので確実に黒馬(またはマホイップ)にしっぷうづき150を刻んでいく。トータル300蓄積させたらあとはチャーレムVのヨガループで取ることができるのでサイドを3枚とられた返しから仕掛ける。
・vsゲンガー
インテレオンの育成を優先する。ゲンガーで攻められる分には1咆哮と仮定すると弱点しっぷうづきの300で処理可能。タイミングをみてヘルガーにキョダイレンゲキ+クイックシューターでリソースを枯らす。
・vsレックウザ(雷型)
キョダイレンゲキでメリープ、モココを狙う。それを嫌いベンチバリアミュウを出してきた場合はコンセプト通りクイックシューター×2+ヨガループ後追加ターンでモココにキョダイレンゲキ。
・vs連撃ウーラオス
後攻になると先2キョダイレンゲキで盤面崩されてきついがミュウでベンチを守りつつ、相手がインテレオンをたてる前に隠密フードをはることでなんとかするしかない。先攻を取った場合は逆のことをする。
・vsジュラルドン
HP330がきついが基本闘をつけてしっぷうづき2回300+クイックシューター2orミュウのサイコパワーで処理。モミを使う耐久型の場合はドータクンが出てくるのでそこにキョダイレンゲキ。
・vs白馬
じゃんけん負けて先攻とられたら8割あきらめ。切り気味。
・vs悪パ
相手は悪弱点を出しにくく、ミュウツー&ミュウGXで攻めてくるのでジラーチGXで対抗。しっぷうづき150+キョダイレンゲキ120で倒せるので同レベルのデッキ回りをしたらまず問題ない。
・vsインテレオン
クイックシューターまでたてられると盤面不利なのでジメレオンの段階でキョダイレンゲキで処理する。VMAXに負荷をかけてもモミで回復されるだけなので外堀から壊していく。
・vs三神
ストーン闘をはることでアルティメットレイを2回耐える点を活かす。デッキ性質上4ターンはもらえる(後1オルターは除く)のでこちらの盤面もほぼ完成する。おまもり三神もアルティメットレイを打つ前にしっぷうづき2回+クイックシューターで処理できる。
・vsテンタクル
対戦経験が少ないので不明点も多いが、ジラーチGXを置きつつマーイーカやオクタンをキョダイレンゲキで取ることで押し切ることができる。はず。
・vsビクティニ
白馬戦同様。違いとしてはウーラオスVにストーン闘をはることができたら後攻をとらされてもなんとかなる。インテレオンもアタッカーになる。
6.当日のマッチ
・予選
①連撃ウーラオス 後6-3〇
ウーラオスVスタートしたが後1手張りできず。レベルボールで山を見たときにベンチバリアミュウのサイド落ちを確認。2ターン目からジメレオン×2+メッソン1の展開ができたが先3キョダイレンゲキでジメレオン2体を処理された。後3で残っていたメッソンを進化させてうらこうさくで山を確認するとインテレオンもサイドに2枚落ちていて手札にあった残り1枚のインテレオンを切れない状況になり手札に博士の研究もあったが仕方なくマリィを選択し、そのまま使用。感想戦でそのときのマリィがささったとのことでした。採用していたのかは不明ですがクイックシューターは1体しか立てられなかったので隠密フードをはられたらそこで詰みでした。
②レックウザ(詳細非公開希望) 後0-2×
ウーラオスVスタート。3ターンドローしたが手札はジメレオン3体とエネルギー3枚といれかえ札2枚とみずのとう。たね切れ負け。ドロー!手張り!番返します!
③黒馬 先6-0〇
ネクロズマVのテキスト知らず1ターン目クイックボールでミュウをトラッシュしたらベンチにもダメージある効果でやってしまった感があった。
ジラーチGXがサイド落ちしなかったのでなんとかなった。
④黒馬 / パーフェクション 先3-0(投了)〇
お相手ミュウツー&ミュウGXスタート。こちらはウーラオスVスタート。クイックボールがあったのでメッソンを展開したいが炎型の場合溶接工、超型の場合ホラーハウスからのポルターガイストでゲーム終了するので苦渋のジラーチGX。結果的にあの場面でメッソンを選んでいたら負けていた。
・本戦
①ウーラオス+ニンフィア+ファイヤー 先6-4〇
リボンバッチを割る手段がなくウーラオスVMAX+2体にかまわないといけない状況になり厳しい戦い。クイックシューターでデデンネGXに圧をかけつつリーチをかけたところでお相手に打たれたリセットスタンプが刺さりかなり厳しい展開に。最後はトップ解決。
②レックウザ(再戦) 後6-0〇
詳細は非公開ということで特になし。
③アーマーガア+ザシザマ 先3-6×
ドータクンを出した場合1-2-3 or 1-1-2-2のサイドプランを取ろうと考えていたがここまでくる方にそういったゲーム展開を許されるはずもなくアーマーガアVMAX1、ザシアンV1、ザマゼンタV1に絞るプレイング。うまい・・・うますぎる。(埼玉だけに)
ラストターンお相手もボスの指令を探しにいくために意を決したデデチェンジ。
「(ボスはやめて・・・!)」とお祈り・・・
「ボスの指令で!」
感想+α
新弾翌日にも関わらずレックウザは結構いた印象。
黒馬マホイップへの対抗馬なのか予想以上にルカリオ&メルメタルGX含め鋼系統も目立った1日。大体の試合が10~15分で終わったので見える範囲で見渡したが鋼、黒馬、一撃、連撃、レックウザのシェア率がかなり高め。
初めて行く店舗で気持ち的に落ち着かない部分があったが、なんとか準優勝することができてとても嬉しいです。
謝辞
運営してくださった店舗・ジャッジの方々。そして対戦していただいた6人の方々。本当にありがとうございました。
参考文献
1)https://twitter.com/funamushi_aoten/status/1411698928966266888
余談
以下文章は特に内容ないし完全に話し言葉なので自己責任でお願いします。いわば雑談です。自己紹介も少し。投げ銭程度だと思ってください。
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