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なぜ 親子ガルーラは「34枚」と言われているのか?調べて数えてみた

ガルーラ親子大会の賞品プロモカード「ガルーラ LV.38」。

通称「親子ガルーラ」

画像2

ご存じでしょうか?
このカード、キーワード「34枚」がセットになってSNSを駆け巡ることがあります。

34枚は配布数の意味で使われているようです。

なぜ?

 今回のnoteは、プロモカード「親子ガルーラ」と「34枚」について調べて数えてみた結果について

「34枚」と言い出したのは誰!?

いったい誰が「親子ガルーラは34枚だ」と言い出したか?

残念ながら発言元まではわかりませんでした。

ポケモンカードゲーム(ポケカ)wiki さんのまとめによると

このカードは、1998年5月に全国各地で開催されたイベント「ガルーラ親子大会」で入賞することで入手することができた。
一部ファンサイトによると34枚しか存在しないとされ、入手自体が困難なカードでもある。

ポケモンカードゲーム(ポケカ)wiki: 親子ガルーラ

とあり、"一部のファンサイト"らしきURLもリンクがありましたが内容までは確認できずです。

「なぜ34枚と言ったの?」

私にとって「誰が言ったか」は重要でないため、発言の出所は気にならないのです。

ただ知りたかったのは「なぜ34枚と言ったか?」です。

きっと理由があるはず。理由が知りたい。

なので調べました。
おそらく次のような結論から、枚数が出てきたのだと予想します。

【親子ガルーラ配布数の内訳】

・「リザードンメガバトル」2枚
・「カメックスメガバトル」14枚
・「バトルロード '99 AUTUMN」18枚

以上を合計して34枚

この数字は、一部の公式資料をたどると出てくる数。

 私の予想なので発言元の方と同じ考えか今ではわかりません。けれど、きっと34枚と発言した方も公式資料をもとに数を出したと思うので、私も同じように歴史をたどってみました。

・34枚になる理由を資料とともに追う
・34枚でいいの?

この辺りをnoteに書きますので、よかったら「34枚」を探す旅に一緒にお付き合いください。

最初の親子ガルーラはいつ配られたか?

 まずプロモカード「親子ガルーラ」がいつから配られたか?を考えます。そこで出てくるのが、第1回「ガルーラ親子大会」です。

ガルーラ親子大会の賞品カードですから、ガルーラ親子大会調べたらいいですね。シンプル。

■1998年4月26日(平成10年)
「リザードンメガバトル」

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画像:月刊コロコロコミック98年4月号から(親子大会に触れてある)

「ガルーラ親子大会」の第1回は、リザードンメガバトルで行われました。1998年4月26日(日)に幕張メッセで開かれた大会のサイドイベント。

証拠として「第1回 ガルーラ親子大会が実施された」と書いてある一般流通した資料が2つあります。

1.ポケモンカード ファンブック Vol.5
2.めざせ!ポケモンカードマスター

そのうち43枚と言及した方は「ポケモンカード ファンブック Vol.5」を見たと仮定して話を進めます。理由は後述します。

画像4

ポケモンカードの新しい遊びかたの紹介「ガルーラルールの遊び方説明」
4月26日にポケモンカード日本一決定戦と同時に開催された「ガルーラ親子大会」は、このルールで行われました。

とオフィシャルの言及。P30

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全国トーナメントを経て日本一を決める1日限りの大イベント。そこで「ガルーラ親子大会」も初めて開かれたのですね。

 noteにも貴重な第1回の体験談がつづられています。思い出と一緒にガルーラが残っているのが最高にエモくて最高です。最高ッ!語彙力!

 ちなみにwikiも含めてよく目にする、親子ガルーラの最初が「1998年5月から」という表記ですけれど、おそらく「4月26日」のリザードンメガバトルのことでしょう。なぜ?って5月に「大会」が開かれたデータがないから。
3.14が3になる程度のゆとりです。誰か5月の理由を教えてください。

5月はイベントなかったよ?の参考

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・オフィシャルファンブック2000
・めざせ!ポケモンカードマスター

第1回ガルーラ親子大会で最初の親子ガルーラが配られたか?

第1回ガルーラ親子大会の日付がわかりました。

さて次は

「第1回ガルーラ親子大会」

「最初の親子ガルーラが配られたか?」

個人的には以下2点の資料をもとに「配られていない」が答えだと思ってます。

資料1:めざせ!ポケモンカードマスター情報
資料2:ポケモンカード全カードカレンダー情報

「リザードンメガバトルでは親子ガルーラが配られていない説」の説明

資料1:めざせ!ポケモンカードマスター

公式のリザードンメガバトルを特集した本からの情報です。

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第1回ガルーラ親子大会について詳細なレポートがあります。
さらに参加賞と第1位に渡された物が書かれています。

1位:ガルーラぬいぐるみトロフィー
参加賞:ポケモンドラヤキ(ガルーラ版)

資料を漁っていてよく出てくるポケモンドラヤキは、イマクニ?さんの実家が絡んでいるとかなんとか、関係ない話。

話を戻して、そうなんです、言及がまったくないのです。

「めざせ!ポケモンカードマスター」って、配られてもいない幻のアイテムを公開しているほど「リザードンメガバトル」のことがこれでもかと詳細に書いてあるムック本ですが、プロモカード親子ガルーラについて一切の言及がありません。というか1位には「ガルーラぬいぐるみ」をプレゼントしたと家族写真付きで書いてあります。またしてもエモいッ

資料2:ポケモンカード全カードカレンダー

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「1998年9月30日時点で制作しているポケモンカード623枚すべて」が掲載されている全カードカレンダーには親子ガルーラが掲載されていて、その並び順が恐らく「出た順番」です。

参考画像ヤフオクから

そう考えた場合

親子ガルーラの左側に位置したカードが、98年7月15日に発売したコロコロコミックのおまけカード「マチスのエレブー」と「エリカのミニリュウ」なので、もし「リザードンメガバトル(1998年4月26日)」で配られていたとしたら並び順が正しくありません。
少なくとも親子ガルーラの初出は7月15日以降なのでは??

以上2点から「配られていない説」を唱えます。

---

後述する別資料(3)も重ねると更に「配られていない」信ぴょう性は増します。98年5月にカードが存在していたかもあやしいです。

なので「リザードンメガバトル」では恐らく「親子ガルーラ」は配られていませんが、一人歩きしている「34枚」という数字の中には「リザードンメガバトルで配られた」としてカウントされていると考えます。

なぜなら「1998年5月から配られた」とセットで言われているから。

 もし、リザードンメガバトルの親子大会入賞者にGW明けて郵送でカード手配されている証拠があるならば5月が本当に最初かもですが、優勝した梶原親子かPCL側からの発言を私では見つけることができていません。

・・・

 配られたかさておき、優勝した親子にそれぞれ1枚ずつ合計2枚が最低数としたら噂になっている34枚中の2枚がここだと私は思いました。

▶「リザードンメガバトル」2枚(私は配られていないだろう派)
・「カメックスメガバトル」
・「バトルロード '99 AUTUMN」

以上合計して34枚

つづいて残り32枚です。

次のガルーラ親子大会は?
(実際の最初に配られた日は?)

次のガルーラ親子大会は「カメックスメガバトル」でした。

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【画像:左からコロコロコミック98年8月・9月・10月のカメックスメガバトル記事。"事後"情報として】

「カメックスメガバトル」は、第2回公式トーナメントシリーズとして1998年7月19日~8月23日(30日)の間で開催

【カメックスメガバトルの日程】
関東大会:7月19日(日)20日・(月・祝)
中部大会:7月26日(日)
九州大会:8月2日(日)
北海道大会:8月16日(日)
関西大会:8月22日(土)・23日(日)

上記日程のあと1998年8月30日に、テレビ東京が舞台で「カメックスメガバトル日本一決定戦」が開かれています。テレビ放送された大舞台。

・・・

 しかし大会の規模に比例せず、残念ながらカメックスメガバトルは具体的内容についてのムック本や関連する本など一般流通した資料がおそらくありません。事前・事後ともに公式ソースが足りないということです。

これは大会の背景にある「オーキド博士のパソコンが大暴走する」といった「サプライズ」を意図したことだと私は考えています(また別の話)

個人的本命のコロコロコミック98年7月号の「付録」にも詳細がありません(付録はポケモンリーグ情報のみ)

画像9

タイミングもよくない。期間で言うと

ファンクラブ Vol.5

【この間の資料がコロコロ含めて乏しい】

トレーナーズ Vol.1

じゃあ何を見たら情報が得られるかというと、当時の公式サイトです。

インターネットアーカイブ上にレポートが残っています。

■ ガルーラ親子大会
カメックスメガバトルの各会場では、親子でポケモンカードを楽しめる「ガルーラ親子大会」が開催されていたぞ。「ガルーラ親子大会」は、親子もしくは16歳以上の歳がはなれたパートナーとチームを組んで対戦するチーム対戦だ。この大会の整理券が配られる時間になると、コーナーの前にはポケモンカードファンの親子がたくさん集まっていたぞ。

大会は全4回戦で行われ、1勝するとスタンプが2個、引き分けの場合スタンプ1個がゼッケンに押されていき、その数によって賞品がプレゼントされていたぞ。ガルーラ親子大会の目玉の賞品は、なんといっても特製ガルーラカード。このカードは「ガルーラ親子大会」で対戦チームに全勝することでしか入手できない特別なものなのだ。全勝したチームには、親子にそれぞれ1枚ずつ合計2枚このカードがプレゼントされていたぞ。また参加賞として全チームにガルーラルールで使う「タッチ交代!」カードも8枚ずつプレゼントされていた。

「特製ガルーラカード」として「親子ガルーラ」に言及されている数少ない公式資料の1つ。

大事なところは次の4点

1.カメックスメガバトルの"各会場"では、親子でポケモンカードを楽しめる「ガルーラ親子大会」が開催されていた

2.ガルーラ親子大会の目玉賞品は、特製ガルーラカード

3.「ガルーラ親子大会」で対戦チームに全勝することで入手

4.親子にそれぞれ1枚ずつ合計2枚このカードがプレゼント

「各会場で、親子大会が開催されていた」とありますので、関東大会:7月19日(日)が最初とします。
そしてカメックスメガバトル実施日は7日間ありましたので、2枚×7日間で、最低14枚配布がカウントの内訳。

・「リザードンメガバトル」2枚(私は配られていないだろう派)
▶「カメックスメガバトル」14枚(実際に配られただろう派)
・「バトルロード '99 AUTUMN」

以上合計して34枚

 ちなみに情報として、公式資料ではありませんが親子大会で優勝者以外に渡された賞品として「タッチ交換」カードと、「カスミ・マチスバッジ」「エネルギーバッジ」が配布されているという当時の参加者が公開した履歴はネット上に残っています。

今34枚中の16枚を消化しました。

つづいて残り18枚、「バトルロード '99 AUTUMN」までを見ましょう。

期間を空けて行われたガルーラ親子大会

「カメックスメガバトル」が終わり、次の大型大会としては「チャレンジロード’99 SUMMER」がありました。

99年7月10日から8月10日までのトーナメント大会です。

しかし「チャレンジロード’99 SUMMER」では、新たにガルーラルールを使った「ドードータッグマッチ」が行われていましたので、資料上は「ガルーラ親子大会」の実施はありませんでした。連続して2チームに勝てば、「特製ドードーコイン」がもらえた記録のみです。

なので「チャレンジロード’99 SUMMER」は資料上「親子ガルーラ」が配られていないと飛ばして、次にガルーラ親子大会が行われたイベントとして「バトルロード '99 AUTUMN」が資料を追ったデータに浮上してきます。

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金沢:1999年9月12日(日)
青森:1999年9月19日(日)
札幌:1999年9月26日(日)
広島:1999年10月2日(土)・3日(日)
仙台:1999年10月9日(土)
秋田:1999年10月10日(日)
盛岡:1999年10月11日(月)
大阪:1999年10月17日(日)・19日(日)
沖縄:1999年11月7日(日)
松山:1999年11月14日(日)
新潟:1999年11月14日(日)
高松:1999年11月23日(火)
佐賀:1999年11月27日(土)
長崎:1999年11月28日(日)

ただし、すべての会場で親子大会が行われていたわけではなく、ガルーラ親子大会は合計9日間で実施されたようです。

画像16

資料「トレーナーズ Vol.3」にデータがあります。持ってない方用に私の方でまとめたのが次のページです。

■バトルロード'99 AUTUMNの情報まとめ

よって優勝者の親子に1枚ずつ計2枚であれば18枚が最低数と考えられます。

・「リザードンメガバトル」2枚(私は配られていないだろう派)
・「カメックスメガバトル」14枚(実際に配られただろう派)
▶「バトルロード '99 AUTUMN」18枚(配られただろう派)

以上合計して34枚

ここまでが公式資料を基に「ガルーラ親子大会」でソートして出てくる情報でした

「34枚」が一致した

・「リザードンメガバトル」2枚(私は配られていないだろう派)
・「カメックスメガバトル」14枚(実際に配られただろう派)
・「バトルロード '99 AUTUMN」18枚(配られただろう派)

以上34枚

「34枚だと言及した方」と同じ内訳になるかわかりません。

「98年5月からの配布」として後から「ガルーラ親子大会」で資料を追いかけると、実際に32枚か34枚くらいの数字が出てきました。

一人歩きしている34枚も最初はこんな感じの理由が書いてあったと思うので、私はその理由が知りたかったというnoteです。なんとなく同じになったので満足しています。

ではこの内容でいいのか?について触れていきます。
「とんでも説」から

「小林幸子に忖度」説

最初の「34枚」発言元に書いてあった情報は、もしかしたら上に挙げた根拠では無く、例えば「小林幸子に忖度していた説」だったのかも

・1997年11月18日放送のアニポケ「ガルーラのこもりうた」(内容がぶっ飛んでいる回)

ガルーラ」がアニメに初登場した回であり、声優さんが「小林幸子」さん。

そうです、あの「さち&じゅり」の「さち」です。

むかしわたしが~まだ子供だったころぉ~ポケェット~に入れてた~たーくさんのたからものぉぉぉの「さち」です!
「ポケットにファンタジー」

そして「ガルーラ初登場」回で「小林幸子さん」が声優という特別仕様だったアニメが「34話」

そう「34」でましたね。

ついでにポケットにファンタジーのエンディング曲は、1997年12月16日のあの「ポケモンショック」事件の回が初公開でした!なので次の放送は4カ月後の1998年4月16日まで間隔があいてしまいました。

何が言いたいかというと

これでは「幸子に合わせる顔がないっ」と石原総合プロデューサーあたりが嘆いていた想いを大山さんが汲んでカード化したのが「親子ガルーラ(幸子の声ver.)」エモい!

記念ナンバー34とかけて34枚!!!

 なんてとんでも説がもしかしたら最初の発信元には書いてあったのかもしれません。「98%の受刑者がパンを食べている!!」とか、もっと「ニコラスケイジとプール事故死」の関係性みたいな話だったかも。


 でも今では確認できないので何もわからないんです。「34枚」というインパクトワードだけしか残っていません。

よかれと調べ「"最低"34枚あるよ」と公開してみたら今やインパクトだけが切り取られ利用される数字になっているとしたら、過去が残っていないのは悲しいなと思います。

みなさん「今」はソースと一緒に意識して残さないと消えますよ。

これで親子ガルーラは全部?

・「カメックスメガバトル」14枚
・「バトルロード '99 AUTUMN」18枚
これで全部??

ご承知の通り実際はもっと数が多いです。

わざわざ大会歴を追う必要もなく過去の流通数やPSAの鑑定結果などと比較して見て即「あっ」となります。

ここまで書いた内容は「ガルーラ親子大会」が行われた日から抽出して公式資料をソートしただけの結果です。

例えばもし前述したカメックスメガバトルで午前と午後2回の実施だった場合、+14枚になります。どん!と増えます。

・追えていない大会歴
・追えていないイベント
・追えていない資料

一つでも抜けていたら一気に数は増えます。

・・・

 以下、「親子ガルーラ最低数はもっと増えますよ」という話に入ります。本題と言いたかったことは上で書きましたので、参考程度に残します。

資料3「トレーナーズ」にこう書いてある

トレーナーズ Vol.3に「公式大会や各種コンテストの入賞者に贈られたスペシャルカードを全公開」というページがあります。

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注目はカッコ書きの中

ガルーラ親子大会賞品カード('98年7月、12月、'99年1月)

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カッコ書きの中は、おそらくの「配布月」であろうことが一緒に掲載されている他のプロモカード情報と照らしてわかります。

トレーナーズ Vol.3の情報によると、親子ガルーラは「3回」配られていて
・98年7月:1回目(カメックスメガバトル)
・98年12月:2回目
・99年1月:3回目
そしてトレーナーズVol.3は、'99年9月1日が発行年です。
・98年7月:1回目
・98年12月:2回目
・99年1月:3回目

空白期間

'99年9月1日:トレーナーズ発行

なのでトレーナーズが発売する間の'99年2~8月は「親子ガルーラ」が配られていないだろうことも考えられます。

98年5月は書かれていないので、98年4月26日開催のリザードンメガバトルでも配られていない説がより濃厚になり、最初は7月の「カメックスメガバトル」ということで良いのでは?

逆に「カメックスメガバトルの8月は配られてないの?」にもなっちゃいますけど、そこは公式のレポート「関西大会」8月22日(土)・23日(日)で、親子ガルーラが与えられたと書いてあるので、トレーナーズの方が記載漏れだと否定できると思います。(個人的には「文字数オーバーで8月を削った説」を唱えたい)

なので補足を入れて正しくは次のような配布回数 説

・98年7月:1回目「カメックスメガバトル」
・98年8月:2回目「カメックスメガバトル」
・98年12月:3回目
・99年1月:4回目

「98年12月」と「99年1月」について

 では98年12月と99年1月に何があったかというと、「第9回次世代ワールドホビーフェア」でした

【第9回 次世代ワールドホビーフェア】
大阪大会:1998年12月12日(土)・13日(日)
福岡大会:1998年12月20日(日)
東京大会:1999年1月23日(土)・24日(日)
・98年7月:カメックスメガバトル 最低14枚
▶98年12月:第9回 次世代ワールドホビーフェア
▶99年1月:第9回 次世代ワールドホビーフェア

 実際に「親子ガルーラ」が第9回次世代ワールドホビーフェアで配られたかについては、公式資料はありませんが、いくつかネット上のレポートがあります。

決定的なのを参考にした場合

「1勝かもしくは2引き分け以上で、親子に1枚ガルーラカードを与える」

13日大阪会場だけの例で枚数もよめませんが、全会場で同じと考えて最低各会場から1~2枚は間違いないと思われる条件に見えます。緩い

最低2枚ずつとしたら、合計5日間の日程で10枚配布です。

「32枚」+10で、42枚になりました。

・・・

 第9回次世代ワールドホビーフェア東京大会(99年1月24日)から、99年9月1日までに「ガルーラ親子大会が行われた」という資料は残っていませんでした。代わりにガルーラルールを用いた対戦で「ドードータッグマッチ」が行われていて、ドードーコインが手に入るやつです。

上の方で書いていた99年7月10日から8月10日までの「チャレンジロード’99 SUMMER」などの期間にあたります。

そして99年9月にトレーナーズVol.3が発売しました。

時系列をまとめるとこう

・98年4月(5月):リザードンメガバトル
・98年7月:カメックスメガバトル 
・98年8月:カメックスメガバトル 
・98年12月:第9回 次世代ワールドホビーフェア
・99年1月:第9回 次世代ワールドホビーフェア
・99年3月:ポケモンフェスティバル'99春
・99年6月:第10回次世代ワールドホビーフェア
・99年7~8月:チャレンジロード’99 SUMMER
・99年9月:トレーナーズ Vol.3発売(親子ガルーラに言及)
・99年9月~12月:バトルロード '99 AUTUMN

親子ガルーラの配布有無は次のように

・98年4月(5月):無し
・98年7月:
あり 
・98年8月:あり 
・98年12月:
あり
・99年1月:
あり
・99年3月:
無し
・99年6月:
無し
・99年7~8月:
無し
・99年9月~12月:あり

画像14

参考トレーナーズ Vol3-p50

99年9月~12月「バトルロード '99 AUTUMN」について、公式情報にはありませんが過去の配布事実がネット上には残されています。

・優勝チームに2枚(午前の部)

「バトルロード '99 AUTUMN」全会場が同じ条件だったとしたら午前の部で2枚が最低数です。

もし、午後も親子大会が開催されていた場合9日間で「計36枚」プラスになります。

ここまでの42枚+18枚(午後の部最低数)=「60枚」

【ここまでのまとめ】
・98年7月:最低14枚
・98年12~1月:最低10枚(条件緩そうなのでもっとある説)
・99年9~12月:最低18枚(午前と午後で36枚説)

ポケモンカード・ファミリー大会

 また99年11月ポケモンセンター東京(日本橋)のジムオフィシャルでも「親子ガルーラ」配布の可能性がものすごく高いです(決定打となる公式資料が提示できない)

その時は、ガルーラ親子大会ではなく、「ファミリー大会」という名称。トレーナーズVol.4のイベントジャーナルなど参照 P50

画像13

 ちなみに99年代はジムオフィシャルが全国各地で開かれていた歴もネット上にはあります。(私はファミリー大会の有無となる履歴にたどり着けていません)

ジムオフィシャルはたくさん開催されていた
(もしファミリー大会がたくさん開催されていたら??)

---

 噂で親子ガルーラには、前期と後期の印刷違いが2種類あると言われていますね。このあたりまでが前期かもと勝手に思っていて、印刷違いの存在は、ポケカのアンカットシートが16枚綴りとして3シート分48枚が初版の最低数として存在するかもと考えたり。配布条件によっては4シート分64枚もありえそう。

勝手に前期くくりにし、アンカットシートで考える
・48枚もしくは64枚説


 さらに後期分の履歴を追いかけた場合、公式情報ではないですが「バトルロードサマー2003」は配布履歴があります。記憶ではない当時の記録情報としてネットに残っています。

バトルロード サマー2003

【バトルロード サマー2003日程】
北海道大会:7月19日(土)・7月20日(日)★
東北大会:8月16日(土)★
関東A大会:8月6日(水)★
関東B大会:8月9日(土)・8月10日(日)★
中部大会:7月26日(土)・7月27日(日)★
関西大会:8月2日(土)・8月3日(日)★
中国大会:8月20日(水)★
四国大会:8月13日(水)★
九州大会:8月23日(土)・8月24日(日)★

もらえる条件は、「バトルロード スプリング2002」から加わった新ガルーラルール(「タッチ交代」「タッチ世代交代」)のトーナメント優勝で「2枚」だったようです。
※公式資料の情報ではないです。

新ガルーラトーナメントは、北海道会場(7月19日)、中部会場(7月26日)、関西会場(8月2日)、関東B会場(8月9日)、九州会場(8月23日)で開催されました。※公式情報
※公式情報

よって5日で「+10枚」

【ここまでのまとめ】
・98年7月:最低14枚
・98年12~1月:最低10枚(条件緩そうなのでもっとある説)
・99年9~12月:最低18枚(午前と午後で36枚説)
・99年11月(他):最低2枚
・2003年7-8月:最低10枚

2003年のバトルロードは、「スプリング(春道)」と「オータム(秋道)」も行われていますが資料的なものが不足しています。

ちなみに「バトルロード サマー2003」で採用された新ガルーラバトルは、「バトルロード スプリング2002」から行われています。

【バトルロード スプリング2002の日程】
■北海道大会:4月7日
■東北大会:3月17日
■関東大会:3月9日、10日
■中部大会:4月2日
■関西大会:3月30日、31日
■中国・四国大会:3月28日
■九州大会:3月26日※

新ガルーラバトルは、九州大会以外で実施されましたが「親子ガルーラ」が配られたかはわかりませんでした。

もし2002年に入ってすべての新ガルーラバトルでも優勝者に配られているならかなりの数が追加されます。

・・・

提起したかったこと

 私では合計何枚というまとめ方はできませんし出来てもやりませんが、とにかく残っている事実ベースの資料追いかけるだけでも34枚とか40枚があり得無さそうな数字に思えますがいかがでしょうか?

発言元の方が「いつ言ったのか?」「何をもとに言ったか?」
今ではわかりません。

・記録も記憶も意識して公に残さないと消えます!
・公文書も改ざんできる時代です!

 口伝律法がコミュニティを守るのに使えても、コミュニティ間の争いに繋がりますので、なんでも公に残シーヤ派です。


みなさん「今」をもっと残しましょうという啓もう活動でした(私が掘りたいので)ここまで長い旅にお付き合いくださりありがとうございました。

・・・

次回「パソコン大暴走」の影を追え!をやるとかやらないとか。

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画像1

【参考の公式資料】
・月刊コロコロコミック98年4月号
・ポケモンカード ファンブック Vol.5
・めざせ!ポケモンカードマスター
・オフィシャルファンブック2000
・ポケモンカード全カードカレンダー
・月刊コロコロコミック98年7月
・月刊コロコロコミック98年8月
・月刊コロコロコミック98年9月
・月刊コロコロコミック98年10月
・トレーナーズ Vol.3
・トレーナーズ Vol.4
・昔のポケモンカードサイト

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