【最終704位 最終レート1915】ポケモンSV S23使用構築 コジョンド軸イッシュサイクル
はじめに
初めまして、みるどと申します。
シーズン23お疲れ様でした。
この度はコジョンド軸にて初のレート1900&最終3桁を達成したため、
言語化の練習も兼ねて構築記事を書いてみることにしました。
コジョンドをSVで使いたい方の参考になれれば幸いです!
レンタルパーティ
ママングライに着目しコジョンドを視界から外してもらう並び
とても使いやすいパーティなので、是非レンタルしてください!
構築経緯
構築内は読みにくくなりそうなので敬語略
軸の選定
コジョンドを本気で活かしたくて組んだPT
レギュレーションHになり、「レギュHのコジョンドはアツい!」という話をしばしば耳にしていたが、
結局シーズン22では構築記事は一つも書かれなかったため「じゃあ自分で書くか!?」と奮起することになった。
(記事はないが、3桁達成者自体はいたらしい?)
✨\マイナーのあかし/✨
シーズン23ではコジョンド入りがもう一名いらっしゃり、コジョンド構築記事一番乗りはできなかったが、
そちらは軸というよりは受け構築への補完枠だったため、そう言う役割があるのかと素直に感心した。全くテーマが違ってて安堵した
エモルガ様の構築記事
コジョンドはBW時代から愛用していたものの、当時から「採用理由にやや乏しいポケモン」であった。
今作でもコジョンドの格闘・悪・氷という範囲では、マスカーニャという強力なライバルがおり、
「マスカーニャじゃなくてコジョンドの採用理由があるPT」を組むことを目標とした。
有名な個性としてはすてみ飛び膝蹴りがあるが、そんな格闘火力が必要な場面がレギュHでは特になく、
BW古来から定番の「ねこだまし」+「さいせいりょく」+「いのちのたま」の型を軸に組む形となった。
猫騙しで相手を削った後、不利対面であればコジョンドは交代することで、いのちのたまダメージをチャラにできる。
また、不利対面でなくても「本来上から倒されるのに相手がテラスタルを切らない」とスカーフを警戒して引く形になる。
実際、初手コジョンド相手にテラスタルを切らずに突っ張るガブリアスはほぼスカーフである。
その受け先、兼様子見として、サイクルの定番であるママンボウを相棒とすることに決めた。
猫騙し→ママンボウに引く→クイックターン→猫騙し…の再生力ループを狙っていく。
猫騙しを透かしてくるゴーストタイプは、大体はママンボウで一旦お茶を濁すことができる。
ここで立ちはだかるのはコジョンドの最大のライバル、マスカーニャ。
初手率が高く、コジョンドの耐久では鉢巻でないトリックフラワーですら致命傷。
さらにコジョンド対面ではトリプルアクセルの択もあり、両方をケアする必要がある。
また、初手ブリジュラス対面なら猫騙しから入るが、頑丈ではなく持久力を踏んでしまうことが懸念となる。
持久力を踏んでしまうとインファイトで落としきれない、ママンボウではどうしようもなく、引き先が必要になる。
持久力ブリジュラスに強くて、マスカーニャの引き先になれるポケモン…
🔥\ぷひぃぃぃぃぃぃぃっぷ!/🔥
ここにコジョンド+ママンボウ+ウルガモスの「イッシュサイクル」が誕生した。
補完枠の選定
最初はお遊びで残りも全てイッシュポケモンで固めていたが、
コジョママンガモスに手応えを感じたため、本気で残りの3体を考えてみることにした。
※途中まで遊んでいたイッシュ統一は、最後におまけとしてレンタル載せておきます。
まず上記3体で大きく不利を取るのがラウドボーンとヘイラッシャ。
この2体に対して高い圧力をかけられる特殊ポケモンとして眼鏡ブリジュラスを採用。
上記4体では速い格闘、特にオオニューラ入りに対して不安が残るのでオオニューラに強くパワーが約束されたラムカイリューを採用。
最後の1枠には強烈な選出誘導力があり、真っ向に殴るポケモンが多い中、相手の展開構築を崩しやすい挑発毒菱グライオンを採用した。
個別考察
コジョンド
陽気AS
このポケモンの強み
ねこだましによる様子見性能の高さ
再生力による消耗戦の強さ、スリップダメージに強い
はたきおとすからのサイクル有利の取りやすさ
氷打点、および氷打点が有効な相手の上を取れる素早さ
インファイトが一貫した後の詰め性能の高さ
このポケモンの弱み
とにかく脆い
ねこだまし以外のタイミングでテラスを切られたり、
交代読みを外すと致命傷になる
選出率2位(72%)
圧倒的このPTのエース。ふつくしい
ノーマルテラス鉢巻神速を耐えないので、テラスタルは鋼かゴーストの二択になるが、
マスカーニャ、ドラパルト、クエスパトラ、イエッサンへの切り返しを選べる鋼を選択。
一方で鋼テラスを切ったのにドラパルトの流星群で8割以上持ってかれて落とされたこともあり過信はしないこと。
一度も等倍以上の攻撃を受けないつもりで動かしていく。
ねこだまし
リスク管理兼サイクル技、これとクイックターンだけでも削れる相手は削れる。
テラスタルを合わせられると命取りになるポケモンなので、有利対面でも序盤は交代読みはせず様子見で打っていく。
サイクルの余裕があるうちは、透かされる前提くらいの気持ちで打っても、負けはしないと割り切る。
インファイト
A125+いのちのたまのおかげで、ママンボウやアーマーガア程度の受けを許さない火力がある。
テラスや交代読みで打って裏目となれば即負けに繋がるので、中盤までは打たないことが多い。飛び膝蹴りは100%勝てる勝負を10%で落とす技
はたきおとす
これを通していくことで再生力のサイクルを活かすことができる。
相手のスカーフを落とすことで最終的にコジョンドの一貫を作りやすい。
ヘイラッシャの残飯を叩くと、次のサイクルからねむるでは受けられなくなる。
いのちのたまダメージ1回+無振りウェーブタックルはギリギリ耐えるが、
猫騙しを受けられた後そのままに居座って叩くと珠ダメ2回となり、中乱数で落ちるので注意。ウェーブタックル1敗、地割れ1敗
トリプルアクセル
猫騙しを挟めば二発でもカイリューを落とせる上に、トリプルアクセル読みテラスもケアできるのでリスク管理がしやすい。
当然この技を外して負けた試合もあったが、外した分の勝率を稼げる技だと割り切る。
ママンボウ
H3n
最遅
ノーマルテラスガチグマのブラットムーン→ハイパーボイス高乱数耐え
ガブリアスのじしん2発+鮫肌耐え
選出率1位(88%)
表選出でも裏選出でも起用されるため選出率はトップ
特筆することのないマンボウ、少しD寄りで耐久効率重視
ダメージを受けた際に相手の型を判別する機会が多いので、使う際には必ずダメ計を手元に置くこと
こごえるかぜ
コジョンド等に回す前にカイリューやガブの竜舞スケショの起点になるのが負け筋なので採用。
ねっとうの確率に頼るよりも、確実な勝ちを取りに行く。外して1敗
ウルガモス
臆病HB
厚底ブーツなのでHP192で回復量重視
選出率4位(32%)軸?
一番配分効率の良い汎用ガモス。サイクルに付き合う、持久力ブリジュラスが役割対象のため厚底ブーツ固定。
前述の通り、初手コジョンドからの引き先として有用。
マスカーニャにはたき落とすを打たれにくく、トリプルアクセル・トリックフラワーを誘いやすい。
猫騙しでブリジュラスの持久力を引いてしまった後や、ミミッキュに透かされた際にも安定する。
期待していた炎の体の発動率は3割もなかったが、その分鬼火を9割は当ててくれた。
一方でラウドボーンに非常に弱く、手持ちにいるだけで選出を見送られるのは厳しいところだった。
ブリジュラス
臆病CS
選出率3位(48%)
基本的にはママンボウから無償着地させ、有利な技を打っていく動きになる。
主にコジョンドで難しいラウドボーンやヘイラッシャの処理を任せる。
ラウドボーンへの遂行速度が求められるのでステラメガネでの採用。
ただテラス択になるので、余裕があるうちは一度ママンボウを挟むなどしてテラスを見ていた。コジョンドのトリプルアクセル外しは採用する方が悪いけど、君の流星群外しは許さない
カイリュー
調整はシグマ様の動画参考
https://www.youtube.com/watch?v=AGDUfWsA9nkここからAを削り、S+1で最速マスカーニャ抜きまで回した
選出率5位(31%)
飛行テラバーストワンウェポンのため汎用性は低めだが、選出した時の勝率は非常に高かった。
アシレーヌ入りには良く出しており、ママンボウのクイックターンから瞑想や身代わりをアンコールする動きが強かった。
1回当たったママンボウ抜かれアシレーヌが意外と厄介だった。
グライオン
最速確保
H16n+3、残りD
選出率6位(16%)
裏選出の軸。カバルドン等からの展開構築や、毒菱が刺さる相手にはそこそこ刺さっていた。
結果として選出機会は少なかったが、このポケモンのおかげでガチグマやサーフゴーの被選出率がそれなりに高く、
基本選出で有利に動きやすかった節はあったと思う。
選出
基本選出
コジョンド+ママンボウ+ウルガモスorブリジュラス(orカイリュー)
ガチカイブリサフゴといったスタン系の構築にはほぼこの選出。
ママングライラッシャ構築に対しても、コジョママンブリジュラス選出で挑むことが多かった。
序盤の基本の立ち回りとしてはコジョンドから入り、サーフゴー等に猫を透かされたら一度ママンボウに引く。
ママンボウへの被ダメから持ち物を判断し、2サイクル目の技選択に繋げていく。
サイクルの中でウルガモスで火傷を入れたりすると、コジョンドもサイクルに参加できるようになる。
相手の選出や型を特定しながら、最終的にどうコジョンドを通すかを追っていく。
毒菱選出
グライオン+ママンボウ+カイリュー
主に毒菱が刺さる相手に対しての選出。明らかにバトン持ちのクエスパトラ入りなど、挑発で初動の展開を止めたい相手にも選出していた。
コジョンドを毒菱と絡めた選出の戦績はやや悪いため、基本的にはママングライで回しながら、
アンコールを挟める機会など、飛行テラバカイリューを通せる隙を窺っていく立ち回りとなる。
対面選出
ブリジュラス+ママンボウ+カイリュー
コジョンドや毒菱が刺さらない、主に雨やイエニューラに対しての選出。
機会は少ないが、この選出自体の勝率は高かった。
辛いポケモン
ドラパルト
被選出勝率45%
ママンボウにフェアリーテラスを切ることは可能だが、その後の展開が悪くなりがちだった。
場合によっては早々にママンボウを切り、ウルガモスにフェアリーテラスを残す展開になる。
特にドラパルト相手にコジョンドを選出した試合は1勝4敗のため、毒菱を絡めて削っていく形の方が良いと思われる。
ラウドボーン
被選出勝率45%
このPTだとブリジュラスの選出を強要されるため、こちらの選出が安定しない。
ラウドボーンを処理に掛かるターンのテラス択など、何かと不安定要素が多い。
キョジオーン
被選出勝率33%
テラスを切られるとブリジュラスを着地する隙を見極める必要があるが、その択に負け続けてしまった。
コジョンド+ママンボウのサイクルで倒されないことは可能なので、数的有利を取っておきたい。
クエスパトラ
被選出勝率33%
安定して処理できるポケモンがいない。早々にコジョンドに鋼テラスを切って、叩きで処理をしてしまうルートもあり。
総括
レギュレーションHも2ヶ月目に入り、強いポケモンや構築については定まってきた時期となった。
そんな中、ガチカイブリサフゴのような、強いポケモンを相手にするのが嫌になるようだと、ポケモン自体へのモチベが保てない。
その強いポケモンに対して、コジョンド+ママンボウのサイクルは安定択を取っていきやすいこと、
再生力のおかげでスリップダメージでジリ貧展開にもなりづらいので、心穏やかに対戦することができた。
一方で、コジョンドから崩されるとあっという間に負けていくので、このポケモンの耐久を絶対に信じないことは重要だった。
コジョンドの再生力回復に助けられた試合は幾度とあり、拘らない高火力格闘技の一貫を作って勝つ試合が多いなど、
当初の目的の「マスカーニャではなくコジョンドの採用理由のあるPT」は果たせた気がする。
おまけ
ここからはおまけです。興味のある方は読んでみてください。
最終3桁までにやったこと
以下のことは、強者の誰もが言っていて、自分が言うまでもないことだと思うので省略します。
構築記事を読む
ダメージ計算をする
バトルデータベースを見る
対戦時のメモを取る
ここからは、今期初めて最終3桁を目指してみた自分のやったことです。
強い配信者と交流をする
これはモチベーションアップにおいて、個人的にすごく重要なことと感じました。
自分より強くて、かつ親しみやすさを感じた配信者がいればROMするだけでなく、コメントするようにしてみましょう。
配信者へのリスペクトや遠慮は持ちつつ、もしプレイや型に疑問を抱いたら聞いてみると、答えから得られるものがあります。
「構築記事を読む配信」とかある人であればさらに「3桁乗るぞ!」というモチベーションに繋がります。
強い人の配信にはリスナーも向上心が高い人が多いので、リスナー間でも刺激になります。
ポケモンはソロゲーですが一人ではできない、友情・努力・勝利の精神。
ランクマやる前の日はよく寝る
夜通しでランクマするようなポケモン星人を参考にしすぎないこと。
今期は、己の身体や私生活と向き合いながら、良い睡眠を取れた日だけ潜るようにしてました。
心にシュルクを飼う
常に未来視を心掛け、詰め筋を見失わないこと
シュルク語録は心を癒してくれますね
イライラしないためのルーティーンを持っておくと良いと思いました。
イッシュ統一レンタルPT
マスター昇格〜4桁後半まではこのPTで潜ってましたが、4000位くらいで上を目指すために今の構築に変更しました。
マスターまでは使える強さはあると思うのでお好みで使ってみてください。
誰かゼブライカで3桁達成して
最後に
ぼんやりと目標としていた最終3桁を実際に達成し、思った以上に達成感を感じました。
名前は伏せますが、今月ランクマのモチベーションを保つことができたのは、
心優しく接していただいた2名の配信者の方のおかげだと思います。本当にありがとうございました。
そして改めて、チラチーノで最終1位おめでとうございます。
初の構築記事となりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
もし質問等あればXにてお聞きください。@poke_rudo
(コジョンド構築記事0の)未来は…変えられるんだ!!