ガルシア杯 Best16 「ヤミラミ特化型」ロストカイオーガと挑んだ大会備忘録
自己紹介
こんにちは、Mimi(@poke_mmx)と申します。
普段はIT系の企業で会社員をしながら都内でポケカを遊んでいます。
先月note placeさんで開催された第2回ガルシア杯(参加者124名)にて予選5-1で決勝トーナメントに進出することができたので、遅ればせながら記事を書かせていただくことになりました!
noteで記事を書くのは初めてなので、あくまで備忘録としての内容であり、かつ、未熟な文章で読みずらい点もあるかと思いますがご容赦ください(* . .)⁾⁾
ガルシア杯、当選
大会1週間前の4/10、大会参加抽選の当選メールをいただきました。
やったーー!
初めてガルシア杯に参加できることになり、しかも会場もあの綺麗なnote placeということで一人で小躍りするくらい浮かれていたのですが、ふとトナメルのエントリー選手一覧を見たところ猛者しかおらず震えあがりました。
でも、当選したからには負けたくない…。
周囲の有識者にも大いに意見を仰ぎつつ、当日使用するデッキの検討タイムに突入しました。
デッキ選択
第2回ガルシア杯はスノーハザード、クレイバーストが発売されてすぐの日曜日(4/16)に開催された大会でした。
使用するデッキを決めるにあたり、まずは当日の使用者が多いと予想される人気のデッキテーマとして以下のデッキをピックアップしました。
サーナイトex
ナンジャモが登場したことで、これまでジャッジマンやツツジが採用されていた干渉札の枠が、序盤の安定札の枠を兼ねることになり、以前より使用率が増えると予想しました。
勇気のおまもり+フワンテの組み合わせも揃えば強力で、サーナイトexの使用率はかなり高いと予想していました。
時間内にサイドを取り切れるものなら私も使いたかった…。私が特性サイコエンブレイスを扱うと、技を宣言するより前に何故か自分の脳が先にきぜつしてしまうため断念しました。
ルギアVstar
イキリンコを採用することで初動の安定性(=アーケオスを落として攻撃する再現性)が上がるのではないかという期待から、ルギアの使用率は増加すると予想しました。
特に、一撃エネルギーを採用せず、無色の特殊エネルギーで固めた白ルギアについては、セラピーエネルギーの登場により、非ルールのカビゴンで攻撃するリスクが下がっていて、連続で複数のカビゴンたちを押し付けるような動きがし易くなっています。
ルギアは一番の推しポケモンなのですが、「アッセンブルスター!」と叫んだのも束の間、崩れたスタジアムでトラッシュされていくことがそこそこある点がなんとも切なく、自分で使用するのは諦めました。
そんなこんなで言い訳をしつつ、当時のサーナイトexとルギアvstarの両方に有利を取れると考えて持ち込んだのが今回のヤミラミ特化型のロストカイオーガです。
デッキリスト
今回は"手札干渉を受けても毎ターンロストマインを使える"ということをコンセプトにデッキを構築しました。また、たねポケモンの展開札を9枚と厚めに採用することで序盤の安定感を意識しています。
ポケモン
キュワワー4枚
3面並べることも多く、スタートして強いので4枚にしました。
ヤミラミ3枚
3枚あると1枚ロストしてしまってもヤミラミ2面が作りやすく、サーナイト側のプレイヤーにナンジャモを撃たれたときの安心感が違いました。
キュワワーとヤミラミに先にミラージュゲートを打っていくことで、手札干渉を穏やかな表情と心で迎えることができます。
対サーナイト戦のロストマインは基本的にキルリア>ラルトス>クレセリア≧マナフィのような優先度で倒していきます。
※ロストマインのみでサイドが間に合わないときはマナフィ優先になることもあるため、この限りではないです。
ウッウ1枚
序盤の攻撃要員として1枚いれました。
ゲッコウガ1枚
特性も技も強力です。
サーナイトが終盤マナフィを置いてこなければシンプルに盤面に180ダメージが通りますし、ルギアに対してアーケオスやネオラントを削るのも有効です。
マナフィ1枚
環境初期のため、ロストシティが入っていてかつ完成度も高いようなパオジアンデッキは当時はまだあまりいないと考え(願望)、1枚採用。
カビゴン1枚
vsミュウや多くのvstarデッキに対して中火力要員として使うので、1枚採用しました。
ルギアデッキにカビゴンが3投されていて崩れたスタジアムを使われやすかったり、アルセウス軸のデッキが流行っていたりする現在では、より打点の高いザマゼンタの方が強い気もしますが、エネルギーの色の縛りがなく、つりざおやエネルギーリサイクルをカイオーガ起動のために後に取っておきやすい点から、当時はカビゴンが強いという判断で持ち込みました。何よりカビゴンがいちばん可愛い。
カイオーガ1枚
ルギアやミュウに対してサイドを3,4枚取れたり、マナフィを置かずにベンチを絞ってきたサーナイトに対し、150~200ダメージのアクアストームで2枚取りを狙えたりと役割が広かったです。
当時はイキリンコやネオラントがたくさんベンチにいたのに、最近はしっかりマークされていますね🥺
ボール配分
ネストボール4、VIPパス2、霧の水晶1、ボウルタウン2、ヘビーボール1
通常のロストカイオーガではVIPパス4、ネスト3の構築が多いと思います。しかし、新環境では”大ナンジャモ時代”に突入することが予想されたため、後半の山札が強くなるように手札から切りやすい札を多く採用してみました。
VIPパスはゲッコウガをおけるネストボールの5枚目6枚目くらいの考え方で採用しています。
ボウルタウンはこのデッキのゲッコウガ以外のすべてのポケモンを置ける便利カード兼スタジアムであり、ロストスイーパーの当て先にもなるので、2つ以上の役割を兼ねるカードとして2枚入れています。
エネルギー
水エネルギー5枚、超エネルギー6枚
霧の水晶によるサーチで超エネを抜くと、5-5になって、山札の中がほどよいバランスになります。
vsサーナイトの他にも、ロストミラーやvsパオジアンでもヤミラミを連打することがあり、手札干渉を受けた後でも超エネルギーがなくて困らないので5-6のバランスもありなのかなと思いました。
その他トレーナーズ系
ロストスイーパー2枚
ロストマインへのスピードを早めることができ、また終盤には勇気のおまもりを剥がすこともできるなど、役割の広いカードです。
能動的にロスト2枚を増やせる当て先としてはボウルタウン2とポケストップ1の3枚なため、私の今の構築だと3枚目以降は役割が薄いと感じて2枚にしました。
ミラージュゲート4枚、いれかえカート4枚、あなぬけのヒモ4枚
ミラージュゲートはカイオーガの起動だけでなく、キュワワーへ逃げるためのエネルギーを先に装填しておけたりと役割が広いため4枚。
入れ替え札はあなぬけのヒモを3枚に減らして試したりもしましたが、カビゴンやカイオーガでスタートすることがそこそこあり、入れ替え札が手札に無いとバトル場で棒立ちしてしまい致命的なタイムロスになるため最終的に4枚ずつの採用としました。
エネルギーリサイクル2枚、すごいつりざお2枚、クララ1枚
リソース回復系のカードであり、カイオーガを使用する際に必要なカードです。
2枚同時にめくったり、カイオーガと同時にめくったりすることも考えると、山札にエネルギーを戻せるカードが4枚欲しく、またヤミラミやゲッコウガを置き直すという点ではクララが強力なためこのような配分になりました。
カイオーガをプランに入れないマッチでは、適宜エネルギーリサイクルを使用して山にエネルギーを戻すことにより、手札干渉後にかくしふだから手札を伸ばすことができます。
やまびこホーン1枚
試合を決定づける可能性のある1枚です。ほとんどの対面で使用するので2枚目以降の採用も検討したいくらいですが、枠の都合で1枚にしています。
序盤にロストしてしまうとベンチを絞ってくる相手に対してかなり苦戦するので注意が必要です。
アクロマの実験4枚、キバナ1枚、ポケギア1枚
アクロマは強いので4枚です。ピン刺しポケギアは後半に必要なサポートに届きやすく、意外と重宝します。キバナはその他のドローサポートでもいいのかもしれません。何か良いドローサポートありませんか?とりつかいさんはいつ帰ってきますか?
ポケストップ1枚
手札干渉をケアするカードといった位置付けです。ナンジャモのみで干渉された場合、ミラージュゲートやエネルギーリサイクル、つりざおなどの必要グッズが固まっている「危険ゾーン」の位置がなんとなくわかるので、そういったときに回せるととても強いです。
基本的には序盤に使用するのではなく、後半に山を引き切る際に使用します。
大会当日の予選で唯一負けてしまった試合(対サーナイト戦)では初手に展開札が無く、ボールや入れ替え札を求めて序盤に恐る恐るポケストップを回した結果、見事アクロマ2枚とクララが落ちてしまいました。これには対戦相手の方もさすがに哀れみの表情を隠せていませんでした。
当日のマッチアップ
マッチアップはこちらです
ルギアとサーナイトで合計5戦
ありがたいことに、当日は事前の想定通りでルギアVSTARとサーナイトexと多くマッチアップしました。
採用しているエネルギーの色がシンプルなので、サイド落ちのカードを30秒と覚えていられない私の脳にも優しく、3枚採用のヤミラミにも無限の安心感がありました。
大会の感想と反省
試合開始まではとても緊張していたのですが、対戦相手の皆様が気さくに話してくださることもあり、いつも通りプレイすることができました。
大会自体の雰囲気もとてもよく参加して本当に良かったです。
次はもっと勝ちたいな。
反省としては、上位にロストデッキが多かったため、トーナメントに上がった上でさらに勝つことを考えるとツツジを採用してもよかったかもしれません。
最後に
今回の大会を通して有難いことに、普段から第一線で活躍しているプレイヤーの方とも沢山お話させていただく機会がありました。
環境の変化に合わせて常に新しい構築やプレイングを研究し、各々の環境でポケモンカードを楽しみながら切磋琢磨し結果を出している方ばかり。学生、社会人問わず皆さんお強くて尊敬です。
そんな猛者ばかりの大会中、まだポケカ歴の浅い私は緊張で震えていたのですが、ふと、ある言葉を思い出しました。
野球のWBC決勝戦の前に大谷翔平選手がロッカールームで語って話題になった、「憧れるのをやめましょう。」という言葉です。
自分よりポケモンカードの経験や知識が何倍もあって、到底勝てないと思ってしまう相手と対面しても、どんなチャンスが訪れるかわからないのがポケモンカード。だからこそ、相手と自分の実績の差を比べて悲観しすぎず諦めず、楽しみながら(ここ重要)、勝てるように考えて努力していけたらいいなと思った次第です。
記事は以上となります。ここまで読んでくださってありがとうございます!
ここはおかしいんじゃない?これはどういうこと?といったフィードバックや疑問点などありましたらDMで遠慮なくいただけると嬉しいです。
(Twitter: @poke_mmx)
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