低出生の娘ちゃん無事に成長(0〜1歳の概要)
低出生体重児だった娘ちゃんの成長について、ざっと思い出して書いてみる。
はじめに
低出生体重児とは?
在胎期間に関わらず、とっても小さく生まれた赤ちゃんのこと。娘ちゃんは2000g未満のミニベビーちゃんだった。
小さい赤ちゃんは、近年増加傾向にあるらしい。
小さいと何が問題か
臓器が未発達のため、病院での観察や呼吸・栄養補給などのフォローが必要。
原因不明…
サイトによっては、「…や〜などの原因があります」と書いてあるが、娘ちゃんの場合は産後の説明でも原因は不明とのこと。ケースによっては原因が分かるのかもしれない。
娘ちゃん0歳
目標体重までGCUへ入院
目標体重(病院によって多少の差があるかも)の2,200gを目指して管理入院。幸い、正産期に生まれたので臓器に大きな問題は無かった。
それでも、産後数日は腕に点滴を打ち、退院まで脈拍の測定器を足につけての生活。鼻には胃まで繋がった管がつけられ、ミルクの時間になると胃に残っていない=消化されていることを確認してからのミルクだった。
腕、足、鼻に管やテープがくっついた写真ばっかりなのはちょっと可哀想なのだが、致し方ない。
他の赤ちゃんもいるので、部屋の中では常に誰かの脈拍異常を知らせるアラームがピーピーと鳴っていた。しかし、みんな意外とすやすや寝ていた。
起きている体力が無いのかもしれないが、人間ってタフだなと思った。
小さいので、入り口からコットを見た時に、タオルだけが置いてあるのかと見間違える事もあった。看護師さんがタオルでおくるみ巻きしてくれただけだった。
経過観察
無事に目標体重まで増えたら、やっと全ての測定器を外して自由の身に。
通常の赤ちゃんと同じように生活をしたが、自治体の定期健診と別に大学病院も受診し、成長具合を診てもらった。
何か特別なことをするわけでもなく、定期健診と同じように身長、体重、動きの確認をした。
日程については、先生のご意向でなるべく定期の健診と同じ日してもらい、夫も休みを取って車で健診はしごをしていた。
爆食期
入院期間の途中から授乳量の急増で看護師さんをびっくりさせていたが、離乳食が始まっても引き続き爆食。
離乳食が始まってしばらくした頃、目安の量以上にあげてもいいか分からなかったので、通常の定期健診の際にかかりつけ医で質問したところ、「極論をいうと、吐くまで食べてもいい」と言われてびっくりした。
(離乳食の進み具合にもよると思うので、ちゃんとかかりつけ医へ相談の上は必須!)
パン粥だけは不評だった。確かに、親が食べても微妙だったwww ので、基本はおかゆ、たまにの小麦はうどんにした。そうめんは、茹でる時間が短い反面、食べこぼしの片付けが大変過ぎて、我が家ではしばらくご法度となった。
成長曲線
生後しばらくは90パーセンタイルに入っていなかったが、3ヶ月頃から範囲に到達。たくさん食べていたが、増え具合は範囲の下辺にキレイに沿った曲線になった。
娘ちゃん1歳
保育園の生活
娘ちゃんは相変わらず小さかったが、1歳になる月から保育園に通い始めた。この頃はまだ味覚が未発達で、好き嫌いなく何でもモリモリ食べたので保育園の先生も驚いていた。
運動が得意
体が軽いからか、入園時はまだつかまり立ちだったが、すぐ歩いて1歳半になる頃にはいろんな先生に「運動神経よいですね〜」と言われた。
だが、この頃からだんだん味覚が発達したからか、お友達のまねか、だんだん葉物を中心に嫌いなものが出てきて、たくさん食べて大きくなって欲しい自分はヒヤヒヤ。
1歳半健診
健診のお知らせが届いた時には言葉の発達に多少不安があったものの、1歳7ヶ月に近づくと急に単語数が増えた。言葉については、保育園のお友だちを見ていても個人差、男女差が大きいように感じる。
成長曲線
1歳を過ぎた辺りから、範囲の下辺ギリギリから少し上に。特に身長の方が平均に近づいてきた。出生時よりも遺伝の影響が出てきたのかもしれない。
大学病院の観察終了
順調に体格も運動能力も成長したので、大学病院の受診が終わった。経過観察は数回だったものの、誕生時からの思い出があって胸にじーんと来るものがあった。
あとがき
たまたま自宅からは車で30分もかからない距離に病院があったので受診自体の苦労は少なかったが、県内に2つしかNICU/GCUがある病院がないので自宅が遠い人は通うのも大変だと思う。
もし、同じように胎児の成長に不安がある妊婦さんがいたら、この記事でいつかはちゃんと大きくなるという希望を持ってほしい。