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ラジオ備忘録

藤岡みなみのおささらナイト(5/19)

 ゲストに「おかし作り考古学者」のヤミラさん。この世に一人しかいないであろう肩書きだ。

 以前、シンプルな弥生よりも「何でこんな形にしたの?使いにくそう!」な形の縄文土器の方が好きと話していたみなみさん。そこへ弥生の研究していたヤミラさんがやってきた。

 ヤミラさんの選曲はスピッツの「グリーン」。「スピッツは一見爽やかで弥生っぽいのに、縄文なんですよ」。不思議で抽象的な歌詞だけど、本質的なところがあるということらしい。

 「唾吐いてみんなが大好きなもの好きになれなかった可哀想かい?」
 「君が望むならば全てを壊せる」

 歌詞にも本当に土器が。
 「情念が脳内の 火焔土器にあふれているよ」

 みなみさんセレクトの曲は、DJみそしるとMCごはんの「ピーマンの肉詰め」。
 「朝ごはんに合いそうな曲」と紹介していた。朝からがっつりだ。朝食だからってトーストや白米、みそ汁というのは固定観念で、みんな朝からすき焼きとかナポリタンとか食べてるかもしれない。少なくともAKB時代の前田敦子はそうだったぞ。

星野源のオールナイトニッポン(5/22)

 放送作家の寺坂直毅さん(通称寺ちゃん)スペシャル。

 百貨店が大好きな寺ちゃんのトークが熱い。鹿児島山形屋のエレベーターからは、桜島が眺められるけれど、最近はマンション建設でやや見えにくくなったそう。

 後半は寺ちゃんの学生時代について。
 中学2年から不登校になり、夜間の定時制高校へ進学。空想を膨らませ、つまらない学校を大好きなラジオ局だと思うことにしたという。

 通学する東高校は東放送局。体育館はスタジオ。職員室はアナウンサールーム。週5の授業は帯番組!
 眠れない夜には、寺坂交通という路線バスも「運行」した。
 実際の路線バスより収益が出そうな線を考案。自作の路線図を作り、新しい店ができると新たにバス停に加える…。

 とんでもない想像力。自分ひとりで自分ひとりを楽しませる天才だと思った。

ラジオのよさは「個」に語りかけているように感じるところ。寺ちゃんのこんな原体験とつながっているんだろうな。

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