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言葉を話すことと言葉を理解することは違う

言葉を話すことと言葉を理解することは全然違います。
全然違う脳で処理されているんだろうなと発達ゆっくりさんを見ていて思います。

言葉を理解しているけど、話し言葉がほとんど出ない、上手く話せないという子は多いです。

言われたことを聞いてスムーズに動けるくらい理解しているのに、言葉をスムーズに発することがなかったりできなかったり、言葉を話そうとすることすらない子もいます。

言葉をわかっていたら言葉は出てきそうなのに、とてもとても不思議です。
言葉の理解と表出に差がありすぎてギャップにびっくりしてしまいます。

言葉をわかっているから話せるようになるわけではないのです。

東田直樹さんもそんな方です。
言葉の理解はしているけれど、言葉にできないそうです。
言葉にしようとすると忘れてしまったり違う言葉が出てきたりしてしまうんだそうです。

脳って不思議です。
一体どんな仕組みになっているんだろう?

言葉が話せないから言葉がわかっていないというのは違うようですし、言葉がわかったからと言って話せるようになるわけでもないようです。

話したいけど話せないのはつらいと思います。
伝えたいのに伝わらない。
欲しい物すら伝えられない。
表出の方法がないと気持ちを吐き出せません。

伝えたいという気持ちが育てば、どうにかして伝えようとすることができます。
伝わるとわかれば、伝えようとします。


大事なのは、言葉よりも、何とかして伝えようとする気持ちと、何か伝えられる方法を見つけることなのかなと思います。

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