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赤いランドセルの少年
気づけば物心ついた頃から刺激を追い求めていた。ダメって言われたことを徹底にしていく典型的なクソガキ。
見た目は陰キャラ、でも誰より押しちゃいけないボタン押してきた。()
周りからの止まれと言う声のブレーキは、かれこれ3000回くらいかけていただいたが、ほとんど、効果はなかった。
高校生がアトラクションに乗る前に勝手に診断してる高所恐怖症みたいなものかもしれない。
『 好きなこと以外やったら死ぬ病 』
勝手に診断して名乗ってかれこれ26年になる。奇跡的にここまで好きなことだけやらせていただいている。
自分がやりたいこと死ぬまでやる。自己中心的な考え方と言われても幸せというのはこれに尽きると思う。
世界の全てを知り尽くした訳ではないけれど、分かっていることはこの病気は生まれて今まで自分の中で絶賛進行中だということ。
好きなことを追い求めて、狂うほどのめり込む。やはりこれ以上に面白い事が今のところ2020年の段階では見つかっていない。
もちろん刺激を求める感情は小学校から完全に覚醒していた。いわゆる普通の子ではなかった。
その調子で小学校では一番悪そうなやつと仲良くなっていた。彼の名前はヤンキーとつけておく。
『 小学校2年生でタバコがばれて警察騒ぎ 』という伝説級の武勇伝を持っていたヤンキーの服はいつもボロボロで、目つきは最悪、宿題もやったことなく卒業を迎えることになるヤンキーは先生からも目に見えるくらい邪魔者扱いされていた。
当たり前だ、先生にとって可愛がるメリットが無さすぎる。そんなヤンキーを見ていて似てるなぁ。と常に思っていた。
お互い平成史上最大に友達がいなかったのもあり、気付けばすぐ仲良くなっていた。
作文オタクと不良ヤンキー。いま考えるとほとんど漫画みたいなコンビだったと思ってる。
そんなヤンキーには誰にも譲らない"こだわり"をもっていた。ランドセルが男なのに赤だったんだ。
周りからもバカにされてるのに6年間ずっとランドセルは赤🎒
ヤンキーは赤いランドセルで登校して毎日宿題せず寝ていて喧嘩していた。もう刺激を通り越して、意味不明だった。
喧嘩の時にレフリーと呼ばれて、いつも負けた相手の傷を手当てしてた記憶がある。
そんなレフリーの作文オタクが赤いランドセルの真相に迫る話を書いてこうと思うわ。
理由聞いて驚いたさ。
『 気まぐれで続き書きます 』