「僕は今いる会社好きです。」と言う言葉を聞いた時に思った事。
私が今日友人から言われた事だ。
以前一緒の職場で働いていた時の彼を思うと、そんな事を言うイメージがなかったのでちょっと驚いてしまった。
その時の職場はブラックに限りなく近かったので、好きにはなれないのも無理はなかった。
現在彼が勤めている会社は、福利厚生も整っているし、変な人もいなさそうだし、仕事も充実していそうな雰囲気だった。
人間関係も上手く行っているみたいだし、彼に対しては良かったねと思った。
何より会社で評価されている事も大きいのだろう。
良かったねと思う反面、自分に置き換えてみると複雑な心境だった。
「私には愛社精神が全く無いなあ(苦笑)」と言った。
彼は「人それぞれだから」と特に私の考えを否定しなかった。
評価されていると言う事は仕事を頑張っているんだろうし、働き方(姿勢)が会社に合っているのだろう。
前の会社で上手く行かず孤立した私には到底出てこない感情だなと思った。
いつ梯子を外されるか分からない、会社がずっとあるかも分からない、上司が変われば自分の身がどうなるかも分からない…
人間不信の様になり、会社にも期待するのやめよう、期待した分怒りと絶望で染まる位なら好きになんかならない方がいいんだ、と諦めた様な考えをしている自分はどうなんだろう。
会社の事好きだって言えるのが少し羨ましかった。充実していないと出てこない言葉だから。
充実している時が永遠に続くと言う保証はない。
幸せも不幸もずっとは続かない。
私の心の中でいつも片隅にある思いだ。
会社の事が好きになれなくても、いつ会社がなくなってもいい様に準備だけはしとかないといけないと思っている。
…人の気持ちも会社も永遠なんて無いだろうから。
リストラされる立場になったら、好きだなんて気持ちなど無くなるだろうし。
私は、「会社が好き」よりは、「この仕事が好き」の方が私にはしっくり来るかも知れない。
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