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退職者に「先越された」と思う事。

私は3回退職している。
その中で「あの人退職するんだ。先越されたな」と思った事が2回ある。
どちらも後輩が先に退職した時だ。

転職先が決まってから退職してやると意気込むものの、なかなか決まらず焦っていた。
そんな中で退職していく後輩。

「羨ましい」と感じた。私よりいち早く、この重荷(会社)から解放されるんだ、いいなぁ。
スムーズに行けば私が先に退職を決め清々した気持ちになっていたのに。

会社が嫌な気持ちが溢れだし過ぎて、「羨ましい」「ズルい」と言う心境になっていた。

さらにネガティブな気持ちになってしまった事↓

・退職者の業務をやる羽目になる
辞める後輩の業務の1部を託される形になってしまった。
心の中では「私も辞めたいのに冗談じゃない」と思っていた。多分、嫌なのが表情にも出ていた。
辞めたいと思う時点でモチベーションなど皆無。

・業務を託せそうな後輩が先に辞める
人の入れ替わりが激しい会社にいた時、後輩が3名入社した。
何とか業務を覚えてもらって「私の業務渡せるかな」って時に、3名のうち2名が辞めてしまった。
愕然とした。心が折れた。
大事に育てたつもりだったのに。
若い人が辞めて行く会社に未来なんて無いと絶望して、転職活動に力を入れた。

・かと言って辞める人や周囲に「私も辞めたい」と言えない
複雑な表情の下で「私だって辞めたいのに…」と言う言えない思いが渦巻いていた。
転職活動が終わった訳ではないから、退職を口には出せない。
退職していく後輩を見ながら、自分は辞めたい素振りを見せず、仕事をこなしていくのがキツかった。

遅かれ早かれいづれは辞める未来になるだろう。
そして実際に辞めた。
辞めたい気持ち・もっと良い環境で働きたい気持ちを燃料に転職活動を頑張るしかない。

転職活動をしてみて、今の会社の良さを再認識したりする事がなければ、いよいよ終わっているなと感じる。
退職に向かって進むしかない。

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